くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

バンビ~ノ! 第5話 ~松本潤 吹っ切れたこと~

2007-05-17 16:31:33 | バンビ~ノ!

じゃ、着替えてきてね!

姫が伴に渡したのはギャルソンのエプロン。

ホールからスタートというのがご不満の様子。

すみません、意味がわかりませんって・・・あなた。

接客がいやならウチにこなくていいと言う鉄幹さん。

しぶしぶ着替える伴。

伴は濃い顔だしホールも似合うのよね。

ホールのスタッフにも大好評ですが本人はめっちゃくちゃ嫌そう。


ホールの仕事の説明しとこうか!

おいしいお料理を楽しんでもらう。また来たいと思ってもらえるように。

しかし与那嶺さんてばあっさりすぎ。

あと笑顔ね。

この笑顔が曲者でしたねえ・・・

伴のスマイルってこわいよ(笑

歯を食いしばってるみたいだよ~~~~

ホールスタッフは見ているとみんな動きが優雅でしかも楽しそう。

がちがちに突っ立ってる伴も見習えばいいのにね。

そこに姫がスマイル!とやってきます。

はい25点、ちなみに100点満点。

ごもっともです。

伴、もうちょっと自然なスマイルを!


野上様いらっしゃいませ。

みんな極上の笑みでもって歓待していますが、伴をみて睨む野上。

常連のようですが・・・

フォカッチャをとりに行った伴に香取が皿を・・といいかけてやめました。

まだ運ぶのは無理だし。

そして野上は戻った伴を呼んで、

私の視界に入らないでくれるかな。

その仏頂面をみていると料理がまずくなるから。

きつい一言ですが、これで伴がわかるならそれもショック療法。

ですが、ますます恨めしい顔の伴です。

でも、死んだ魚の目って・・・本当きついですね。

しかしお客だからって、何を言ってものいいのかしら??


その夜、姫の両脇には桑原と与那嶺。モテモテですな。

伴に対して野上が言ったことを当てています。

みんな同じように言われそして通過し、今は自分の仕事をしているのね。

誰もが不本意な仕事でも、そこから喜びを見出して成長するという桑原。

僕の愛する仕事を不本意だといわれるのが切ないという与那嶺。


公園で缶コーヒーを飲みながら腐っている伴。

料理人になるために大切なものを捨ててきたのに

パンを切る為じゃないとぶつくさ言っています。

そんな伴をバイクで通りかかる香取が一旦降りて声をかけようとしましたが

結局、柄じゃないと通りすぎていきました。

さらにあすかがやってきて自分だけビールを飲んで行ってしまいます。

今、飲んだっておいしくないと思うよ!

そしてアパートのところで妹尾に会いますが、

親しみを感じてつい打ちとけようとしても

ホールと違って朝早いといわれてしまい、とっとと部屋に入っていきます。

部屋はワンルーム。でもキッチンはちゃんとしてるから。

思い出したようにフライパンを出して、買出しに行く伴。

一人でパスタを作って食べています。これぞスマイル。

 

翌日テーブルセッティングを教わるも身が入ってません。

皿を下げるときに、厨房を見ている伴。

桑原が「ガキだな!」とひとこと。皆笑っています・・・

そして賄いを食べる伴はあすかのはおいしいと。置いていかれる危機感も。

こずえは料理をファイルしています。

話を聞くと料理人希望のあすかは2年間、ホールだそうです。

トイレにとじこもりますます愚痴の伴。

出ていったらパンがないといわれ焦ってしまい衝突、相手はグラスを落とします。

床に広がるガラスの破片。

硬直したまま伴は動けません。

そこに電気を落として与那嶺が歌をうたいます。

バースデーケーキが運ばれ、皆が拍手の笑顔。

気付いたら床はきれいに掃除されていました。

ばちこ~~んとウインクの与那嶺です。


その夜、伴の歓迎会なのに堅い顔の伴は頭を下げるのみ。

殴るなりなんなりしてくださいとどこまでも固い伴です。

しかしそれは違う、ずるいという与那嶺です。

人を殴るのだって痛いんだよ。

甘えるなという与那嶺ですがどこまで伴に通じてるのか??

自分の仕事に誇りを持ってる与那嶺に対しても失礼よね。

ホールの仕事をちょっとでも愛してくれたら嬉しいというのです。

 

終わったあと路上で携帯を出し、恵理の待ちウケを見ていましたが。

そして通りかかりのバッカナーレと似たお店を見ています。

移りたくなったかな・・・

そんなところに桑原が通りかかりました。敵情視察の様子。

お店に誘ってくれた桑原。

伴はここぞというように抱え込んだ愚痴をたっぷりと吐き出します。

料理人になるために大学もやめ、結婚する彼女も捨ててきた。

笑顔でパンを切るためではない。

早く料理の技術を覚えて自分にしかできない料理を作りたい。

ホールの仕事は自分に向いてないし。

う~む・・・それは伴の都合であって、

店のシステムはまずはホールからというのでしょう?

納得したからホールにいるんじゃないの?

案の定、桑原の顔色が変わりました。

お前みたいなやつに厨房に戻ってほしくないな。

みんな同じだよ、伴。

仕事してる人間はみんな満たされない思いを抱えて働いてるんだ。

それでもみんな投げ出さずに働いてるんだ。

働いて金を貰うということはそういうことだ。

伴、目の前のことに一生懸命になれないやつに

夢を語る資格はない。俺はそう思う。


六本木の街角に座ったまま夜を明かした伴です。

夜が明け人々が動き始めます。

タクシーも、新聞配達も、酔っ払いを介抱するおまわりさんも。

サラリーマンたちがぞろぞろと歩いています。

みんな、どんな思いで働いているんだろう・・・

ようやく何かが伴のなかで弾けました。

見知らぬおじさんに声をかけ、頑張りましょう!と言った伴。

一つの山を越えたようです。

店でギャルソンスタイルに着替え、

掃除を始めました。

そんな伴をみて微笑む桑原。

いつものように朝が回ります。

鉄幹さんが42点の笑顔だと言っていきました。

25点よりだいぶUPしたね!

                          

ガキだね・・の言葉通りのガキンコだった伴。

九州の男はできすぎなくらいの女たちにかこまれて

こんな情けないモノなんでしょうかね。

45分ぐらいまでずっとヘタレのダメ伴で呆れたというか

時間がもったいない気がするんですが・・。

だって残り、いくらもないでしょう?

ホール2年のこずえをさしおいて料理人になるのも無理でしょうし。

こんな展開ですが、

あの野上というお客がまた恐い人でびっくり。

お客なら何を言っても許されるのかしら?

伴の成長を促すならいいのですが、「視界に入らないで」というのは

今の学校じゃかなりのいじめと受け取られますよね。

 

ただ、落ち込んでいる伴を見て声をかけようとした香取も、

伴をお店に誘ってくれた桑原も

実は伴の気持ちをちゃんとわかってくれていて

いつかは厨房に戻るであろう伴の成長を待ってるということがわかりました。

 

今回は桑原さんの台詞がびしばしと決まりましたね。

働く人はみんな、満たされない思いをしていても

それが働くということなんだと・・・。

全国の労働者一同、大きくうなずく様が見えましたわ。

 

しかし、こういうヘタレな役を演じる松本潤がけっこう偉いと思うの。

アイドルはちょっとかっこよくという役が多いなかで

かっこ悪すぎの情けないバカ男をここまで演じるのは

相当な勇気が必要。

でもいずれかっこいい料理人に脱皮していくんでしょうね。



17 コメント

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先輩しゅてき♪ (mari)
2007-05-17 17:42:37
まさか、与那嶺がアンナにホールの仕事を楽しんでやっていたとは
桑原が、好きな仕事で生き生きしているわけではないとわかっても、この先輩達は、働く意味をバンビに教えられるから、凄いですね
早くバンビが、生き生き働く姿を見たいです
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Unknown (お気楽)
2007-05-17 18:56:34
戸田さんいいですね。客商売ですからね。お客さまは神さまです。何も言わずにあとで投書するより、ハッキリした態度は男前でした。
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こんばんはです (ikasama4)
2007-05-17 21:37:09
自分は故郷を捨てて彼女を捨ててまで
ここに来たのに、こんな仕打ちは耐えられない!
っていう伴の言葉に
昨年同じくイジイジしてた山内さんを思い出しますねぇ(苦笑)

真っ直ぐな男はこういう事態には弱いみたいですね。

桑原の言葉はビシッと決まりましたが
その前の与那嶺の言葉は遠回しながら
深いものがありますね。

ちょっとした指先の動きでホールの皆を統率できるのですから
これまた凄い統率力です。

気になるといえば
今後、ダークな北村さんが出てくるかどうかって事ですかね(笑)
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Unknown (ろーじー)
2007-05-18 04:10:02
桑原と行った敵情視察のレストラン、、
Ciao・・とか書いてましたけど
イタリアンじゃなく、思い切りフレンチ?!(笑)
バッカナーレには本当に伴のことを心配してくれている
先輩ばかりでホント、いい店ですね。
最後には成長した伴を拝めるんでしょーか。
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 (ろーじー)
2007-05-18 04:12:37
今調べてみたら
Ciaoってイタリア語にもあるみたいでした・・。
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お客は、接客業では○○様? (ウルトラセブン)
2007-05-18 09:39:00
かりんさん、TBサンキュー、うんうん、よく記事書けてますね、どうも私は、せっかちなので画像が主になるのです。
>お客だからって、何を言ってものいいのかしら??
沿うんです、お客は、何でも言いよるんですわ、とにかく銭を支払って、お食べになるのですから、当然後払いですが、ホテルは先払いなんで、なんでもし放題、持って帰れる物はしっかりお持ち帰りになります(-_-;)「どんど晴れ」も今日の旅館の失態を訴訟までしょう(銭が共にかかるのですが・・)アホッ!?アレルギーで命が助かっただけでも感謝せよ、子供の世話を旅館の仲居に任せてオバハンはどこでどんな仕事してるんじゃ!?
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台詞がよかった! (tomo)
2007-05-18 12:13:22
かりんさん、こんにちは。

何と言っても、桑原さんの台詞がよかったですね。いちいち、「ほんとにそのとおり!」と頷きながら観てましたわ。ここまで諭すように言ってもらわないと判らないのかと、伴クンの精神的な幼さにいささかうんざりでした・・・。

最初から自分のやりたいことが出来るひとなんて、世の中広しといえども、そうそういるワケありません。まず与えられた目の前の仕事を精一杯こなすこと、それが認められれば、また新たなチャンスがやって来るというものです。バンビを観てて、「何を寝ぼけたこと言ってんのよ、この坊やは!」と、相当イライラさせられました。(苦笑)

与那嶺さんが、自分の仕事をとっても愛していて、かつ誇りを持って日々やっているというのもよかったですね。そういうのって、自然にお客さんにも伝わるし、お店の雰囲気をも左右しますものね。食事していて、「ああ、とっても気持ちのいいお店ね」と思えたら、お客さんにとってもハッピーですし。

そうそう、先日こちらで、「お店のスタッフがとても感じよかった」と書いたのは、最近乃木坂に出来た新国立美術館の中にある、かのP・ボキューズさんのお店です。大変な人気で、毎日大勢の人達が押しかけているのに、スタッフの方たちが皆さんよく出来ているんですよ。めちゃくちゃ忙しい筈なのに、そんなことはおくびにも出さず、あくまでもにこやかに爽やかにに、まるで与那嶺さんみたい。(笑)適度に(うるさくない程度に)お客さんに話しかけてくれたり、それがまたとても自然でよかったの。あんまりそういうお店って、今までなかったでしょう?

またドラマに戻りますが、かりんさんと同じ気持ちで観てたわ。相変わらずテンポが悪いですよね。いつまで引っ張ってるんだ~、お子さまバンビを!ってね。ついつい時計が気になったわ。松潤も頑張ってるし、共演者も魅力的な人達ばかりなのに、ちょっと勿体ない気がします・・・。
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まだまだバンビ(笑) (まこ)
2007-05-18 16:25:28
伴ちゃんのしつこいくらいの料理への執着!
店を持つ夢を持つ伴ちゃんだからこそ、
接客という修行の期間なのに
ただ美味しい料理を作りたいだけなら
家で好きなだけ作ればいいのであって、
料理人を目指すのであれば、常にお客様の
存在を意識しないといけないと言う事に
いつになったら気付いてくれるんでしょ???

野上さまに驚いてらっしゃるかりんさんですが、
まだまだ!(笑)
もっとワガママなお客様はザラですよ~。
あたしもいわゆる接客業なのですが、
心の中で、「あたしゃあんたの家来かよ~!」と
何度とほほ気分になった事か
でも、そういうお客様が、店や人を育ててくれるんです
・・・と思えるまでには何年もかかりましたが(笑)
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mariさん♪ (かりん)
2007-05-19 01:39:46
こんばんは!

与那嶺がホールの仕事を愛しまくっていたとはね!
でもまあ、お似合いです。
見様によっては、あれはホストですからね(笑

そして桑原の台詞も効きましたねえ。
ようやく目覚めたおこちゃまバンビです。
もしも厨房に戻っても最初は食器洗いからですよね。
そこで腐らずにできるように今から覚悟してもらわないと。。。
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お気楽さん♪ (かりん)
2007-05-19 01:42:27
こんばんは!

戸田さんの役はかなりきついですね。
とても言えないようなことを言ってますが。。。
私だったら次は来店拒否しそうな気がする(笑

でもああやってはっきりと告げることは伴にとってはショック療法みたいなものかな・・・
次は認めてもらえるといいですね!
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