花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

鹿田山フットパス(5/2)

2024-05-09 15:41:47 | 散歩(花)
5月2日(木)
   そろそろ芍薬や九輪草が咲いているかと出かけました
  咲き始めた芍薬の花はまだ蕾多く見頃は少し先ですねぇ
  
 シャクヤク(芍薬) 
   ボタン科 ボタン属 
   原産地: シベリア 中国 モンゴル
   日本には古く中国から渡来し薬用や観賞用の栽培されています
   ボタンは樹木ですがシャクヤクは草本で高さは60㎝程度
   花期は初夏(5~6月)茎頂に一個の花を咲かせる
   冬には地上部が枯れて休眠する
  花の形は一重咲き  八重咲き 翁咲きなどがあります


 ナノハナ(菜の花)

 タイムロンギカウリス  
      シソ科 多年草   開花期:5月  草丈:5~10㎝
  別名:クリーピングタイム
 タイムの中でも生育が抜群に早くカーペット状に広がるので
 グランドカバーに最適でとても丈夫で暑さに強く夏も青々と良く茂り
 冬も葉が残る常緑性 
 初夏にピンクのポンポン咲きの花を一面に咲かせる

 タンポポ(蒲公英)

 カモミール?


 ウマノアシガタ  
  キンポウゲ科 キンポウゲ属 花期:4~6月 別名:キンポウゲ
  名前の由来:根本から出る根生葉(こんせいよう)の形が
        馬の足型に見えるとされる

 ギンラン(銀蘭)
  ラン科 ラン属の地生の多年草
  花期は5~6月茎先に数個の白色の花を付ける 
   山地や丘陵地の林床に生えるキンランと異なり株が非常に小さい
   株丈は5~30㎝で仲間のキンランの中では最も小さい
   仲間のキンランと同様に特殊な菌類の共生をする半寄生植物とされる
  ※移植では繁殖させられません
   草丈が20㎝弱で見落としてしまいそうな小さな花を付けていました
     初めて見た2本のギンランで  ( ..)φメモメモと

 クリンソウ(九輪草)
  サクラソウ科 サクラソウ属  多年草  開花期:5~6月  
  北海道~本州に四国の山間部に分布する多年草でサクラソウの仲間です
  開花は春で花は長く伸びた茎で2~5段の階段状に咲くその様子を
  五重塔の屋根に立つ九輪(相輪)に見立てて九輪草と名付けられた



キンラン(金襴)
  ラン科 キンラン属 多年草で地生ランの一種
     和名は黄色(黄金色)の花を付けることに由来する
  山や丘陵の林の中に生える地上性のラン高さ30~70㎝の茎の先端に
  直径1㎝程度の黄色い花を総状に付ける
  花は全開せず半開きの状態のまま花弁は5枚で3裂する唇弁
  葉は狭楕円形で長さ10㎝前後縦方向にしわが多い
  柄はなく茎を抱き7~8枚が互生する
  遠くに咲いていたのでピンボケです( ..)

 八重咲コデマリ
   バラ科 シモツケ属 落葉低木  原産地:中国  開花期:4~5月
   花はコデマリの八重咲のように見えますが別種です
   樹形はコデマリの様に垂れ下がらず葉も少し小型です
   性質は普通のコデマリと同じです  樹高は普通1・5m位になります


 
 ヤブレガサ(破れ傘)
   キク科 ヤブレガサ属の多年草
  和名の由来:芽出しの頃の若い葉の様子が破れ傘に似ることから
  落葉広葉樹林内のやや乾いた場所や斜面に見られる多年草
  早春に出る芽は若葉が綿毛に覆われ愛らしい破れ傘の様な形です
  初夏にあると先端に花径1㎝弱の白っぽい版をまばらに付けます
 マムシグサ(蝮草)
  サトイモ科 テンナンショウ属  多年草 やや湿った場所に生育する
  葉は多数の小葉に分かれ花の苞は緑色や紫褐色を帯びる
  花の形が蛇が鎌首をもたげた様に見える
  茎には紫褐色の模様がありマムシの皮膚の模様に似ている
  秋になるとトウモロコシ様の赤い実を付ける
  根茎を乾燥させて生薬として使う場合もある  生の根茎は毒

 フタリシズカ(二人静)
   センリョウ科 センリョウ属  花期:4~6月
   二本の花穂の先に米粒の様な花を咲かせる
   花穂は一本~三本 四本の時もある
   静御前とその亡霊の舞姿に例えたという

 アカメガシワ(赤芽槲)
  トウダイグサ科 アカメガシワ属 落葉小高木 別名:ゴサイバ(五菜葉)
  名前の由来:主に野山に生えており春に出る若葉が紅色で目立つ
  葉と種は染料に、樹皮は健胃の生薬になる

 遠くに見晴らしの丘
  奥が赤城山

帰りの道端にニセアカシアの花が高い木の上で咲いていました
  
 ニセアカシア(ハリエンジュ・針槐)
   開花期:5~6月  高さ:15m 
  学名に偽のアカシアの意味がある事から
  別名:ニセアカシア 単にアカシアと呼ばれる
 名前の由来:中国原産のエンジュに似ていて枝に鋭い針がある事から
       ハリエンジュ・針槐の名前が付いた
  原産地は北米のロッキー山脈以東地域で通称ニセアカシアと呼ばれる
  外来植物で日本には1874年(明治7年)頃に渡来しました
  代表的な蜜源植物の一つでアカシアは蜂蜜と称して販売されています
  しかし近年全国的に野生化して在来の植生を乱すなどの理由から
  日本の侵略的外来種ワースト100に選定(日本生態学会)されています
  また外来生物法の「要注意外来生物リスト」において
  「別途総合的な検討を進める緑化植物」の一つにも指定されています


                       2024.5.2  鹿田山フットパス
コメント (4)
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