犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

春のタゲリ。

2012年02月28日 | おせわがかり日誌


少しずつ春めいてきた、今日この頃。

数日前、オレコと一緒の散歩道で、あちこちに『小さな春』を見つけた。








まだまだ寒いんだけど。

それでも少しずつ、季節はめぐりめぐっているのだな、とうれしかった。

今年はことのほか、春が、待ち遠しい。

これまで生きてきた中で一番、春が待ち遠しいと感じているかも。

それは多分、私だけではないだろう。





「晴れたから、オレコ、もうけた」


春めいてきたので、お散歩の回数(2日に1度)をランダムにしている。

避妊手術をしたせいもあって、オレコは、太めになってきた。

10キロの米袋とペットボトル1本分くらいは重い。





「レディーに向かって、しつれいしちゃうわのよ」

マンション内は抱っこで移動しないといけないため、いくら私ががっしりしているといっても結構大変だ。

私がもし皐月賞を狙う調教師ならオレコには「坂路調教徹底」を指示するだろう。

しかし私は戸山為夫さんではないし、オレコもミホノブルボンではない。



気温も少しずつ暖かくなってきているし、散歩の時間と、回数を増やしている。

寒さが厳しかったときは2日に1回厳守だったが、最近は1日0.5~1回か。

晴れててあったかければいくが、基本1日1回(2回はしない)。



時間帯によってはどうしても子供が多い。

そうなるとオレコはパニック状態である。

あっちへ逃げるか、こっちへ逃げるか、心拍がズンドコ状態となる。

リードをしっかり抑えていても、必死で走ろうとするから、心拍=>倍率ドン!さらに倍、である。

寒さよりはるかに、心臓に悪い。



過保護は重々承知だが、薬の治療はなるべくしたくない。

一度始めたらやめられないと聞いているからだ。

そして犬によっては副作用があるとも聞いている。

病気の『発症』や『発作』はできる限り、避けたい。

『急変』なんてもってのほか。

もし留守中にそんなことになったら、きっと自分を許せない。



それに、オレコは散歩が嫌いではなく、

かけっこだって本当は大好きなんである。

だけど楽しかった分、負担は確実にかかっていて、

夜中や寝ているときに、大痙攣を起こすのである。

ひどい痙攣のたびに飛び起きて、心が縮むのだ。

だからなるべく負担をかけたくない。

先生のいうとおり、ゆっくりゆっくり、歩きながら、散歩する。

心拍数を上げないように。



さて、毎日散歩をするようになると、

心配なのは折角身についた「室内トイレ」トレーニングだが・・・。

こちらはかなり信頼できるようになってきた。

飼い主が家にいるとダメだが、いないとすぐトイレに直行する。

ごみ出しで5分外出しただけでも、人間がいなければ、できる。

もちろん仕事に出かけた日など、留守の間は、必ず(運&sea)している。

梅雨時のお休みの日などは、家族全員でごみだしをしよう。

そうすればその間に、やってくれるはずだ。



散歩を増やしてみたら・・・。

(子供を避けても)1日1度の散歩でも結構疲れるらしい。

パニックを避け、できるだけ走らせないようにしているので、ひどいけいれんはほぼなくなった。

が、とにかく、眠り続ける。

眠くて眠くて、おきていられないらしい。

寝ているときに声をかけると「ぽよ~」っとした顔で一度顔を上げるがすぐ寝る。

1歳の子にしては、疲れやすいようだ。

散歩した日、入浴した日は、殆ど寝ている。

まあ、オレコのペースがあるということだね。




ところでいつの日だったか、ある冬の日。

オレコとなが~い散歩にいったら、空に小さな孔雀のような鳥の群れ。

旋回して、田んぼに降りてきて、カラス軍団とけんかしていた。

けんかといっても、小さいくじゃくのほうは、おしとやかで控えめだったが。

不思議なのはその姿と猫みたいな鳴き声。

「あの鳥なんだろうね?」

ということで、帰ってから家人と、調べた調べた。

タゲリ、という鳥だったようだ。

田んぼを蹴って、えさを探すことから、その名がついた、という一説もある。

みゃーみゃーいうので、

「陸系のウミネコかしらね」

とかいってしまったが、ぜんぜん関係ないようだった。

野鳥の世界って奥が深いわ。楽しいわ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。