なにがあるかは時の運

日々のできごと

ヒルヅケ

2006-10-07 23:18:33 | Weblog
一夜漬けより、朝漬けより、もっと切羽詰って
昼漬。そんな言葉あるんかい。

文楽の予習は、出かける直前30分くらいでした(笑)
一応図書館に行ってめぼしい本を3冊借りて
でも一番読もうと思ってた本がなかったので買ってきました。

葛西聖司・著『文楽のツボ』

これがやっぱりわたしには一番分かりやすく、読みやすかったな。
Amazonのレビューにも書いてあったんだけど、ホントに涙が出そうになる。

で、みどころききどころが詳しく書いてあるので
実際に舞台(?)を見ていて、ああこの場面のことか!とすぐ分かります。
これはいいですよ~。

舞台が始まる前にはそれぞれの担当の方が、自分(たち)の技術について少しだけ解説してくれました。
義太夫も三味線もそれはそれは興味深いのですが、やっぱりあの人形がすごいです。まあいちいち動きの細かいこと細かいこと!!(笑)
生意気にも自分のかんざしを右手で引き抜いて、身だしなみ整えて挿しなおしたり、着物脱いでみたり布団もってきたり敷いてみたり。演目の最中にも、客席のあちこちで感心のため息が漏れてました。
脇役のお人形も動きが細かいです。すごい。
わたしは7列目で見てたんだけど、もっと近い席で見たかったなぁと思うくらい細かい。でも近くても、全体が見えないとつらいんだろうな。背景も凝ってるので。

あらすじが頭に入ってると、文楽は一応ついていけます。
舞台で行われてることがきちんと見えるからね。
でも、語りは聞き取れませんでした~
あれは耳が慣れるまではつらいかも。
今まで見たことのある日本の伝統芸能は、能、狂言、文楽の3つになりましたが
わかりやすい順だと狂言、文楽、能かな。
とすると、やはり耳から入ってくる情報って大きいんだわ。
もっと聞き取れたら、涙ナシで見られないかもね。

お隣の席のお客さんは
「けっこう面白い~!」といって帰られました。
わたしも同じ感想。
文楽、来年も見に行きたくなっちゃった

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