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大根って!

2010年02月08日 | 野菜と果物
2月の「野菜の学校」のテーマ野菜は大根です。

2月の野菜の学校


日本の冬の野菜を代表する大根ですが、実は4000年以上も昔の古代エジプトでもすでに栽培されていたとか!原産地は地中海地方や中東地方と言われているそうです。
日本には、中国を経由して弥生時代に伝わってきたようです。
今回も、たくさんの大根がテーブルに並んでいます。
全種類を生で、またいくつかをお出汁とお醤油で炊いたもので、食べくらべをしました。

だいこん食べくらべ


そんななか、気になったいくつかを!

黒大根の丸
これが大根のルーツ?ヨーロッパ原産の品種だそうです。
土が付いているのかと思ったら、大根の皮の色でビックリ。そして中身は真っ白。ぴりっりっと辛い大根です。
シャキシャキ、さっぱりしていてサラダに良さそう。

黒大根の丸


黒大根のくろ長
こちらは丸の長いバージョンで、丸よりも辛味は少なめ。

黒大根のなが黒



北京ダックなどの飾り付けに、最近では日本料理のつまなど、彩りを添えるのにつかわれるようになってきた、紅芯大根
外は緑色だけれど、中は綺麗な紅色。甘みがあって、彩りも綺麗で、こちらもサラダに良さそう。

紅芯大根


こちらも中華料理の飾り付けなどで見かける、緑色のねずみ大根
この形は、しっぽが長くてねずみに似ていることから、ねずみ大根と呼ばれているそうです。

緑色のねずみ大根


ねずみ大根つながりで、ちいさい根という大根

ちいさい根


ちいさいつながり(?)で、日本料理のお椀のあしらいなどにつかわれる、ミニ大根

ミニ大根


ミニと来たら、対極の世界最大といわれる桜島
重さ10キロ以上のものも多く、辛みは少なくどんな料理にも合う大根。

桜島大根



次は、江戸時代から現代の大根について少々。
江戸っ子が春一番の味として待ちわびたのは、亀戸大根のおつけもの
真っ白で、つるつるで、ほっそりした、とってもきれいな大根です。

亀戸大根


江戸時代に東京都練馬のお百姓さんが作りだした練馬大根
1本丸ごと、葉っぱが付いた状態で見たのははじめて!大きいぃ~~。

練馬大根


そして、現在の青首大根が出てくるまで、日本の大根の王者だった三浦大根

三浦大根


昭和50年代までは、練馬大根や三浦大根のような白だいこんが大根の主流だったそうですが、消費者の嗜好である甘み、手頃なサイズにマッチした青首だいこんが出現すると、あっという間に青首だいこんが大根の主流になってしまったそうです。
このように主流になったのは、消費者だけではなく、病気に強い品種ができたり、畑から引き抜くのが楽だという理由で、生産者の農家さんにも歓迎されたからのようです。
講師の先生によると、三浦大根は両手で力を入れて引っ張らないと収穫出来ないけれど、青首大根は片手で引き抜けるのだそうです。

今日の食べくらべ、生の大根はみずみずしくて、そんな大根をお出汁で炊いたのは更に美味しくて、大変満足して帰ってきました。
これで今年度の野菜の食べくらべは終了。来月の卒業式で、講義終了です。
来年度からは、毎月1地域のお野菜を取り上げての講義になるそうです。


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