カスタムは自己責任であることを前提に、今までサスペンションカスタムで個人的に感じたことを記録しておきます。あくまで私見ですので、ご承知ください。
<フロントサスペンション考 >
ノーマルでは、フワフワして物足りない感じがしてカスタムを開始しました。
試行錯誤しましたが結論から言えば、フロントサスはレースシーンでなければ現在の太さ、スプリングで良いと思います。
通常の走りで、フロントサスのよじれは無いかもしれません。但し、フルブレーキング時や、左右のオイル量を間違えた時(高速道路で、フロントサスのヨーイングが発生します。左右のオイル量には注意した方がいいです。)などに、剛性の弱さを感じたことがありました。また、今以上の速度(160㎞/h)の速度を出すことがあれば、たぶん剛性が問題になってくるのではないでしょうか。めったに無いことですが、フルブレーキング時に底付き感がありました。
剛性はカバーできませんが、底付き感を無くすために5年前にスプリングを「SR WPプロラインフォークスプリング」に交換してみました。
WPのスプリングには、オイルが付いています。説明書通りの液面高(量)に調整しました。しかし、サスが上下動しませんでした。当然にフロントサスが固くて、乗り辛くなります。
その後、オイルの量や番手を変えてみましたがスプリング自体が固いので乗り辛いことに変わりはありません。現在はノーマルスプリングで、番手は標準でオイルの量を標準よりやや増やして乗っています。フルブレーキング時の底付き感は残りますが、フワフワした感じは無くなりました。ノーマルスプリングの方が、街中ではむしろ乗り易いと思います。
SRのフロントサスカスタムでは、TZ250やXJのサスを流用することもあるそうですが、そこまでしなくとも街乗りならばノーマルサス+ノーマルスプリングでオイルの番手、量の調整で十分だと思います。
ちなみに、AAAではWPのスプリングの上部を切断して使用することがあるそうです。
<リアサスペンション考>
http://www.carrozzeriajapan.co.jp/ohlins/2w/
まだ値上げ前で、ショップの割引セールで7万円前後で購入したと記憶しています。(選択の主な理由が値段にあったことは間違えありません。)
ノーマルサスからオーリンズに変えた際に感じたことは、ノーマルに比べてフワフワした感じは無くなり、路面追従性が良くなりました。但し、コーナーでは、むしろアクセルを開けながら曲がる方が曲がりやすい感じがしていました。
今回AAA でプリロードを上にずらし、ストロークを増やしたことで更に乗り易くなりました。
路面の凸凹をソフトに吸収してくれます。また、コーナーでは今までのようにアクセスを開けずとも曲がれるといった具合です。フロントサスセッティングとの関係もあると思いますが、たぶん私の乗り方では、オーリンズ36Pのダンパー(36Pはダンパー調整ができません。)に対して調整後のスプリングの設定があっているのだと思います 。
オーリンズ36PはSR用ということで購入しましたが、この様な調整方法があったことは知りませんでした。もっとも、知っていたとしても治具がなければ調整は難しいと思います。
ちなみに、SRカスタム誌でオーリンズリアサスを使用しているカスタム車を見てみたら、結構同じようにプリロードを調整しているオーナーがいました。私の情報収集不足でした。
個人的には、現在販売している設定でSR用として販売するのはいかがなものかと、今は感じています。(この記事を書くために同社のHPを見ましたら、SR用の新サスペンションを販売する予定であることが掲載されていました。)更に、オーバーホール、調整、パーツ交換がカロッツェリアに限定していることもどうかなと今は思います。
AAAの試乗車のリアサスは、確かWPだったと思います。
まず、感じたことが「曲がりやすい!」。AAAの試乗車は、むしろニュートラルに曲がれるといった感じでした。
フロントサスの調整との組み合わせで当然に変わりますが、AAAのお奨めは、NITORON、WPだそうです。
NITORON→ http://www.nitron.jp/mc/index.php
WP→ http://www.wpsuspension.jp/index.html
カスタムの際には、デザイン、価格、想い、情報等々によって決めています。
SRオーナーの方々のブログ、HPを見ながら、どうしようと考えている時からカスタムは始まっていています。このように調べる、考える等の楽しい時間を過ごすことができるのも、カスタムショップ、パーツメーカの方々が色々な製品を開発販売していただいているからです。SRならではの楽しみが、多くのカスタムパーツであり、多彩なカスタム手法にあることは間違いありません。