おやじのSR 備忘録

SR400の今までのカスタムや故障など、あれこれを記録してあります

SRのサスペンションについて

2012年04月22日 | カスタム

カスタムは自己責任であることを前提に、今までサスペンションカスタムで個人的に感じたことを記録しておきます。あくまで私見ですので、ご承知ください。

<フロントサスペンション考

ノーマルでは、フワフワして物足りない感じがしてカスタムを開始しました。
試行錯誤しましたが結論から言えば、フロントサスはレースシーンでなければ現在の太さ、スプリングで良いと思います。

通常の走りで、フロントサスのよじれは無いかもしれません。但し、フルブレーキング時や、左右のオイル量を間違えた時(高速道路で、フロントサスのヨーイングが発生します。左右のオイル量には注意した方がいいです。)などに、剛性の弱さを感じたことがありました。また、今以上の速度(160㎞/h)の速度を出すことがあれば、たぶん剛性が問題になってくるのではないでしょうか。めったに無いことですが、フルブレーキング時に底付き感がありました。

剛性はカバーできませんが、底付き感を無くすために5年前にスプリングを「SR WPプロラインフォークスプリング」に交換してみました。

WPのスプリングには、オイルが付いています。説明書通りの液面高(量)に調整しました。しかし、サスが上下動しませんでした。当然にフロントサスが固くて、乗り辛くなります。
その後、オイルの量や番手を変えてみましたがスプリング自体が固いので乗り辛いことに変わりはありません。現在はノーマルスプリングで、番手は標準でオイルの量を標準よりやや増やして乗っています。フルブレーキング時の底付き感は残りますが、フワフワした感じは無くなりました。ノーマルスプリングの方が、街中ではむしろ乗り易いと思います。

SRのフロントサスカスタムでは、TZ250やXJのサスを流用することもあるそうですが、そこまでしなくとも街乗りならばノーマルサス+ノーマルスプリングでオイルの番手、量の調整で十分だと思います。
ちなみに、AAAではWPのスプリングの上部を切断して使用することがあるそうです。

 

<リアサスペンション考>

オーリンズ36Pを5年ほど前に購入しました。

http://www.carrozzeriajapan.co.jp/ohlins/2w/

まだ値上げ前で、ショップの割引セールで7万円前後で購入したと記憶しています。(選択の主な理由が値段にあったことは間違えありません。)
ノーマルサスからオーリンズに変えた際に感じたことは、ノーマルに比べてフワフワした感じは無くなり、路面追従性が良くなりました。但し、コーナーでは、むしろアクセルを開けながら曲がる方が曲がりやすい感じがしていました。

今回AAA でプリロードを上にずらし、ストロークを増やしたことで更に乗り易くなりました。

路面の凸凹をソフトに吸収してくれます。また、コーナーでは今までのようにアクセスを開けずとも曲がれるといった具合です。フロントサスセッティングとの関係もあると思いますが、たぶん私の乗り方では、オーリンズ36Pのダンパー(36Pはダンパー調整ができません。)に対して調整後のスプリングの設定があっているのだと思います 。

オーリンズ36PはSR用ということで購入しましたが、この様な調整方法があったことは知りませんでした。もっとも、知っていたとしても治具がなければ調整は難しいと思います。
ちなみに、SRカスタム誌でオーリンズリアサスを使用しているカスタム車を見てみたら、結構同じようにプリロードを調整しているオーナーがいました。私の情報収集不足でした。

個人的には、現在販売している設定でSR用として販売するのはいかがなものかと、今は感じています。(この記事を書くために同社のHPを見ましたら、SR用の新サスペンションを販売する予定であることが掲載されていました。)更に、オーバーホール、調整、パーツ交換がカロッツェリアに限定していることもどうかなと今は思います。

AAAの試乗車のリアサスは、確かWPだったと思います。
まず、感じたことが「曲がりやすい!」。AAAの試乗車は、むしろニュートラルに曲がれるといった感じでした。
フロントサスの調整との組み合わせで当然に変わりますが、AAAのお奨めは、NITORON、WPだそうです。

NITORON→ http://www.nitron.jp/mc/index.php
WP→ http://www.wpsuspension.jp/index.html

 

カスタムの際には、デザイン、価格、想い、情報等々によって決めています。
SRオーナーの方々のブログ、HPを見ながら、どうしようと考えている時からカスタムは始まっていています。このように調べる、考える等の楽しい時間を過ごすことができるのも、カスタムショップ、パーツメーカの方々が色々な製品を開発販売していただいているからです。SRならではの楽しみが、多くのカスタムパーツであり、多彩なカスタム手法にあることは間違いありません。

 


お花見がてらのお散歩

2012年04月15日 | ツーリング

吸排気カスタム、リアサス調整後の日帰りツーリングに行きました。
コースは、中低速コーナーが続く奥武蔵グリーンラインを選択。キャブとサスの調子を見ることにします。

見沼代用水沿いに桶川方面に向かいます。
桜もほぼ終わり

地面が桜の花びらで埋め尽くされています。

越生から奥武蔵グリーンラインに登ります。
タイトなコーナーが続きますが、アクセルのレスポンスもよく吹け上がりも好調です。
但し、あまり使用しない回転域ですが2000~2500回転での定速走行時にややギクシャクしているような感じがします。パイロットスクリューの再調整が必要かも知れません。

関八州見晴らし台に寄ります。

東京スカイツリーが望めるそうですが、あいにくの曇りで見晴らしがききません。
武甲山の山頂に雲がかかっています。

刈場坂峠で一休み。標高が高いせいで、桜はまだつぼみでした。

ときがわ町が眼下に見えます。

ときがわ町まで下りてきます。
登り、下りが続く道を走ってきましたが、リアサスの動きも良く前よりラインが取りやすくなった気がします。

ときがわ温泉四季彩館に寄ります。

古民家を改築した施設は綺麗で、露天風呂の下には渓谷が望めて風光明媚です。渓谷沿いの散策道も完備されていて、時間をかけて遊ぶにはいいかもしてません。

但し、浴場が狭いのが難点ですが1時間半ほど休憩しました。

コストコ入間店によって、女房が好きなパン「ディナーロール」を購入して帰宅しました。


リアサスペンションの調整

2012年04月07日 | セッティング

先週に引き続きSRカスタムショップAAAにリアサスの調整に訪れます。

先週、取り外してもらったWMマフラーとエキゾーストパイプを持って帰るために車で行きます。
車で行きますので、現在取り付けているオーリンズリアサスペンションをSRから取り外して、持っていくことにします。

下の図のように調整して、ストロークを長くします。

調整前
 

調整後

治具でスプリングを縮めて、クリップの位置を上にずらして終わりです。
調整は、専用の治具で行います。(治具なしでスプリングを縮めるのは困難だと思います。)

自宅に戻って調整済みリアサスを取付けて、近所に散歩に出かけます。
見沼代用水路沿いの桜が7分咲きで綺麗です。

今までは路面の凸をひろってコツコトといった突き上げるような感じがしていましたが、リアサスの調整でストロークが伸びた分突き上げる感じは明らかに少なくなりました。あわせて、今まで以上に曲がりやすくなりました。
今回、同時期に吸排気見直しとリアサス調整をした結果、出力特性と乗り心地が変わったことで、違うバイクに乗っているようです。
 AAAにカスタムの相談をして大正解でした。エンジン本体のチューニングは先送りにしましたが、今まで以上に乗りやすくなり、違うバイクに乗っている気分でこれから数年は楽しめそうです。

AAAの佐藤社長、従業員の皆さんは、気さくで、判らないことには丁寧に答えてくれます。ありがとうございます。
同店を訪れるまでカリカリのチューニングショップだと思っていましたが、学生時代に出入りしていたバイク屋さんのように居心地が良く、これからもお世話になります。
また、カスタムの方向性で全く違うといっても過言でないSRになることも知りました。いつかは、エンジンチューニングを同店でしたいと思います。

 


AAAでキャブレター調整しました

2012年04月01日 | カスタム

 AAAオリジナル「USフルパワーオールステンレス」取付け後に、キャブ調整をしてもらいます。

佐藤社長からFCRキャブは今までのセッティングデータが揃っているので、調整しやすいと聞いていましたが、私が取り付けているTMR-MJNキャブの調整も快く引き受けていただきました。

キャブの清掃分解
キャブを分解して、溶剤につけてカーボンや汚れを落とし、コンプレッサーでエアを通してもらいます。
結構、カーボンが付着していたようです。
市販のスプレータイプのキャブクリーナーでは、内部の汚れを落としきれないそうです。

パワーフィルターのオイルを除去します。
オイルを落とすとパワーフィルターの寿命が縮むそうですが、オイル付の状態で調整することは相当難しいそうです。

清掃したキャブを組立、SRに取り付けます。

キャブ調整
SRをダイノマシンに載せます。

データをマッピングします。

縦軸にパワーと空燃比が、横軸に回転数が表示されています。
空燃比を13.5にセッティングするそうです。

私が乗りながら調整したWM SR ステンレス7Rメガホンマフラーでのセッティング状態で測定を開始します。
・MJ…140番
・PJ…35番
・MJN…C、上から3段

1回目の測定
パワーは30ps位出ているようです。
空燃比も13.5前後から始まっていますが、3000回転前くらいから上がり始めて3500回転前後で15くらいを示しパワーが急激に落ち込んでいました。その後、4500回転以降は、きれいに13.5前後を示しています。
佐藤社長がMJNを2段下げる(薄くする)ように指示して、キャブを再調整します。

2回目の測定
今回の測定では、3500回転前後も13.5を示しています。但し、5000~6000回転の間がデータとして表示されていません。佐藤社長がぼそりと「やはりな…」とつぶやいているのが聞こえました。どのような意味なのか判りません?

「これで乗ってみてください。」と佐藤社長。
先ほどのつぶやきが気になりますが、店舗の周りを乗ってみます。

試乗車で既に体験していましたがマフラーが異なると、こんなにも変わるものかと驚きます。
WMマフラーに比べると音質はやや甲高く、振動が大きいように感じますが、振動(鼓動感)は不快なものではなく心地よく感じます。
 今までは低速域のトルクがやや弱いような気がしましたが、スーパートラップは全域でパワフルで吹け上がりは早いようです。 店舗の周りをしばらく走り回りましたが、息つきやもたつきは感じられません。
このセッティングで乗ることとしました。
調整後セッティング
・MJ…140番
・PJ…35番
・MJN…C、上から1段

佐藤社長と雑談していると、社長から「リアサスの調整をしてあげる」というありがたいお言葉が。
 朝10:30に訪問しましたが、マフラー交換、キャブ調整を見ていたり、雑談しているうちに15:30になってしまいました。
家の用事があったので、来週にお願いして帰途につきました。帰路しかSRに乗れないのが残念です。

パワーフィルターにオイルを付けずに乗っていたその後です。

今までにも、エンジン始動時にキャブからのバックファイヤーでパワーフィルターから少し煙が出ることはありました。
今回パワーフィルターにオイルを付けずに乗っていましたが、バックファイヤーでパワーフィルターの一部溶けてしまいました。(佐藤社長が言っていた、オイルを付けないとパワーフィルターの寿命が短くなるとはこのことだったようです。)
今回のバックファイヤーでは、いつもより煙の量が多く、しばらく出続けました。このままパワーフィルターに引火するのではないかと心配になりましたが、煙が治まったので取り外して見てみると、内側が一部溶けて(燃えて?)いました。
パワーフィルターを取付けて乗る際には、オイルを少量でもつけた方がよさそうです。(引火したら怖いので)


USフルパワー オールステン

2012年04月01日 | カスタム

朝10時半にSRカスタムショップAAAに行きます。

 お願いしていましたステンレスエキパイとセットになっている同店オリジナルスパートラップ「USフルパワーオールステンレス」を取り付けていただきます。
このエキパイには他のマフラーを取り付けることはできないそうです。但し、ノーマルエキパイ(内壁があって2層になっています。)との構造上の違いから、オリジナルエキパイのほうがパワーを出しやすいそうです。

取付け費用は、同店オリジナルのため不要とのこと。

取付け時の外観

後方排気口は飾りでふさがっています。

ディスクは8枚が標準だそうです。

排気の抜けを良くしたければ、枚数を増やします。
音量を抑えたけければ、枚数を減らします。
ド素人にも、西さんは丁寧に教えてくれます。

同店で取り付ければ、AAAオリジナルエンブレムを取り付けてくれます。

次は、キャブ調整です。