言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

雨宝童子

2020年11月11日 | 人吉球磨の仏

 人吉伊勢神宮にある雨宝童子(うほうどうじ)のことです。記録に(神像)とありました、初めて見たときは仏像じゃ!と思いました。衣服がちょっと違うようでしたが神像には見えなかったのです。Nakanishiさんから「雨宝童子」と教わりました。仏像辞典なるものには(神仏習合思想から生まれた大日如来の化身)とあり、(天女形で頭上に五輪塔を戴き、右手は宝棒と左手は宝珠を持っています)と紹介されていました。

         

 頭上の五輪塔と右手の宝棒がはっきりしませんが、そのように思われる像です。造立年代は書かれていませんが「大円作」とあるので“文政ころ”の作なはずです。

 日本の神仏はうまい具合に(神仏習合)されていて、日本人らしい宗教観があって面白いし分かりづらいところがあります。八百万の神を信仰し続けた国民性は世界にも類がないのではないでしょうか。そんないい加減さ?が神社で柏手で打って、わが家の仏壇に線香あげて、クリスマスの夜にメリークリスマス!をすることが平気でできるようになっているのだと思われます。「雨宝童子」を見ながらそんなことも思いました。人吉球磨に‘雨宝童子’がどのくらいおられるのか興味深いことです。

 

 今日は文化財保護委員会でした。コロナのせいで今年度1回目の会議でした。またまた村指定の文化財を指定する話をしました。

 今日の天気(霧→

 


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