↓ガイドをしてくれたツプテン・ パルダンさん(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
旅行期間:2012年9月15日~9月23日
3日目
朝熱いシャワーを浴びてさっぱりしたところへ、モーニングティーが部屋に運ばれてきました。
ちょっと生姜の利いたマサラティーです。
カーテンを開けて外をみると雲がたくさん・・。
この時期のラダックは天気がいい・・というよりそもそもあまり雨が降らない地域なのに。
ちょっとテンションが下がりますがこればっかりは仕方がない。
8時、朝食。
山名さんが持ってきてくれた味噌汁と、トースト、オムレツなどしっかりいただきました。
9時出発。
ロビーに行くと赤い袈裟を来たパルダンさんがいらっしゃいました。
山名さんとはもう10年来の友人で、今回のガイドも無理を言って引き受けてもらったのだとか。
とても偉い僧侶の方だと聞いていたのでちょっと緊張していたのですが、
なんとも人懐こい笑顔を向けてくれてほっとひと安心。
今回はそのパルダンさんのガイドを受けられるということで、
日本からICレコーダー(ICD-UX523-S)を持参してきました。
いつもはメモだけなのですが、それだけでは全てを書き取れないのは自明の理。
きっと威力を発揮してくれるはずです。
さて、準備も万端整いまずはシェイ王宮へ向かいます。
ホテルから30分ほどのどかな道を走り到着。
丘の上にあるのでそこまで坂を上っていくのですが、すぐに息が切れてしまいます。
そんな中、息も乱さずスイスイ上っていくパルダンさんはさすが。
御年67歳だと伺いましたが本当にお元気です。
ぜーぜー言いながら、なんとか建物の入口までたどり着き、ガイド開始。
ガイドは、最初にパルダンさんが英語で説明してくれて、
そのあと山名さんが日本語に訳してくれます。
各説明はICレコーダーの内容と写真を照らし合わせて掲載していきますが、
録音状態により、聞き間違いなどあるかもしれませんのでご了承ください。
=====ガイド=====
シェイ王宮はラダック王国の始まりとなった王宮。(ゴンパではない)
もともと西チベットに王様と3人の息子がいたが、
その息子たちにチベットの方と、この辺りと、ザンスカールのエリアをそれぞれに分け与え、
その中の一人でこのエリア担当になったラツェン・パルディブンが最初の王様になった。
彼は、ここからちょっと離れた場所に小さな王宮を建て、ラダック王国を統治していった。
ここに来たときいくつかの家族も連れてきたが、こういう辺鄙な場所なため、
まずインダス川から水を引いて周辺を耕作し畑を作っていった。
そうやって人の住める環境を整え、どんどん村が広がっていった。
王宮やゴンパを建てるときは、できるだけ、
丘の上で後ろに岩壁や山、前に湖や川などがある場所を選ぶ。
最初の王様ラツェン・パルディブンが建国したのが9世紀で、
その後王様が新しくなる度に王宮を建て増ししていき、
17世紀前半、シンゲン・ナムギャルの息子のデルダン・ナムギャルがこの建物の礎を作った。
デルダン・ナムギャルの時代になった時には、
バスゴーの王宮もレーの王宮もすでにあったが、
このシェイ王宮をもう一度作り直したいと思い手を入れることになった。
そして、この建物とともに目の前の池も作った。
池の脇にある小道はずっと昔からキャラバンが使っていた道で、
その当時の人はその池に王宮が写る景色を見ながらやってきた。
昔はこの辺りにも集落があり、その集落全体が城壁に囲まれていた。
その城壁には南と西にゲートがあり集落にはそこからしか入ることができなかった。
デルダン・ナムギャルは父のシンゲン・ナムギャルのためにお堂を作り、
当時ではラダックで一番大きな釈迦牟尼仏陀を安置した。
===============
さらに階段を上って中に入っていきます。
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3日目
朝熱いシャワーを浴びてさっぱりしたところへ、モーニングティーが部屋に運ばれてきました。
ちょっと生姜の利いたマサラティーです。
カーテンを開けて外をみると雲がたくさん・・。
この時期のラダックは天気がいい・・というよりそもそもあまり雨が降らない地域なのに。
ちょっとテンションが下がりますがこればっかりは仕方がない。
8時、朝食。
山名さんが持ってきてくれた味噌汁と、トースト、オムレツなどしっかりいただきました。
9時出発。
ロビーに行くと赤い袈裟を来たパルダンさんがいらっしゃいました。
山名さんとはもう10年来の友人で、今回のガイドも無理を言って引き受けてもらったのだとか。
とても偉い僧侶の方だと聞いていたのでちょっと緊張していたのですが、
なんとも人懐こい笑顔を向けてくれてほっとひと安心。
今回はそのパルダンさんのガイドを受けられるということで、
日本からICレコーダー(ICD-UX523-S)を持参してきました。
いつもはメモだけなのですが、それだけでは全てを書き取れないのは自明の理。
きっと威力を発揮してくれるはずです。
さて、準備も万端整いまずはシェイ王宮へ向かいます。
ホテルから30分ほどのどかな道を走り到着。
丘の上にあるのでそこまで坂を上っていくのですが、すぐに息が切れてしまいます。
そんな中、息も乱さずスイスイ上っていくパルダンさんはさすが。
御年67歳だと伺いましたが本当にお元気です。
ぜーぜー言いながら、なんとか建物の入口までたどり着き、ガイド開始。
ガイドは、最初にパルダンさんが英語で説明してくれて、
そのあと山名さんが日本語に訳してくれます。
各説明はICレコーダーの内容と写真を照らし合わせて掲載していきますが、
録音状態により、聞き間違いなどあるかもしれませんのでご了承ください。
=====ガイド=====
シェイ王宮はラダック王国の始まりとなった王宮。(ゴンパではない)
もともと西チベットに王様と3人の息子がいたが、
その息子たちにチベットの方と、この辺りと、ザンスカールのエリアをそれぞれに分け与え、
その中の一人でこのエリア担当になったラツェン・パルディブンが最初の王様になった。
彼は、ここからちょっと離れた場所に小さな王宮を建て、ラダック王国を統治していった。
ここに来たときいくつかの家族も連れてきたが、こういう辺鄙な場所なため、
まずインダス川から水を引いて周辺を耕作し畑を作っていった。
そうやって人の住める環境を整え、どんどん村が広がっていった。
王宮やゴンパを建てるときは、できるだけ、
丘の上で後ろに岩壁や山、前に湖や川などがある場所を選ぶ。
最初の王様ラツェン・パルディブンが建国したのが9世紀で、
その後王様が新しくなる度に王宮を建て増ししていき、
17世紀前半、シンゲン・ナムギャルの息子のデルダン・ナムギャルがこの建物の礎を作った。
デルダン・ナムギャルの時代になった時には、
バスゴーの王宮もレーの王宮もすでにあったが、
このシェイ王宮をもう一度作り直したいと思い手を入れることになった。
そして、この建物とともに目の前の池も作った。
池の脇にある小道はずっと昔からキャラバンが使っていた道で、
その当時の人はその池に王宮が写る景色を見ながらやってきた。
昔はこの辺りにも集落があり、その集落全体が城壁に囲まれていた。
その城壁には南と西にゲートがあり集落にはそこからしか入ることができなかった。
デルダン・ナムギャルは父のシンゲン・ナムギャルのためにお堂を作り、
当時ではラダックで一番大きな釈迦牟尼仏陀を安置した。
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