なんちゃって日本語教師なんかしてますが、時々本当に正しい日本語がわからなくなります。
ある日、生徒さんとメッセージのやりとりをしていて、私が
「(生徒さんの小さい娘の)ナタリーにノンタンの絵本を買いましたから、こんど もっていきますね」
と書いたらその返事が
「ありがとう。ナタリーは よろこびます」
でした。「ナタリーは」 うーん? おかしい。じゃ、「ナタリーが」 では? いや、やっぱりおかしいか。あれ???
しばらく考えましたが、我々ネイティブの日本語だったらここは主語を抜くところです。いちいち「私の名前はTAMAです」って自己紹介しないのと同じことです。でも、この「主語を抜く」ことができるのはかなり熟達した生徒さんでないと無理。いつ抜いて、いつ入れるのか、判断が難しいみたいなのです。だから「ナタリー」が入っちゃうのは仕方ない。ならば助詞は何になる?
「が」と「は」の使い分けには生徒さんの身になっても、また教える立場としても泣かされっぱなしです。これを「a」と「the」の使い分けと同じ、というふうに教えるやり方もあるようですが、それもやっぱり似てるけど違うと思うし。
さて、この場合、「ナタリーは喜びます」「ナタリーが喜びます」 助詞はどっちでしょう?
ちなみに私は答えを知りません。あえて言うなら「は」かな。
あーあ。日本語はめんどくさい。
「そのクソめんどくさい日本語をちゃんと『でちよ』とか『でちのに』とか自在に活用してる犬のボクをもっと尊敬しやがれってんでちよ。」
「ボクなんか日本語がんばってるけど相変わらずコミュニケーション取れない子って言われてるよ!ひどいよ!」
ある日、生徒さんとメッセージのやりとりをしていて、私が
「(生徒さんの小さい娘の)ナタリーにノンタンの絵本を買いましたから、こんど もっていきますね」
と書いたらその返事が
「ありがとう。ナタリーは よろこびます」
でした。「ナタリーは」 うーん? おかしい。じゃ、「ナタリーが」 では? いや、やっぱりおかしいか。あれ???
しばらく考えましたが、我々ネイティブの日本語だったらここは主語を抜くところです。いちいち「私の名前はTAMAです」って自己紹介しないのと同じことです。でも、この「主語を抜く」ことができるのはかなり熟達した生徒さんでないと無理。いつ抜いて、いつ入れるのか、判断が難しいみたいなのです。だから「ナタリー」が入っちゃうのは仕方ない。ならば助詞は何になる?
「が」と「は」の使い分けには生徒さんの身になっても、また教える立場としても泣かされっぱなしです。これを「a」と「the」の使い分けと同じ、というふうに教えるやり方もあるようですが、それもやっぱり似てるけど違うと思うし。
さて、この場合、「ナタリーは喜びます」「ナタリーが喜びます」 助詞はどっちでしょう?
ちなみに私は答えを知りません。あえて言うなら「は」かな。
あーあ。日本語はめんどくさい。
「そのクソめんどくさい日本語をちゃんと『でちよ』とか『でちのに』とか自在に活用してる犬のボクをもっと尊敬しやがれってんでちよ。」
「ボクなんか日本語がんばってるけど相変わらずコミュニケーション取れない子って言われてるよ!ひどいよ!」
敢えていうならば「ナタリーは喜びます、(私は喜ばないけど)」「ナタリーが喜びます、(そういうものをくださって私も嬉しい)」というくらいの違いかな。
だって、生徒さんに本を渡すわけだから、受け取った生徒さんがまず喜び、娘さんも喜ぶんだと思われます。どうでしょう?
「も」もいいね。私もナタリーも二人とも嬉しいってかんじ。
「は」「が」「も」どれも大きな間違いじゃない。
「へ」と「に」も難しいでしょ?
運動会へ行く
運動会に行く。どっちもOK
ところが、
運動会へ応援に行く。OKだけど、
運動会に応援へ行く。は変よね。
たぶん名詞のあとは「へ」動詞や動名詞の後は「に」が落ち着きがいいんじゃないかな。
海に行く OK
海へ行く OK
海へ泳ぎに行く。OK
なんてふうに。
ニュアンスの違いですよね。でも日本人だったらどちらも選ばないような。
はじめまして。ようこそいらっしゃいました。そう言ってくださるとこんなブログを細々と続けている甲斐があります。確かに、アメリカの映画や本のあんなことやこんなことが、暮らしているうちに「これだったのか!!」ってわかることが多々あります。最近ではズートピアに出てきたDMV(日本の運転免許センターに相当する?)のシーンがもう大ヒットでした。
なぜか、お役所仕事で手続きがすごく遅いのです、あそこ。
ご質問などありましたらいつでもどうぞ!今後ともよろしくお願いいたします。
・・・正解が出た!・・・
と思いました。そうですよねえ。入れるなら「も」だ。
普通は、会話の返答として「喜びます」で済んじゃうけれど、もし「ナタリー」を入れるなら「も」ですよね。だけど、「は」と「が」で混乱している生徒さんに「も」です…って言えないorz
そんなわけで正解は「も」ですかね?
「へ」と「に」には、わりと明確な違いがあるんですよー。基本的に「へ」はその方向へ向かう、「に」はそれが目的である、ということです。なので、「病院へお見舞いに行きました」というような例文がしっくりきます。ちなみに、お見舞い、も応援、も泳ぎ、も名詞でーす。
でも、地方によっては(九州だっけ?)「へ」を全く使わないところもあるらしい。ひたすら「に」を使う。「病院にお見舞いに行きます」「運動会に応援に行きます」「海に泳ぎに行きます」そしてそっちの方がラクだから日本語はそっちにシフトしつつあるらしい…。
私が未だに悩んでいて毎回辛いのは「朝ご飯に卵を食べました」の「に」の使い方。悩んでるならその勉強すればいいんですよね、反省しました。