島根県奥出雲の木次に、日本一小さいワイナリーといわれている、
ワイナリー奥出雲葡萄園さんがあります。
湯宿 草菴さんに迎えに来て下さったタクシーの運転手さんに、
ワイナリー奥出雲葡萄園さんまで、とお願いすると、この辺りのタクシーの運転手になって9年になるけれど、
ワイナリー奥出雲葡萄園に行って下さいって言われたのは2度目だよ!と驚かれ、大爆笑。
普通は出雲市にある
島根ワイナリーさんに行くそうなのですが…あまり一般的なところに魅力を感じないkaruは、かっさまとやっさまを言葉巧みに誘い、この
ワイナリー奥出雲葡萄園さんに行くことに。
なぜこんなにこのワイナリーに興味を持ったのか…この一帯で農園や牧場をされているみなさんが、風土に根ざしたスローライフを実践し、この国のスローフードを見直そう、自然に沿って、あるがままに暮らし、おいしくて安心な食を生みだそうという理想を持って、農園、店舗、宿泊施設を奥出雲の谷あいにつくったという、「食の杜」の中にあるワイナリーだったからです。
わたしはワインも含め、お酒はいまいち得意ではありません。
けれども、9月に行った勝沼の
原茂ワインさんのランチプレートの美味しさが忘れられず、自然がいっぱいの食の杜で取れたお野菜や、木次乳業さんのチーズや井上醤油店さんのお醤油などを使ったランチは、それはそれは美味しいのでしょう!と期待大。また、杜のパンやさんのパンや豆腐工房しろうさぎさんの厚揚げなどもお買い上げしたいし。
まずは、
ワイナリー奥出雲葡萄園さんへ。途中、すれ違う車もほとんどなく、タクシーの無線も入らない場所などもあり、みんな疑心暗鬼。
けれども到着してみると、駐車場には車がたくさん。ホッ。
ふり返ると、一面、ブドウ畑とビニールハウスと、農園。
予約したランチの時間まではまだ1時間半もあるから、「食の杜」をお散歩しましょう。
まずは、杜のパン屋さん
車で次から次へとお客様がやってきます。狭い店舗なので、5人入ったらギュウギュウ。身動きできません。
お店の横にあったブランコでしばらく日向ぼっこ。
右隣には、室山農園さんの直売所があって、朝採りのお野菜を販売しています。
そのはす向かいには、moripancafe
ランチが控えていたので、お店には入れませんでした。
広がるのどかな田園風景
石山葡萄園さんのぶどう園の横の道を、ワイン用の葡萄かしら…や、
ざくろだ!
などと言いながら、そしてyattiは、たった今買ったばかりの「杜のパン屋」さんのエピをほおばりながら、歩きます。
坂道を登りしばらくすると、遠くに茅葺の屋根が。
室山農園さんの宿泊施設のようです。
同じ敷地内には室山農園さんどぶろく醸造所が。
かっさまはどぶろくに誘われるように、小さなプレハブに向かっていきますが、誰もいず、室山農園さんのおうちに行って聞いてみると、もう、全部売り切っちゃって、次にできるのは来年なんです。ですってぇ~。ざんねーん。
では、
ワイナリー奥出雲葡萄園さんのレストランでランチを頂きましょう。
まずは、シャルドネ2008
杜のパン屋さんのパンと、はしまんさんのミルクやコーヒーのコンフィチュール
ランチのコースのキッシュ。木次乳業さんのチーズがたっぷり!…ちょっと、入りすぎ?!
素朴なお味のかぼちゃのポタージュ
こちらはランチプレート。
んーーーっ、惜しいっ!素材は美味しいのに…お豆腐にしょうがシロップがかかっていたり、パンに合いそうなプレートなのに、古代米がのっていたりと…ちょっと残念なことに。
こちらはランチのコースのデザート。
いちじくのコンポートジュレがけと木次乳業さんのアイスクリーム。
ワイナリー奥出雲葡萄園さんのお店では、ランチで出てきたはしまんさんのコンフィチュールや、井上醤油店さんの古代醤油、おせんべい、木次さんのチーズ、はしまんさんのドレッシング、スモークソーセージなどなど、大量買いしました!
大自然の中で、お買い物で大騒ぎ、来てよかったー。