二人でゆったり温泉・露天風呂

露天風呂、温泉、リゾートホテル等、夫婦で気の向くままに楽しんだ記録です。

長崎ランタンフェスティバルとハウステンボス

2010年02月28日 | Weblog
長崎ホテル清風の展望露天風呂(満天の湯)


 2010年2月25日~27日、長崎ランタンフェスティバルとハウステンボスに行って来ました。
25日朝の羽田空港は、濃霧が発生し出発が遅れましたが、長崎空港には10分遅れで無事に着きました。
ニュースでは、「25日朝、羽田空港の上空に濃い霧が発生し、午前中はおよそ4時間にわたって旅客機の着陸がまったくできない状態となり、173便が欠航しました。」とあり、ビックリしました。
 写真は、[長崎ホテル清風の展望露天風呂(満天の湯)]です。
雨が降っていて長崎の美しい夜景は見れませんでしたが、このホテルは、長崎市内を一望できる稲佐山の中腹に建っていて、全客室より港・夜景・日の出を見ることが出来ます。
なお、風呂は温泉ではなく、温泉の成分を含んだ天然水使用の湯です。

長崎平和公園の「平和の泉」


 長崎平和公園には、多くの被爆建造物と記念碑があります。
平和祈念像は、1955年8月8日(昭和30年)に5年の歳月と浄財で完成しました。北村西望氏が作成した青銅製の像で、高さ9.7m、台座3.9m、重量約30トン、です。
天を指す右手は「原爆の脅威(長崎の過去)」を、水平にのばした左手は「平和(長崎の未来)」を示し、軽く閉じた瞼は戦争犠牲者の冥福を祈っています。
その他、「長崎刑務所浦上刑務支所」、「動員学徒の碑・長崎の鐘」、「戦災復興記念」、世界各国から贈られた平和と人類を象徴する多数の「モニュメント」が立ち並んでいます。
 そして、改めて原爆の恐ろしさと悲惨さを思い知らされたのは、「平和の泉」の石碑に書かれていた「のどが乾いてたまりませんでした。水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました。どうしても水が欲しくてとうとう油の浮いたまま飲みました。」の文字を読んだ時でした。

大浦天主堂


 大浦天主堂は、鎖国が終わった後、フランス人によって建てられた礼拝堂で、日本最古の木造ゴシック建築で、国宝です。
西洋建築の国宝はこれが日本唯一だそうです。
この御堂は日本二十六聖殉教者に捧げられたもので、正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」と言われています。

旧三菱第2ドックハウス


 写真は、グラバー園にある旧三菱第2ドックハウスです。
ドッグハウスとは、修理の為に船が造船所に入っている間、乗組員たちが宿泊した施設のことです。
この旧三菱第2ドックハウスは明示29年に作られた典型的な西洋建築で、ベランダを八本の柱で支えており、このベランダから素晴らしい長崎の景観が楽しめます。
 グラバー園(グラバーえん)は、長崎県長崎市南山手町の斜面上にあり、旧グラバー邸・旧三菱第2ドックハウス・旧リンガー住宅・旧オルト住宅などの西洋館がある公園です。
高台の斜面にあるために長崎湾や市街中心地を一望することができ、長崎の情緒を感じることができます。
 公園の中に、世界三大オペラにも数えられる長崎を舞台にした歌劇蝶々夫人を演じて世界的に有名な三浦環の像がたてられていました。又、旧グラバー住宅には、廊下の天井に窓のない隠し部屋があり、ビックリしました。グラバーは、倒幕派に肩入れをしていましたので、密談に使用していたのでしょうか。現在、NHKで坂本竜馬のドラマが放映されていますので、しばし幕末の歴史を感じてしまいました。

沢山のランタンが飾られた眼鏡橋


 眼鏡橋は、中島川に架かっています。この橋は、長崎興福寺の唐僧黙子如定(もくすにゅじょう)が寛永11年(1634年)に架けたもので、日本初のアーチ構造石橋です。川面に写るその姿が眼鏡のようだというところから「眼鏡橋」と呼ばれています。
1960年に国の重要文化財の指定を受けています。また、長崎には石橋が多いように思えますが、本物の石橋は、眼鏡橋、桃渓橋、袋橋だけだそうです。
眼鏡橋の長さは、22m。幅は3.65m。高さは5.46mとなっています。
現在の眼鏡橋は、昭和57年の長崎大水害で半壊しましたが、流れた石材を拾い集めて元の姿に完全復旧したものです。
かなり探すのに苦労しましたが、眼鏡橋の横の石垣の中に、ハートストーンを見つけました。

ランタンフェステバルで賑わう長崎新地中華街


 長崎新地中華街にはランタンが飾られ、雨の日にも関わらず沢山の人で賑わっていました。
このお祭りは、長崎在住の華僑の人々が、中国の旧正月(春節)を祝うための行事として始めたもので、もともと「春節祭」として長崎新地中華街で行われていましたが、平成6年から「長崎ランタンフェスティバル」として規模を拡大し、長崎の冬を彩る一大風物詩となりました。
 「2010長崎ランタンフェスティバル」は、平成22年2月14日(春節)から2月28日(元宵節)の15日間にわたり開催されています。
期間中は、中国の「元宵節」にあわせてランタン(中国提灯)が飾られ、その数は、市内中心部で約1万5千個にもおよんでいます。また、中国色豊かなイベントも繰りひろげられています。
イベントを見たり、新地中華街をゆっくり散策したかったのですが、当夜は雨で、見れたイベントは中国獅子舞だけで、残りは中止になってしまったりして、楽しむことが出来ませんでした。

クルージングの船[海王]


 九十九島のクルージングは、大小200以上もの島々が連なり、島の密度が日本一といわれる西海国立公園九十九島のクルージングです。
日本本土の最西端にあり、島々特有の自然の造形が素晴らしい。東北の宮城県松島の海と違って、海が綺麗なのが印象的でした。
九十九とは、数が沢山あるという意味で使われおり、実際の島の数は208あります。

チューリップが美しいハウステンボス


 ハウステンボスの自由散策は、時折、雨と風が強くなりましたが、写真のように異国情緒たっぷりでした。
天候が悪いせいもあって、[アミューズメントで、ホライゾンアドベンチャー]を体験してみました。
実際にオランダで発生した大洪水の猛威を体験することができる大迫力の体感シアターです。
特殊装置を駆使して霧や稲妻、波、豪雨、竜巻が発生し、800トンもの本物の水がものすごい迫力です。
高さ18m 、幅52m にもおよぶ巨大ホリゾント(舞台装置)をバックに、オランダの人々が経験してきた自然の脅威を、オランダの風景をリアルに再現したものです。

平戸城


平戸城は、平戸市街地の丘の上に建つ城で、天守閣から眺めると、晴れた日には、平戸瀬戸の急潮や黒子島の原生林が、そして遠くには壱岐の島が見えて素晴らしいそうです。
城内には平戸藩時代の遺品等が多く展示されていました。
その中に、素晴らしい雛人形が展示してありました。説明には「松浦家最後の藩主詮(あきら)が明治時代に寄贈した雛人形で、息女の結婚を機に平戸小学校に寄贈したが、東京日本橋の老舗人形店久月本店の人形」とあり、今では値段のつけようがない高級品だそうです。

オランダ橋


 車中より、「オランダ橋」が見えました。当初ここに架けられていた橋は木橋でしたが、三十代平戸藩主の命により1702年(元禄15)に石橋に架け替えられました。
オランダ商館建造に携わった日本人石工が、地元の石工たちに伝授した架橋技術で建設されたと伝えられるため、オランダ橋ともよばれています。もともとは平戸城に入る門前橋ですが、現在では平戸のシンボル的存在となっており、重要文化財でもあります。

寺院に囲まれた平戸カトリック教会


 海岸通りから続く石畳を上ると、寺院に取り囲まれた薄緑の尖塔の平戸カトリック教会(聖フランシスコ・ザビエル記念聖堂)が見えてきます。
カトリック教会の尖鋭な屋根と十字架、そして寺院の屋根瓦がひとつの風景となり、日本と西洋の文化を感じさせる平戸を代表する景観のひとつですが、おもて向きは仏教徒を装う隠れキリシタンとして信仰を続ける為だったようです。