「おかえりおかえりおかえりー」
うちにきて2日目。
はじめての留守番。
しかもなが~い留守番。
朝から夕方までひとり。
オレコ部屋でひとり。
「一分一秒でも早く帰りたい」
その日の私はそんな風だった。
ちなみにこれまで生きてきて、かつてこんなにも、
家に飛んで帰りたいと思ったことはない。
電車に飛び乗り、バスに飛び乗り(の方が10分早いから)、
バスの中で走り(ココロが)、家に到着。
鍵を開けると、静か。
良かった。
鳴いたり、騒いだり、していなかったみたい。
そしてオレコ部屋を開けると・・・。
留守番用においてきたお人形をくわえて、
しっぽ「ぶんぶんぐるぐる」状態で、
うれしうれしオレコの登場!
“ねつれつだいかんげい”だった。
朝の散歩では出るものがちょっとしか出なかった(おしっこだけ少し)ので、
お留守番の間にトイレでちゃんとしたかしら?
と確認したけど、シーツはきれいなままだった。
急がなきゃ。
さあ、散歩いこうと、ハーネスとリードをつけた。
どうかなあ、出るかなあ、と心配したが、
少し歩いてからすぐ、しゃあしゃあしゃあ、と、すばらしいお小水。
そしてまた少しいくと、どかーん、と、まあ、これまたいいものが出た。
ほかほかだ。
オレコが行きたいというところに、ただし、
ちゃんと人のいうことをきくように、危険を回避できるように、
訓練しながら、歩く。
元気に元気にぐんぐん歩く。
夕方のお散歩70分。
「ただいま~」
おかえり~。
かえってごはんだよ、といっても疲れちゃったのか、
(オレコわらってる)
待ちくたびれたのと、お散歩いっぱいしたのと。
その両方だろう。
コングにカリカリをつめて、遊ばせながら、少し食べさせて、
あとは好きにさせた。
本当はガツガツ食べてほしいけど、
気が向いたときに、少しずつ食べていて、
お皿が空っぽになってればいい。
お食事のしつけはまた次の課題だ。
何もかも厳しすぎちゃかわいそう。
だってまだ一日目で、今日やっと、おしっことうんちがうまくいったんだもの。
オレコ部屋にこもって、初めてのなが~い留守番を、経験したんだもんね。
このぐちゃぐちゃのは人間がやりました(オレコはおとなしいからこんなことしません)
時々、薄目を開けて、こっちを見てる。
いるかどうか確認してるのかなあ?
大丈夫、ここにいるよ。