風のハーモニー

ある時はチョイ悪ライダー、ある時は良妻賢母、そしてもう一人のHUZUという人間が登場するドラマの始まりです。

韓国での結婚式ー結婚式ー

2008-11-09 20:48:31 | Weblog
2日の結婚式に私たち家族と兄、姉、甥と6人で韓国に向かった。
息子と彼女とインチョン空港で待ち合わせ、一路全州へ・・・4時間バスで行かなければならないが、思ったより都会で驚いた。
全州は60万都市で、韓国では伝統文化が一番残っている都市だと聞いた。ホテルの直ぐ近くに「韓国村」があって昔の韓国のたたずまいをそのまま表現した村になっている。実際住民が住んでいるというのも驚きだ。しかも、ここに16代目の王様も暮らしていて、韓国では王様に対して政府は何も援助しないので貧乏なそうだ。可愛そうだという事でこの「韓国村」の一角に住ませ、16代目の王様はここから仕事にいっているらしい・・・。

今回の結婚式で私にもチョゴリを作っててくれた。美容院に連れて行ってもらい、昔ながらの髪型に結ってくれた。
式は文化センターの外で行い、200名近くが式場(外)に集まってきた。

{チョゴリを着た私は、韓国夫人・・・はまりそう}

親戚の人と言葉を交わしたり、お婆ちゃんたちが日本語を少し話せるのには驚いた。小学校まで使っていたとのことだった。

伝統的な結婚式でしかも日本人との結婚と言う事で、聞きつけたカメラマン達が7・8人ひっきりなしにシャッターを押している

{私たちって日韓親善大使かしら・・・}

民族衣装を着た息子が顔を隠すように登場した。祝詞の老人が説明し始める・・
雁を持った息子が新婦の母に渡す(雁は一度得た縁を決して忘れない鳥なそうだ)
             ・
花嫁が籠に乗せられ登場する。籠から出たら、ずっと顔を隠している。
             ・
二人がテーブルの下で何か儀式をしている
             ・
両方の母親がそれぞれ、赤と青の蝋燭に火をつける(同じチョゴリ、もしくは色違いで着るらしい)
             ・
新郎新婦は赤い糸、青い糸で結ばれた半分に割れた瓢箪の杯で何度か酒を酌み交わす(もともと男と女は同じ人間だった。それが別々に暮らしここでようやく一つになった)新婦は顔を隠したままで瓢箪の杯が重なったとき始めて顔を見せた。
             ・
ようやく皆の前に顔を上げ、立ち一礼する。その間ずっと祝詞が朗読しているような感じだがとっても厳かだった
             ・
ここから祝宴の韓国の伝統的な舞が始まった

大体30分くらいの流れだが、新郎新婦の両親は二人の横の席で見守るような形になっている。

最後に拍手して終わりだが、そのあと奥の別室にて親の儀式があった。

伝統的な豪華なお供え物の前に私たちが座り、新郎新婦がお酒を注ぐ。杯を空けたら、一つつまみを食べ二人に挨拶の言葉を述べる・・・深々と二人が頭を下げている。まず夫から一言述べたが途中で感動して声をつまらせた(子供たちにこんなに頭を下げられた事がなかった・・・それがよっぽど嬉しかったらしい)
次に私、兄、姉、娘、甥・・何度かこの繰り返しをする。娘だけは特別花嫁が沢山のつまみを渡す(嫁にとって小姑は一番怖い存在と言う事で機嫌取りらしい)
最後に新婦の両親でおしまいだ。

日本のような披露宴はなく、来た人がそれぞれ別の部屋で食事をとりさっさと帰るのが礼儀らしい。

           今日は此処まで(写真無しですんまへん)