空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

マケイン米上院議員が死去/18.08.26/ロイター

2018年08月26日 | へっぽこ稽古日誌
マケイン米上院議員が死去
2018年8月26日 / 10:32 / 11時間前更新 ロイター

 【ワシントン共同】米共和党の重鎮ジョン・マケイン上院議員が25日、死去した。81歳だった。脳腫瘍で闘病を続けていた。トランプ大統領の政策や政治姿勢を厳しく批判し、闘病中もロシアへの融和姿勢に苦言を呈するなど意見を表明した。トランプ氏の歯止め役がいなくなることを憂慮する声が出そうだ。

 2008年の大統領選に共和党候補として出馬、民主党のオバマ氏に敗れた。外交・安全保障政策に精通し、日米同盟の強化を米政界で主導。18年4月に旭日大綬章を受章した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に批判的な立場を取ったこともあった。

【共同通信】



故人の遺志により、マケインの葬儀では、対立候補だったオバマがブッシュと共に弔辞を述べる予定。
これも故人の遺志により、ペンスは招待するけどトランプは来るなとという連絡がホワイトハウスに入ったそうです。

マケイン上院議員が、トランプ氏の葬儀参列を拒否との事。
過去にマケイン氏を名指しで「捕虜になったから戦争英雄になった」ってあり得ない暴言吐いてるもんな。
捕虜になるぐらいに敵地の真っ只中で戦ったって事なんだが。
敵首都上空で被弾降下捕虜って、名誉であれ侮蔑される言われはないもんな。

一年前にマケイン議員がワシントンポストに寄稿した文。当時、概訳して連ツイしてた。
再読し、失いたくない人をアメリカは失ったと改めて感じる。
一年後、米政界の状況は悪化し、政策は固まらず、
大統領は国民からリスペクトを勝ち得る機会を100%失い、
米国は船長のいない大型船が漂流するが如し。

マケイン議員、来週再開する米議会へ痛烈な、しかし、
まっとうな呼びかけをWaPoに寄稿。(涙ぐみながら読んだわ。)

 「我々は大統領の部下ではない。
  我々は大統領に応える立場にいるわけではない。
  我々が応える相手はアメリカ国民だ。」

 「議席多数を持つ与党が自分らの望むままに議事を通し、
  少数派野党は反対に回るだけ、互いに歩み寄ろうという態度もない、
  いまの米議会はそれが当たり前だと思い込んでいるフシがある。
  しかし、それは統治の仕方としては正しくない。」

 「米国政府のシステムは、機能チェックとバランスを保つよう、
  上院下院の二院制をとり、マイノリティの権利を守るため、
  互いに譲歩するように作られている。
  我々議会は互いをリスペクトし譲歩のプロセスを踏んで
  プラグマティックなアプローチをめざすべきだ。」

 「政治経験を持たない大統領のもとで、
  我々議会は十分な情報を得られていないのみならず、
  大統領はそのときそのときの気分で行動したり思いつきを述べたりする。
  大統領を交えて政治を行うのは無論ながら、我々は大統領の部下ではない。
  大統領のパワーをチェックするのが議会の仕事だ。」

 「軍事予算が現在より必要なのはわかっている。
  しかし、予算問題に両党派共同で取り組もうという意思は双方にみられない。
  このままでは議会閉鎖の事態に追い込まれかねない。
  移民対策も重要課題だが実際に壁を作れば解決するわけではない。
  ヒューマニティや移民の経済貢献を忘れてはならない。」

 「税制改革、インフラ整備、その他優先順位の高いポリシーも同様だ。
  これらの議題を通じて我々米議会は、正常で配慮ある自由意思をもった者たちが、
  有能に、互いにリスペクトを払いつつ、謙虚な態度で統治を進めることができる、
  それを米国民に示すチャンスなのだ。」

 「現在の米政界は従来以上に二分され、情けないほど何も物事が進んでいない。
  白人至上主義者がヘイトとレイシズムを表出させて行進する様を見ておののいた米国人は多いだろう。
  しかし我々米国人の大多数はあの事件で亡くなった女性と価値を共にし、
  彼女の命を奪った人間の価値観は共有しない。」

 「米国人とは何者かが問われた時、個々の違いよりも、
  我々が共有している価値観こそが、それへの答えとなるのだ。」
 (←実際の文章どおりではなく、順不同で意訳しました)