龍山義弘の武道求道録

人生を通じて、様々な武道や出来事に挑戦する過程を綴っていきます。
「人生はチャレンジ!」 命尽きるまで全力投球!

白鵬杯で決勝戦へ!

2020年02月03日 | 春日館道場

令和2年2月2日(日)に東京の両国国技館で第10回記念大会 白鵬杯 ~世界少年相撲大会~ が開催されました。



大会には世界14か国から142チーム、1133名が参加。新型コロナウィルスの感染拡大などにより中国チームは欠場。国内とはいえウィルスに感染することを心配をしながらの東京遠征となりました。

春日館からは、小学1年生のあきまさ君が一名のみ参加。

あきまさ君は、今年度出場したわんぱく相撲まつやま場所、愛媛県小学生相撲選手権大会、愛媛スポレク祭・県小学生相撲大会と3大会すべてで優勝。trophytrophytrophy

個人戦では県内無敗。今回、全国レベルの大会のデビュー戦となります。

立ち合いの当たりと、出足が鋭いので、世界各国から集まってきても小学1年生の場合は、みんな相撲経験、人生経験ともに浅く。6歳は6歳。

あきまさ君は、抜群に勝負度胸があるので、チャンスはあると思っていました。

早朝6時30分にホテルを出発。hinode

朝7時に開場されて国技館の中に入り、あらかじめチームごとに指定されたマス席を確保しました。

監督会議が終わり、開会式が行われ、横綱白鵬関が開会あいさつを行いました。

プログラムの中にも「名誉会長ご挨拶」として記載されてありましたが、非常に共感する内容だったので抜粋させてもらいます。

「私は人間として一番尊いのは「徳」を積むことだと思います。
『徳』とは言い換えれば『良い行い・善行』ということです。
人間が生きるうえで、学歴や数字の実績で評価されることが多いですが、
それ以上に大切なのは、人から愛され、信頼される人間になること。
そのためにも、日頃の生活の中で『徳を積む』ことが大切であり
この積み重ねが大きな結果となり、夢実現の力となるでしょう。」


土俵態度などで批判されることも多い横綱ですが、ダントツ史上1位の幕内最高優勝43回の大横綱。

優勝回数だけではなく、白鵬杯という国際規模の少年相撲大会の開催や社会貢献活動などにも理解があります。大相撲史上において突出した存在であり、優れた人格者だと私は思います。



大会の方は、当道場から出場する選手が一人だけなので、小学1年生の個人トーナメントに出場するあきまさ君に付きっきりで、細かいアドバイスを送ります。

1回戦は、相手を立ち合いの当たりで真後ろにひっくり返しました。

2回戦は、運よく不戦勝。

3回戦は、体格の良い相手。物おじせず、立ち合いの当たりから横について投げ倒しました。



4回戦は、予選決勝戦。この勝負に勝てば、決勝トーナメント(ベスト4)に進出。メダル確定です。しかし、この相手が一番の難敵でした。押して押されての攻防がありましたが、気迫で負けることはありませんでした。最後は攻め勝ち。押し出しました。これでベスト4進出。

予選は午前中で終わり、夕方4時からの決勝トーナメントに備えます。

決勝トーナメント準決勝戦は、投げ合いの攻防から粘って、投げ勝ちました。

決勝戦は、鹿児島県の選手。非常に細い体ですが、投げ技で勝ち上がっています。

私は立ち合いの当たりで持って行けるのではないかと思いました。あきまさ君は、立ち合いの変化にあっても、足腰が良く前にパッタリと落ちることはありません。

nose2 「よく相手をみて、思い切った相撲をとるように!」と指示しました。

立ち合い思い切って当たっていきましたが、相手は立ち合い変化。すかさず相手は頭をつけて、あきまさ君が慌てて前に出た瞬間にすくい投げ。symbol5symbol5

全国レベルの大会に初出場でしたが、決勝まで勝ち上がる最高の出来でした。

あきまさ君は花道を引き揚げながら

hanadi 「ちょっと、(出足の)スピードを上げ過ぎました。」と反省の弁。

niko 「世界大会で準優勝だから、よく、頑張ったよ!」とねぎらいました。



この大会の準優勝を発奮材料として、これからも成長してくれることを切に願います。
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がんばれ!あきまさ good





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