セクシーボイスアンドロボ 第８話 プッチーニ前編

プッチーニの三人組がよかった～～

このキャストを人選した人は見る目のある天才だと思いましたわ

ニコのひいおじいちゃんは現在入院中。

危篤だといわれて呼び出されたのは３回目だという。

結局元気だったらしくてぼやきの声がやや薄情に聞こえます。

病院では入院中の患者の就寝中に黒の折ツルを開いて

読む三人の看護士。

もたいさん、小林聡美さん、ともさかりえさん・・・ううん～～いい女だ！！

会社で自分の机が撤去されたと聞き嘆く患者さん。

まだ自分は生きている。

癌だし復帰できないのは知っているけれど、会社のために頑張ってきたのに

ひどいじゃないか。会社の連中が私のことを死んだと思ってることが悔しい。

まだ生きてるんだと会社のまんなかで叫びたい！それが最後の願いだ。

やりますか？やるべし！

黒のスーツを着てサングラスをかけ、会社に潜入。

一仕事終え、写真の前で手を合わせた三人でした・・

翌日会社には「俺はまだ生きている。山田秀夫」と大きく書かれた文字が

はりめぐらされ「テメーラ、死んでね～ぞ」などとあちこち。

痛快でしたね！！

死に行く人のための最後の願いをかなえてあげるプッチーニ。

表の顔は看護師だそうです。

ニコは彼女等をいい人だと思いますが、マキはどうだか？？と疑問の顔。

願えば盗みもするし人も殺すのだといいます。

このプッチーニを探すのかと思ったらそれは必要ないみたいで

ただの世間話としているようです。

たまには無駄話も・・といい、おせんべいを食べて、おみくじをひく。

大凶だったマキ・・焦り気味

ニコも同じく大凶

どうしたのいったい？？？

顔を見合わせて笑いました・・・・

 

ロボのベッドでのんびりしているニコですが大凶のおみくじを見せると

悲劇が起きると怯えるロボ。それがおかしくておみくじをこすりつけるニコ。

小学生が道路にバカと書いていますが一美ちゃんだと見せるニコ。

騙されやすいロボがかわいかったりします。今から思うと・・・

そのあと本当に一美がかわいいワンピで歩いていましたが、

せっかく教えても一度信じなくなるともうだめですね。見ようともしません。
おかげでロボは一美のミニＯＰの姿を見ないでしまいました。残念ですなっ

 

料亭？で食事会のプッチーニです。

一仕事終えたようでけじめなのでしょうか。

今回はエミリ＠ともさかと言われ、空気の包材のプッチンするのを一つ破りました。

小さく拍手しています。

 

ロボは和風レストラン？の店のトイレでマックスロボを落としそうになり、

かろうじて本体は受け止めたものの、腕が便器に落ちてしまいました。

ああ～～～～！！

凄まじい悲鳴が店まで轟き、驚いた昭子＠小林がトイレにかけつけます。

どうしました？どこか打ちました？痛いところありますか？看護師の習性なんですね

心が痛いというロボ。すぐに便器に手を入れ、落ちたマックスの腕を取り上げ、

水洗いをして渡したけれどロボは気になるようです。

すぐに消毒綿をカバンからだして拭いてあげました。

昭子が帰るのを見送りながら「真の勇者です」と深々と頭をさげるロボ。

ようやくそばを食べようとしたら目の前にピンクの携帯があることに気付きます。

そばの丼を持ちながら携帯を昭子に届けました。

しかし昭子はわざと忘れたというのです。

携帯なしでどれくらい我慢できるか自分で試してみたかったという昭子。

そのチャレンジに自分も乗ると言い出すロボ。

木の根元に携帯を置き、落ち葉をかぶせ、埋めています。

雨がふったらどうするのさ？？

「持ってるものを全部捨てたら新しい自分になれるのかなあ」

「俺はマックスロボを捨てたら間違いなく今のおれがなくなります」

そんな大切なものを落としたのに何で拾えなかったの？ですよね？？

ああ～口だけなんだ。本当は愛してないんだ。そういう男は山のようにいるから。

気にしなくていいよ。じゃあ、先に取り戻しに来たほうが負けね。

 

ラーメン屋にいるよっちゃんとニコ。

プッチーニという呟きが聞こえてきて見てみるとエミリがいつものプッチンする包材を

プチプチさせています。ラーメンが届いたら、スープを注射器に吸い上げて、

エミリはひと口食べてまずいとすぐに出て行きました。

気になるニコはエミリを追いかけます。尾行の果てに着いたそこはひいおじいちゃん

が入院している病院でした。

エミリがスープを採取してきたと言いますが、本当にまずいと顔をしかめます。

それを味見したもたいさんもまずくて死にそうな顔でした。

でも、お碗で味見をした患者さんは「俺の味だ～～」と感涙の様子。

店を継いだ息子の味が心配だったようですが、味覚は同じらしい・・・

でも喜んでるしこれにて一件落着・・複雑ですがね

 

「ひいおじいちゃん、プッチーニって知ってる？」

ニコはおじいちゃんの枕元で話しかけました。震える手で折り鶴をさします。

「タマエ」というおじいちゃん。ニコが「玉枝で～す」と声を合わせていくと

かっと目をひらいたおじいちゃんが

「玉枝、お前、芸者になったのか？」と・・びっくりしながらも話をあわせるニコ。

「芸者の玉枝どすえ」

エミリが現れて「器用ね」とニコに・・・確かに・・・

あまり会ったことがないおじいちゃんで、危篤だと言われたときも涙が出てこなくて。

そんなニコにエミリも自分も患者をなくしても涙が出ないと言っています。

仕事で慣れてるからかと言われるがそんなことはなくてどんなに嫌な患者でも

亡くなるのは辛いそうです。

だからあたしはスイッチを切ってるんだと思う。何も感じないように。

ニコもスイッチを切ってるから泣けなかったのよというエミリ。

スイッチを切るのは悪いこと？とりあえずはいい子・・感情出さずにすむから。

そうかスイッチ切ってるのかあたし。

ニコはエミリにプッチーニのことを聞こうとしますが

プチ・・プチ整形・・とごまかしてしまいました。

 

よっちゃんは今度はロボとラーメン屋に。ずっといたのかな

まずいだろと嬉しそうにいうのが好きなようです。

ロボは自分の身を犠牲にできないってことは「愛」じゃないのかと聞きます。

考え込みながら・・「だな！」ロボの愛無しは決定のようですね・・

アンテキヌスというネズミの話をするよっちゃんです。

何でも一生のうちに一度だけ自分の役割を果たして死んでいくとか。

そういう女に出会えなかったら人生カスだな。

どうやったら出会えるのでしょうか？

もう出会ってるかもしれないというよっちゃん。

電流が流れたように「ビリビリ」来た瞬間があったらそれが愛だというのです。

携帯の前で待ってみても来ない・・考えたあげく同じ状況がいいと判断。

そばを作るよっちゃんは携帯のところまで丼をもっていき、そばを食べています。

そこにプッチーニの三人組が通りかかりました。

思わずああ～～と大声で指差すのですがなぜかオウムが止まり、

しかし飼い主が現れたらその間にプッチーニは消えました。

昭子はロボを知らないと二人に言っていました・・・

 

プッチーニはいじめの復讐を頼まれたようで三人の男を縛り上げて呪いが来る札を

貼り付け帰っていきました。いつものように食事をしながら、終わりの無い作業だと

話しています。義務のようになってきたのが辛いのか・・でもやめたら別子のことを

忘れたことになるという・・・

折り鶴を見て考えているニコですがはいりママが「ちょっとあけて～～」と

生ごみを入れる袋を開けてくれるように頼んでいます。

無視するニコですが「開けて」から閃いてツルを開きました。

そこには「玉枝に会いたい」と書いてあります。

コレがプッチーニとの連絡手段だと気付くニコです。

その足でロボのところに向かったニコ。

なんとロボは先だってのオウムの模型を自分の腕に止まらせ

そばを作り、同じ状況を作っています。こうすることで会えるかも・・・・。

そばとオウムはラッキーアイテムだというロボ。

ニコの言うプッチーニのことは放っとけというのですが・・・

会いたい人って一美ちゃん？懐かしいなあ・・違う人？誰？誰でしょう？

携帯電話をくっつけては「ちゅっ」と喜ぶロボ。

ニコに見つかり隠そうとするが、ピンクの携帯誰の？誰のでしょう？？

そこに木の根元に行った昭子が地図を頼りにロボのところに現れます。

ニコは昭子にやきもちをやいてしまいました。

おばさんじゃん！何考えてるの！そこに道に落ちていた黒の折ツルを拾いました。

ひいおじいちゃんのことを思い出してしまうのです。

ロボは煮物やら作り、食べさせようとしますが、昭子も仕事帰りなのか

疲れで意識混濁。眠りながら仕事をしています。条件反射なんですね。

そんな昭子に「ご飯を食べさせているロボ。完落ちですね！

すっかり眠り込んでいる昭子。昭子のヘアピンを夕焼け色だと感じ入っています。

朝になったら一人でベッドに寝ていたロボ。昭子がいないことにショック

昭子は昼休みにロボのところに戻ってきました。

手に書かれた文字が「あなたといると苦しいです」

苦しいという言葉に過剰反応してしまうという・・職業柄。。。

ニコはおじいちゃんのところに行き「プッチーニ」のことを聞きます。

すると意識が「玉枝」の報に向かい始めてしまいます。

「玉枝、逃げろ。芸者なんかになるな。ここはいいから。

俺が何とかするから逃げろ・・逃げろ！逃げろ！」

看護師たちがやってきておじいちゃんをつかみますが

ニコはおじいちゃんのために「あたし、逃げるから」と走って行きました。

おじいちゃんの青春をわかってあげることができたニコでした。

その頃ロボと昭子はバス停に並びますが、誰もが他人に無関心でいるなかで、

手紙に泣いている女の子の感情が羨ましかったというのです。

昭子の話を聞いてロボはいきなり手をつかみ、個々はないどこかへ行こう！と

走り出します。

ひいおじいちゃんは玉枝を救ったことで安心できたのでしょうか？

お葬式でした。

先日拾った黒の折ツルを開いてみたニコは「マキと一緒に死なせてほしい」と

書かれているのを読み、驚いてマキのところに行きます。

しかしマキは動じません。

「いいの、殺されても仕方が無いの。好きな人との約束だから」

ニコはロボのところに向かいますが

家を片付けているロボは旅行の準備の様子。

「もうフィクションはいいんだ」

あの人と居るほうが楽しいの？ニコは悲痛な顔です・・・

でも淡々とロボは言うのです

「逆だよ・とっても苦しい。リアルに苦しい。」

だったら会うのをやめれば？

だってしょうがないじゃない。好きなんだから。

じゃあこれもらっていい？ニコはマックスロボを欲しいといいました。

テストしたのかもしれません。しかしロボはうなずきました。。うん、いいよ！

ショックな顔のニコ。ロボを持ってとぼとぼと歩いています。

世の中何も変わらないと思っていたわたしに誰かがスイッチを入れた。

ロボにあたしの声が届かないことがなんでこんなに苦しいんだ。

スイッチを切る方法を思い出せない。

あたしだってリアルにくるしいよ・・・ロボ・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ロボがマックスロボを捨てて恋ができるなんてびっくりでした。

既に出会ってる相手とはニコだと勝手に思っていたのに

突然に出会ったったオトナの女性＠昭子に惹かれていくという

綺麗な流れで見ていると、オタクのロボの純粋さがすごくわかるのでした。

そしてニコもロボに恋していたということも。

なんだか甘酸っぱくもほろ苦い青春を見ているようです。

かつて愛した女性が玉枝さんという方だと

ひいおじいちゃんの青春を見抜いたニコにも感心。

そしてマキも心中を誓った人がいたようですね。

だから、覚悟はできてるという。

みんな「愛」のもとに揺るがない自分の姿勢を貫いています。

予告が全く流れませんでしたが、

今週のプッチーニのキャスティングの妙に感動しました。

味わいのある３人組でした。

別子という方の無念を忘れないための行動。

こちらも「愛」のために動いています。

 

さて、ロボはどこに向かうのでしょうか・・・

一足、オトナになったけれどまたニコのところに戻りそうな予感。