少しずつ春めいてきた、今日この頃。
数日前、オレコと一緒の散歩道で、あちこちに『小さな春』を見つけた。
まだまだ寒いんだけど。
それでも少しずつ、季節はめぐりめぐっているのだな、とうれしかった。
今年はことのほか、春が、待ち遠しい。
これまで生きてきた中で一番、春が待ち遠しいと感じているかも。
それは多分、私だけではないだろう。
「晴れたから、オレコ、もうけた」
春めいてきたので、お散歩の回数(2日に1度)をランダムにしている。
避妊手術をしたせいもあって、オレコは、太めになってきた。
10キロの米袋とペットボトル1本分くらいは重い。
「レディーに向かって、しつれいしちゃうわのよ」
マンション内は抱っこで移動しないといけないため、いくら私ががっしりしているといっても結構大変だ。
私がもし皐月賞を狙う調教師ならオレコには「坂路調教徹底」を指示するだろう。
しかし私は戸山為夫さんではないし、オレコもミホノブルボンではない。
気温も少しずつ暖かくなってきているし、散歩の時間と、回数を増やしている。
寒さが厳しかったときは2日に1回厳守だったが、最近は1日0.5~1回か。
晴れててあったかければいくが、基本1日1回(2回はしない)。
時間帯によってはどうしても子供が多い。
そうなるとオレコはパニック状態である。
あっちへ逃げるか、こっちへ逃げるか、心拍がズンドコ状態となる。
リードをしっかり抑えていても、必死で走ろうとするから、心拍=>倍率ドン!さらに倍、である。
寒さよりはるかに、心臓に悪い。
過保護は重々承知だが、薬の治療はなるべくしたくない。
一度始めたらやめられないと聞いているからだ。
そして犬によっては副作用があるとも聞いている。
病気の『発症』や『発作』はできる限り、避けたい。
『急変』なんてもってのほか。
もし留守中にそんなことになったら、きっと自分を許せない。
それに、オレコは散歩が嫌いではなく、
かけっこだって本当は大好きなんである。
だけど楽しかった分、負担は確実にかかっていて、
夜中や寝ているときに、大痙攣を起こすのである。
ひどい痙攣のたびに飛び起きて、心が縮むのだ。
だからなるべく負担をかけたくない。
先生のいうとおり、ゆっくりゆっくり、歩きながら、散歩する。
心拍数を上げないように。
さて、毎日散歩をするようになると、
心配なのは折角身についた「室内トイレ」トレーニングだが・・・。
こちらはかなり信頼できるようになってきた。
飼い主が家にいるとダメだが、いないとすぐトイレに直行する。
ごみ出しで5分外出しただけでも、人間がいなければ、できる。
もちろん仕事に出かけた日など、留守の間は、必ず(運&sea)している。
梅雨時のお休みの日などは、家族全員でごみだしをしよう。
そうすればその間に、やってくれるはずだ。
散歩を増やしてみたら・・・。
(子供を避けても)1日1度の散歩でも結構疲れるらしい。
パニックを避け、できるだけ走らせないようにしているので、ひどいけいれんはほぼなくなった。
が、とにかく、眠り続ける。
眠くて眠くて、おきていられないらしい。
寝ているときに声をかけると「ぽよ~」っとした顔で一度顔を上げるがすぐ寝る。
1歳の子にしては、疲れやすいようだ。
散歩した日、入浴した日は、殆ど寝ている。
まあ、オレコのペースがあるということだね。
ところでいつの日だったか、ある冬の日。
オレコとなが~い散歩にいったら、空に小さな孔雀のような鳥の群れ。
旋回して、田んぼに降りてきて、カラス軍団とけんかしていた。
けんかといっても、小さいくじゃくのほうは、おしとやかで控えめだったが。
不思議なのはその姿と猫みたいな鳴き声。
「あの鳥なんだろうね?」
ということで、帰ってから家人と、調べた調べた。
タゲリ、という鳥だったようだ。
田んぼを蹴って、えさを探すことから、その名がついた、という一説もある。
みゃーみゃーいうので、
「陸系のウミネコかしらね」
とかいってしまったが、ぜんぜん関係ないようだった。
野鳥の世界って奥が深いわ。楽しいわ。