千代の懐妊からもう一年近く経ったことになりますね。その間一豊はめったに帰る事
もできず、久しぶりに帰って千代のおなかに驚いていました。産婦の不安な時期に
帰れなくてさぞ心配だったでしょう。でも千代はいいですね。一豊の母もきぬおばさま
も来てくれて侍女までいます。何があっても安心!っていうけど結局六平太の前で
産気づいたのでした。六平太って千代の一大事の時は必ずいるんですよね・・
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産着を縫う法秀尼ときぬ叔母はこれから誕生する孫のことを思い描いているのでし
ょうか。そこにいとが同じような大きなお腹を抱えてとしの出産を知らせにきました。
それによると男の子だったようで、いとも男児出産せねばと言いおいて帰っていきま
した。複雑ですね。男児出産が競争だというのも乱世の世では仕方ないことでしょう
か。そんな中一豊が帰り千代のお腹に驚きます。名前は「秀豊丸」なんてこったい!
男の子しか考えてないのかい?一豊よ、お前もか!千代はそれなら自分がと「よね」
と言いました。平凡だという一豊に法秀は平凡こそありがたいと言ってくれました。
優しいお姑さん。しばらくしてまた戦場に赴く一豊。
ある日千代は散歩に出て水辺で休むとどこからともなく六平太が現れます。
毛利、上杉と回り状況をみていたと言います。ここから勢力争いの話に移りました。
一豊の一大事について。六兵太はその後に起きる事件を見通していたのです。
一豊の一大事は、柴田勝家と秀吉が対立したときだ。
これからは秀吉、勝家、光秀の勢力争いになる。
織田の中にも内紛が起きる。
腹の子が男だと戦に行くことになる。千代の悲しむ顔が見たくないから女の子だと
いいなと。やや勇ましい話と心配事とを織り交ぜて話したせいでしょうか。いきなり
千代が産気づいてしまいました。男の子を欲しがる風潮の中できっぱり女の子がい
いと言ってくれた六平太には頭が下がりますね。おかげで千代のプレッシャーも少し
は和らいだでしょうか。そして女児出産。きぬおばが「申し訳ありません」という後か
ら「何を言うのです。男でも女でも、人の命の重さに変わりはございませぬ。ようやり
ました」男の子のママは、いずれ姑になる日がくるのなら法秀尼のような母になりた
いものです。お手本としたい心根に感激してしまいます。
知らせはすぐに一豊に伝わりました。「男の子か」と問われると「女の子」とは言い
にくいものですよね。曇った顔でしたがすぐに希望通り「よね」と名付けるように
言付けていきました。一豊がよね姫に会えたのはそれから一年後だそうです・・
・・・千代、よねちゃんのお誕生おめでとう
一年後に帰った一豊は男の子を欲しがってたことを忘れてよねをかわいくてたまりま
せん。泣かれるのは人見知りする赤ん坊の性ですからしかたないですが戸惑い振り
がおかしいですね。きっと一国一城の主となってよねを姫と呼ばせたいと早くも親ば
かの心境です
さて旭の婚儀です。秀吉の泣き落としによって副田と結婚したものの旭は相変わら
ず上の空で呆然と過ごしているとのこと。可哀想にいつまでも源助を思っているので
しょうか。しかし副田としてもこのままでは病気になるやもと心配でついに千代のとこ
ろに参り応援をと頼みにきました。さすがに旭@松本明子の様子は爆笑もの。半開
きの口の様子は女優としても凄いもの。そんな旭の様子を千代は胸痛む思いで見
つめます。思い切り自分をぶってほしい。そうして赤子のように、泣きたいときに泣き
笑い疲れて眠りましょう。乱世にに生きる人は己をこのように慰めて生きているので
はないかと説いていく千代です。千代の説得は効果がありましたね。何しろ一豊より
仕事ができると太鼓判を押されていますもので。おかげで副田もしっかり旭を抱きし
め、赤子のように泣く嫁さんをようやく自分のもとにたぐりよせることができました。
もう一つの千代の対面。光秀夫人に請われ坂本城へ出向く千代ですが幼い日の玉
との対面を果たしました。美しく成長した玉はのちに細川ガラシャとなり悲劇の人生
を歩むようです。が今はまだそのことではなく目先の乱世に心痛める千代です。
そして一豊の制止をふりきり上様のどこが好きかと光秀に訊ねてしまいました。
光秀) 上様は人の上に立つ天賦の才能をお持ちじゃ。
千代) 明智様も筑前の守様もそうではありませんか。
光秀) いや上様とは違う、某にも筑前様にも迷いがある。
千代) 迷いがあるから人なのではありませんか。
光秀) 迷いこそ人の情。さよう、されど人の上に立つ人は迷いを見せては
ならない。ゆえに上様をおいて天下人はおられませぬ。
今週のハイライトは信長の慢心ということでしょうか。濃が民の心を無視してはなりま
せぬと忠告しますが聞く耳をもたない信長です。現在の信長の仮想敵は謙信と毛利
であり、この二人も遠からず自分にひれ伏してくるという信長に対してのお濃でした。
ちょっと前に長篠の設楽が原の戦いに勝利したあと一向宗徒をすりつぶすように殺
害していった信長ですが、本願寺とは講和して一時休戦状態にありました。
そんな信長に柴田勝家は上杉が攻めてくるからと応援を頼んできます。しかし秀吉
はそれは謙信の遠吠えだといい、うまく撤退して近江に兵を寄せてくれるように進言
します。だがこれが信長の逆鱗に触れたようで逆に柴田のもとへ兵を出陣させるよう
に命を受けてしまうのです。何とか方法は無いものかと考えた秀吉達は柴田を怒ら
せることで「帰れ」という言質を引き出すことでした。子供のけんかのようなやりとりで
したが確かに柴田は「そんなに上様のお側がいいなら近江へ帰れ」と言ってしまいま
した。ここに食らいついた秀吉達は
「ただいまのお言葉、織田家筆頭家老のお指図と受け取った」
「これは陣を払って近江に帰るのが当然でござる。参るぞ今生の別れでござる」
一部始終を見た六平太は事の重大さを伝え家臣たちも無事ではすまないことを
予言しています。それを聞いて千代は動転してしまいました。
半兵衛のもとに急ぎます。
半兵衛さま、上様のお怒りを解く術をお考えください・・・
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歴史がさっぱりなので理解しにくい後半でした。
なぜ柴田の援軍を忌み嫌ったのかが不明です。
秀吉の言う「近江こそが戦場」だという説はわかったのですが、なぜ近江でなければ
ならないのか。それは柴田に向けられた、
「近江、安土、岐阜は空同然。謙信を打つなら近江に引きずり出して討つべし。」
という言葉が正しいということなのでしょうか?
だとしたら、秀吉のいうことは正論。信長がなぜ血迷うのかも理解できにくいです。
だからこそ、信長の慢心だと言えるのでしょうか・・。
お玉が出てきましたね。
実は功名が辻のあとの番組でもハセキョーが出演します。2コマ続けて見ていくこと
になるんですよね。でも顔が全く違って見えます。
それにしても千代の赤ちゃんのかわいいこと。よくこんな赤ちゃん連れてきたわね。
欲しくなった人も大勢いるでしょう。少子化防止に一役買ったといいですね
よねタンの子役、少々ご機嫌斜め
っぽかったですね(苦笑)
大泣きばかりでしたもんね。
予告を見る限りだと来週の3人
目のよねタン役の子はそうでも
なさそうな気がしますが・・。
勝家と秀吉は仲が悪いですからね。
柴田に援軍を送って手柄挙げてもそれ
は柴田のもの。功名に燃える秀吉が
嫌ったのでは?
ハセキョウさんキレイ~。
こーいう登場のさせ方もありか。
悲劇の女性をどう演じるか楽しみ。
当方記事TBURLは
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/bluestar1719/diary/200604300001/
秀吉と勝家の不仲を見抜いていた信長ですが、あの状況で大きな兵力を動かせるのは、おそらく光秀か秀吉しかいなかったでしょうから、秀吉を派遣させたのは主君としては当然のことだと思うんですよね。
ひねくれた見方をすれば、ある意味この頃から秀吉の増長の傾向が見えてきていたのかもしれませんね。
実直で策略に縁の無い勝家と、最初から口実をつけてともに戦わず撤退する策略を考えていた秀吉。
どちらの方が一枚上手か、結果は見るまでも無かったのですが・・・。
個人的に秀吉が好きになれないのが、このあたりなんですよね・・・^^;。
そのあたりの流れをもっと詳しく演じて欲しかったなぁ、と言うのが見た後の感想でしょうか。。。
コメントありがとうございます
さて、秀吉の「北国陣払い」はホントのところはよく分からないのが実情です。
で、ここからは推測になりますが。
①「犬猿の仲」説
これが世間で一番有力といえば有力なんだろうと思います。でも、ドラマでも言ってましたが、「仲が良い悪い」で「陣払い」をするほど、秀吉が分別のつかない人間だとは思えないんです。
秀吉は勝家とは度々衝突してましたが、「金ヶ崎の退き口」のとき、秀吉の「しんがり」志願に感動した勝家は自分の手勢を秀吉に与えたとも言われてます。
②「戦略眼・戦術眼」の違い説
これは、ドラマでも秀吉が言ってましたね。
"北国で決戦するよりは近江に誘い込んで、織田軍総がかりで上杉勢を殲滅させる”
という秀吉なりの戦略・戦術と
"援軍あらば、退却などせず能登・加賀と一気呵成に侵攻して越後を奪う”
という勝家なりの戦略・戦術の違いから「陣払い」したんじゃなかろうかと。
僕としては、この説をとりたいんです(お前、何様だ!というツッコミはご容赦)。
秀吉と勝家・・・どちらも器量人ですから、こういった大局観の違いで激論を交わした結果、物別れに終わったという説を支持したいなぁ~どうしても。。
あ、すみません。。すっかり長くなってしまいました。。ご容赦
自分は上に立つ事ができないと考えた可能性を考えます。
もし、自分が援軍に行って柴田が上杉を破ったとしても手柄は大将である柴田のものになるのですからね。
昔ならまだしも今や秀吉は一国の大名。
勝家と渡り合うのであれば、こういう態度をとって秀吉は勝家と互角に渡り合えるほどの地位を得たという事を知らしめたかったのではないかとね。
なるほど!
少子化対策へ貢献!
確かに、大河をみて子供がほしくなった夫婦もいるでしょうね!
やはり、人の上に立つのも
子作りも、迷いがってはいけませんね!(笑)
それに引き換え何故か影の薄い一豊くん、頑張っていただきたいものでございます(^^;
>なぜ柴田の援軍を忌み嫌ったのか
半兵衛さまの説明だけでは分かりにくかったですね。
次回のピンチ、半兵衛様の活躍に期待します~。
そしていつも見守ってくれている六平太!
留守がちな一豊ですが、この方達がついている限り千代は安泰だな~と思います。
結局千代たちにはこのよねちゃんしか生まれないんじゃなかったかしら?
しかもかわいそうなことになると聞いた覚えがありますが・・・。
私も歴史にはあまり詳しくないので、もう少し補足説明があってもいいかな、と思います。
…自分で調べればいいんですけど(笑)
赤ちゃん、ホントにかわいらしかった(^^)
半兵衛が秀吉に言ったことも、信長のこだわりも、これから先どうなるのかも。
秀吉と勝家って、そんなに仲が悪かったの?とか、そんな素振り、今まで見せてないのでは?と思ったり、そういうところは描き方が簡単すぎますね。
よね姫かわいかったですね。
凄い顔して泣いてましたね。
一年も会えなくて、しかもいかつい鎧姿の一豊だから仕方がない、と十分に理由付けられますが、演技でないだけに、あの泣かれ方は上川さ~んという感じで、笑えました。
かりんさんのGWはいかがですか?
さて、秀吉VS勝家について。
わたしも、劇団たぬきさんおっしゃる「戦略眼の違い」なのかなぁって思いました。
でもかりんさんと同じく、わたしもなぜ信長がそこであんなにキレるかなぁって思います。
ま、もともとキレやすい人ですが……
もう誰の意見も耳に入らなくなってるんでしょうね。