老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

大旦<08年1月の俳句>

2008-01-21 11:29:58 | 俳句

 打ち納め 悔いのみ残る ゴルフかな

暮れの26日ゴルフの打ち納めに裾野まで行きました。エージシュートを目指す意気込みは十分でしたが、結果は48-57=105と年間最悪のスコアーでした。人生と同じくゴルフも儘ならないものであることよ。

 忘年会 青春賛歌に 舞い戻り

翌27日は「けんじん会」の忘年会。この年齢になると青春時代がいやに懐かしく思い出されます。そして歌う歌は若かりし頃覚えた歌ばかりです。

 大旦 あまねく照らす 天地人

毎日太陽は見ているのですが、なぜか元旦ともなると神々しく見えるものです。お天道様は我々に等しく光を投げかけてくれますが、政治も等しく国民に恩恵を施して欲しいものです。

 恙無し 妻と二人で 雑煮食う

毎年子供達が孫を連れて我が家に来ますが、今年はどちらも来ませんでした。淋しいと言えば淋しいが、古女房と二人きりでの正月も良しとせねばならぬか。

 初風呂や ハドリアヌスの 城思う

過日イギリスを旅した時、古代ローマ皇帝・ハドリアヌスの城壁を見ました。現代の日本人と同じ様に湯船に浸かっての入浴は古代ローマ人だけです。初風呂に浸かりながら、遥か古代ローマ兵の風呂跡を懐かしく思い出しました。

 古稀にして 古稀を学びて 屠蘇祝う

杜甫の漢詩から「古稀」の出典を見つけて、その意味を改めて学びました。”人生は短い。酒でも飲んでいないとやっていられない。”今年の10月で私も満70歳となります。古稀の年に古稀の意味を学んだ。なにかの因縁でしょうか。

 自由化と 改革が生む 格差かな

”官から民へ”の掛け声に踊らされて「小泉劇場」は終りました。残ったのは格差の拡大のみです。本当の国民の幸福を考える政治家の現れんことを願うのみです。