バンビ～ノ！ 第７話 ～松本潤 笑顔に尽くして～

だってそれは愛じゃないだろう？

与那嶺の言葉はいつまでも伴を悩ませますが

ホールも厨房もいつもどおり動いています。

急ぎの客が来た時に、厨房の忙しさをみてつい遠慮してしまう伴。

厨房は客の顔が見えないのだからちゃんと伝えろと桑原に言われています。

野上女史登場。

３週にわたってひっぱりました。

若い人が悩むのはいいことだというのですが、

あの能面のような仏頂面をされたら

今度は何が気に入らないんだろうってミスしてしまいそう。

応援するんだったら別の方法があるんじゃないかね？？

でもその野上女史を与那嶺も姫も支持しているようです。

一生懸命に給仕する伴ですが

「笑いを覚えたロボット」と合格ならず。

姫と桑原、与那嶺三人組はいつものように楽しく語らっています。

先輩は常にかっこよく、

後輩がこうありたいという姿でいる義務があるという姫。

そういう目標でいられれば会社はきちんと回転すると。

 

そのころ伴はホールのスタッフと飲んでいます。

お客の顔をしっかりと覚えているみんなに感心し驚きます。

伴は野上の顔だけ見ていて他のお客をみていなかったそうですが、

それはお客のことじゃなくて自分のことしか考えてない

自己中だからだといわれています。

全くその通りだとますます落ちこんでしまう伴。

そして通りを歩いていると前方に見えるのはあすかと

ごろつきのような男@羽山。

あすかはその男にお金を渡していました。

男はあすかの元カレのようですが、バッカナーレで天才と言われた腕前とか。

引き抜かれた店で文句を言った客に悪態をついて首になったという。

その後なにもせずぶらぶらしてあすかにたかっていたということ？？

そんな男は好かん。私も好かん。

しかしあすかにしてみればまだ愛も残ってるのか

「あんたに人の気持ちがわかるのか」と逆に言われてしまうのでした。

二人に続けて「人の気持ちが分からない人」だと断定されてる伴って・・・

 

店を出ようとしたらなんと羽山が待っていました。

ふたりで酒を飲み「料理はアートだから、趣味でやる」と息巻く羽山。

だから客のご機嫌を伺いながら料理するなんてやめちまえと言っています。

女に金をたかる男に言われたくなか。

切り返した伴ですが、なぜか部屋に泊めることになっていました。

伴の冷蔵庫にあるものでリゾットを作ってくれた羽山。

手際も彩りもおいしそうでした。

おいしい・・・・それは認める。でも男としては認めたくなか。

お前いいやつだな。でもいい奴は馬鹿だ。確かに一理あるかも・・・

 

迷惑をかけたそうで・・あすかが羽山の無礼を謝っていますが・・・

そこに通りかかった羽山は二人がどうとか誤解したみたい。

そんなところに桑原が通りかかり、羽山は昔のプライドで桑原を挑発します。

おかげで勝負をするという話になってしまいました。

そんな挑発に乗った自分を後悔してる桑原ですが、与那嶺がいい案を考えたとか。

いよいよ夜になり勝負の時。

羽山が現れたら厨房の香取もお辞儀していたので先輩としては偉大だったのね。

さてこの勝負には羽山が考案した手長エビとからすみスパゲティ。

そして対決相手には伴が指名されました。驚く伴。それ以上に羽山はプライドを

傷つけられました。自分の相手に新人の伴でいいというのか？そうだ・・桑原は頷く。

そして料理。ホールも厨房もスタッフ全員が見守っています。

久々に厨房に立った伴は心なしか微笑が見られます。

香取は料理の勝負なんてくだらないと言ってましたが、飲み屋では

自分の下にいた伴だし、いくら羽山が天才でも仕事を下りた人との勝負は

五分五分だと思うといっていました。

素っ気無いように見えてちゃんと伴を推しているのもこの人の持ち味なんですね。

 

そしてできた料理を食べるのはホールのスタッフたち。

完成したパスタを運んできました。盛り合わせもスムーズで手つきも慣れたもの。

皆ひとくち食べて、おいしさに目を見張ります。芸術だという羽山の面目躍如。

そして伴の料理は・・・こちらも戸惑いながら・・おいしいかも・・・

もっと食べていきたい優しい味だと異口同音に言い出すスタッフ。

それはスタッフたちの疲れた身体に調度いいように塩加減をへらし、

パスタのゆで方も柔らかめにしたという伴流の思いやりでした。

作っている時は、厨房に立てたことに嬉しかったのと、スタッフ達に少しでも

おいしいものを食べて欲しかったというのです。

さらにあすかと羽山の関係も慮っていたようです。

そんな伴に与那嶺は

伴くん！それが愛だよ！！

人のことを考えられるようになった伴なんですね。

 

帰り道、羽山は自分の味は勝っても人として負けたと認めています。

料理は食べる相手がいてこそだということにやっと気付いた様子。

そんな羽山を「女はさ、かっこわるいとこも含めて惚れるんだよ」

羽山も今からバンビーノとしてやり直すと言いました。

目覚めた羽山に思いっきり飛びつくあすか。

二人は元に戻ったのでしょうか？？

 

バンは鉄幹さんと向き合っています。

お酒を注いでもらいながら話を聞いています。

料理というのは自分をさらけだすものだというオーナー。

厨房は食べる人の顔が見えない、だからこそ

いいホールの人間がいれば安心して厨房で料理ができる。

自分が最高の料理だと思っても食べる人はそうは思わないこともある。

結果や評価は自分じゃなくて他の人が出すものなんだ。

だからこの仕事は面白い。

死ぬまで勉強できる。

こんな幸せな仕事は他にはないんじゃないかってな。

 

野上女史来店。

伴の顔を見て、おいしそうと言い出します。

今度は合格したようです。

そこでわかったという顔になりました。

「早く次の壁にぶつかりなさい」

 

与那嶺に「愛」が少しわかりかけてきたという伴です。

目をつぶってディナーの様子を想像してみてといわれた伴。

そこには笑ってる顔、おいしそうに食べてる顔が見えるといいます。

伴くんはその笑顔につくせばいい。

翌朝、厨房にいくようにと言われた電話でした。

喜びいさんで挨拶しますが皆笑っています・・・

なんと次の仕事はドルチェ。

織田さんが手を吊っていました・・・怪我？？？

織田さんのピンチヒッターだったのです

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

こずえを抜いていきなり抜擢でしたが・・・

でも伴は厨房ときいてパスタを作りたかったでしょうね。

あの顔がドルチェは嫌だと物語っていましたわ（苦笑

織田さんの壁は意外と手ごわいかもね・・

とにかくちょっとずつは進んでるようです。

今回ちょっと嬉しかったのは

一見クールで身体に覚えさせるタイプ（笑）の香取が

伴を意外と評価していたこと。

五分五分になるって妹尾に語っていたのには

笑みがこみあげてきました。

伴もけっこうやるじゃないですか・・・

久しぶりの厨房で、自己主張の強い味ではなく

食べる人の体調や様子を考えて作れたというのは

伴にしては大きな成長のように見えました。

 

こんな時に織田さんが都合よく怪我してくれて・・良かったねえ（笑

ホールスタッフは料理人志望がわんさといるのに

伴を抜擢してくれたのは誰でしょうか・・・

もっとも伴にはそのありがたみはわかってないみたいだけど。

 

あと、伴の部屋ってカーテンが適当だという指摘がありましたが

良く見たらカラーボックスをテーブルにしてるのね。

そして初めてふとんらしきものがでましたわ（笑

シュラフに寝てるのではという意見もあったけれどね。

生活道具は適当なのに

冷蔵庫にラップに包んだご飯があったり几帳面ですよね・・・

さすが料理人はそういう方面はきちんとしてるみたい