老夫婦バックパッカー世界旅

定年退職後、老夫婦で安宿を泊まり歩きの世界旅の記録です

西漢南越王墓博物館

2009-01-16 09:45:23 | 中国の旅
紀元前214年、秦の始皇帝が嶺南を占領し統治した。秦の崩壊後、秦の将軍であった超陀が自ら王を名乗りこの地に南越国を建国し現在の広州を都としたのが広州市の始まりと言われている。
1983年、前漢時代の第2代王文帝の石室墓が発見され、2200年前の埋葬品が出土した。西漢南越王墓博物館の館内にはこれらの出土品が展示されている。
玉器、青銅器、陶器など貴重な出土品が多くあるが、なかでも圧巻は絲楼玉衣。これは1191枚の玉片と赤いシルクの糸で作られた衣装で、埋葬された王の全身がこれで覆われていた。
入館者があまり多くないく、ゆっくりと見て歩くことが出来た。

博物館を出て、蘭圃(蘭に囲まれた大きな公園)にも立ち寄った。300種1万鉢以上の蘭が置かれている。特に東洋蘭の種類は多く、市内にあっても街の喧騒から隔たれており、市内観光に疲れたときには絶好の場所であろう。


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