たべものをつくること、たべること。

震災騒ぎでばたばたしてたのでまったく気づかなかったんですが、みをつくし料理帖新しいの出てたのね～。
大好きなシリーズです。
ちょうど季節も今頃の話で、これまた同じように菜花だの金目鯛だのを買っていそいそと台所で作業しておりました。

カフェでくつろぎながら読んでいたんですが、反省しきりですね。
こないだの震災を機に、食べるということの考え方をちょっと見直したばかりだというのに、またすっかりその気持ちを忘れて、安く短時間に腹に詰め込むことに傾きかけていました。

昨日のお昼を、某ビュッフェランチにしてみたんですが、どうも楽しくない。
おなかは満ちるんだけど……豊かな気持ちにならないっていうのかな。
キッチンカンナさんとかpousse cafeさんみたいな、しみじみと体にしみていくような感じがしなくてね～。
野菜たっぷりとかそういうところは同じなのに、と思ったんだけど。
みをつくし～でちょっと感じたのは、つまりビュッフェは誰が何を食べるかなんて考えてなくて、ここに並んでるのは「わたしに」作ってもらった料理じゃないからなのかな～？なんてね。
容赦ない（笑）おかわりに耐えられるように、わっしわっしと野菜を刻んでがががーっとドレッシングで合えて、どさっと出して。
悪いことというわけじゃないけど、荒れた態度はそのまま料理に出てしまうような気がする……ということは、わたしが最近作ってたご飯もきっとそうなんだろうな。

日常的には難しいんだけど、ゆっくり、ていねいに、たのしく、ごはんを作って食べることができる時間を持たなきゃね。


早食いだから、そこらへんも直しつつ。
（また一昨日、魚の骨をひっかけて痛い思いを……）