二人でゆったり温泉・露天風呂

露天風呂、温泉、リゾートホテル等、夫婦で気の向くままに楽しんだ記録です。

四万温泉の「四万たむら」で温泉三昧

2012年08月25日 | Weblog

 今回は、完全放流式天然温泉で有名な四万温泉の「四万たむら」に一泊して来ました。

 交通手段は、東京駅まで電車で、東京駅からはバスで四万温泉へ。
バスは関越交通の「四万温泉号」で、バスの乗り場は八重洲通りの東北急行バス停です。
東京駅を降りると、八重洲地下街中央口から入り22番出口を出て、直ぐのセブンイレブンの前が東北急行バス停です。
 「四万温泉号」は1日1往復で、東京駅9:00→四万温泉12:30、四万温泉13:45→東京駅17:30となっています。

田村坂

 「四万グランドホテル」のバス停を降りて坂を少し上ると「四万たむら」です。
この坂を「田村坂」と呼んでいます。
「四万グランドホテル」の入り口の橋で、「日向見川」と「新湯川」が合流していますが、この「日向見川」と「新湯川」に挟まれた10万坪の森に、「四万グランドホテル」・「四万たむら」・「四万花涌館」があります。

「四万たむらの玄関」

 「田村坂」を上ると、茅葺屋根の建物が見えます。
ここが、玄関です。
一瞬民家と間違えましたが、「温泉宿」の木の看板で確認が出来ました。
「四万たむら」は、遠くは室町時代に湯治場として栄え、5百年もの長い間、多くの人々が訪れ、現在に至っています。
茅葺屋根の建物は玄関のフロント部分で、部屋などは鉄筋コンクリート建てです。

部屋からの景色

 部屋は、木涌館のバストイレ付の15畳以上もある和室です。
もちろん禁煙室を希望。部屋からの景色も庭園風で心が和みます。

部屋の内湯

 内湯は、浴槽や壁に檜を使っていて、しかも温泉です。
部屋の内湯が温泉なのは、とても珍しいです。

「四万たむら」の露天風呂「森のこだま」

 温泉は、新湯川の川床から湧き出る天然掛け流しの温泉です。
無色透明で、胃腸病に効果があるといわれています。
また、コラーゲンの生成を促進するといわれる「メタケイ酸」が多く、美肌の湯として女性に好評です。
写真は、「四万たむら」で客に一番人気の露天風呂「森のこだま」です。
川のせせらぎと四季折々の景観を楽しみながら、森林浴、滝のマイナスイオンを満喫できる露天風呂です。

大浴場「甍(いらか)の湯

 大浴場「甍(いらか)の湯」は、二層吹き抜け構造の広々とした空間の建物で、一階が男湯で二階が女湯となっています。
玉石を敷き詰めた浴槽の底からこんこんと源泉が湧き出ています。
湯船は、5ヶ所あり、ぬる湯からあつ湯までお湯の温度が分かれているので、好みによって楽しむことができます。

 幻の湯「竜宮」

 幻の湯「竜宮」は、川原の中に掘った混浴露天風呂です。
川の水かさが増すと水没してしまうことから幻の湯と呼ばれています。
小さな2つの風呂があり、夏は「さくらプール」から水着のままで利用することが出来ます。

 足湯

檜風呂「御夢想(ごむそう)の湯」

 檜風呂「御夢想(ごむそう)の湯」は、鬼退治で知られる碓井日向守の夢枕に現れた童子が
温泉を授けたと伝えられています。
それにちなんで「御夢想の湯」と名付けられましたが、朝昼は無双窓からの日差しが、夜は月明かりが湯船を照らします。
檜の香りに包まれながらの湯は、目をつぶるとゆったりとした気持ちになります。

庭園露天風呂「甌穴(おううけつ)」

 庭園露天風呂「甌穴(おううけつ)」は、急流が、何千何万と時間をかけて岩に穴を穿った、四万の名所「甌穴」をモチーフにした露天風呂です。
角度によっては、エレベーターや部屋から見えるので注意が必要です。

岩根の湯

「岩根の湯」は、 四万の源泉は、大きな岩が割れて、お湯が湧き出したといわれています。
その故事により岩根の湯と名付けられました。
浴槽はレトロなタイル張りで、石張りです。打たせ湯やサウナもあります。

月替わり懐石料理

 夕食は、個室での月替わり懐石料理でした。
懐石料理は、やはり個室食事処がいいですね。
料亭山桜は、和風の風情ですが、テーブルと椅子の形式になっていて、無理に畳に正座せずに、ゆったりと落ち着いて食べることが出来ました。

朝食はバイキング。

 朝食は、和食を中心としたバイキングでした。
四万温泉のたむらの源泉で炊いたお粥を選びました。お粥の素材は月毎に変わりますが、8月は粒蕎麦粥でした。

飲泉所

 四万温泉は昔から「日本三大胃腸病の名湯」の一つに数えられています。
飲泉することもでき、便秘症の方には冷やして飲むと効果的です。
飲泉所は自然湧出している温泉で飲むことが出来ます。
「四万たむら」には、たむら坂を上りきったところの右側の花涌館玄関脇(写真)と、さくらプールサイドにあります。