メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

九条シネ・ヌーヴォ探検隊

2010年01月31日 21時39分38秒 | 日記
2010年1月30日。
大阪での上映復活にあたり、舞台挨拶とティーチインのためにシネ・ヌーヴォを訪れました。

大阪九条の商店街の角を曲がった裏手に、シネ・ヌーヴォはありました。
金属の薔薇に彩られた妖しい映画館。




この時計はかつてはどの映画館にもあったような気がします。

この劇場は、古くからある映画館を引き継いで営まれているので、映画のふるさとのような懐かしい雰囲気が充満しているのです。

モギリのあたりは映画マニアの巣窟らしいたたずまいで、その中に混じって『マイマイ新子と千年の魔法』のプログラムやサントラが並んでいました。


その向かいの壁には、『マイマイ新子と千年の魔法』の原画の展示コーナーがしつらえられています。

ラピュタ阿佐ヶ谷と同様、ここでも原画を手にとってご自分でパラパラしていただくことができます。

展示されている原画に対応する絵コンテも掲げられています。


素敵に秘密めいた角を曲がると、


さまざまな映画のチラシのあいだに『マイマイ新子と千年の魔法』のチラシも並んでいました。


左側のは見慣れたB5版のチラシ。
でも、右のA5版のチラシは始めて見ます。この3週間の上映のために、シネ・ヌーヴォで独自のチラシを作って下さっていたのでした。
いかにも名画座的な雰囲気の落ち着きがあるデザインで、しかも、両面カラーです。



洞穴のような廊下の壁には、あたかもラスコー洞窟の壁画のように、この劇場を訪れた古今の映画人たちの署名が残されています。



あっ、森卓也さんのもあった。

1月30日、この中のどこかに自分の名前も加えさせていただくことができました。
とても光栄です。

署名の壁の向かい側にも、『マイマイ新子と千年の魔法』の絵コンテが展示されています。


映写室。
上映終わった『マイマイ新子と千年の魔法』のフィルムが巻き戻されているところ。



『マイマイ新子と千年の魔法』は、この不思議な空間の真ん中で、2月19日まで上映されています。
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