老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

補給支援特別措置法

2008-01-11 14:12:53 | 愚観想
アメリカの戦争を支援する補給支援特別措置法が参議院で否決され再び衆議院で3分の2の多数で可決される見通しである。憲法上許されることであるそうだが、そもそも、テロ対策特措法などが憲法上許されるものかの、根本的な問題がないがしろにされてきたことの方が問題である。

日本国憲法は戦争を否定している。軍隊をもたないと規定された日本がどうしてこのような国になってしまったのか、改めてこの機会に考える必要があろう。

戦後、米ソ冷戦の始まりから、日本の政府はアメリカの音頭により憲法を破ってきた。60年、70年安保改正時に日本の針路を変える機会があった。そして、冷戦が終結した時点でもその機会はあったが、政府も国民もそれの選択をしなかった。
今回は国会の一部である参議院が全うな決定をしたが政府がこれを拒んだ。

問題は急激には変らない。物事は一歩一歩変化するものである。日本も又泥沼の戦争に巻き込まれないことを願うのみである。