メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

8月15日は「ただのお盆にいね」じゃなかった

2010年08月24日 11時29分19秒 | 日記
 ふとふりかえると、8月15日は「ただのお盆にいね」ではなく、昨年のその日に『マイマイ新子と千年の魔法』がスイス・ロカルノ国際映画祭でワールド・プレミアを迎えた記念日だったのでした。
 去年の今頃は、コトリンゴさんにいただいた楽曲を元に、エンディングの画作りに勤しんでいたはずです。

 あれから丸1年と1週間。
 今週末は新子のふるさと防府で上映があります。


 そうだ。
 去年8月のロカルノで結婚発表をした二方プロデューサーと『REDLINE』の小池健監督のあいだに、昨日赤ちゃんが誕生しました。
 おめでとうございます。

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公開半年と一週間

2010年05月29日 13時01分27秒 | 日記
 昨日は、DVD特典映像用の撮影だとか、これから行われるイベントの打ち合わせだとか、さまざまに忙しい一日になりました。
 世田谷で行われた撮影関係が一段落つくともう午後8時を過ぎています。ですが、これからまた山本さんと打ち合わせがあります。
 山本和宏宣伝プロデューサーは、劇場公開以来の宣伝の仕事が一段落していったん契約満期を迎えていたのですが、最近ではDVDの特典や封入ブックレットを作る仕事でまた戻ってきてくれています。東の方から来る山本さんと、南の方から来るわれわれが落ち合うのに都合が良いのは、去年移転するまでマッドハウスがそこにあった荻窪です。映画『マイマイ新子と千年の魔法』の生まれ故郷。
「夕食を食べながらにしましょうか・・・・・・」
「ああ、じゃあ、牛タン麦とろ」
「駅前の『ねぎし』ですか」

 テーブルに着くと、山本さんは何か思い出したようです。
「前にもこうやって『ねぎし』で牛タンごいっしょしましたよね。新宿の方のお店でしたけど」
「うん」
「あれは、新宿ピカデリーの上映最終日でしたよね」

 2009年12月17日。公開から4週間の当初予定通り、新宿ピカデリーでの上映が終了する最後の回。
「ひょっとしたらこんな良い上映環境で自分たちのこの映画を見る機会もなかなか訪れないかもしれない」
 などと思ってしまって映画館へ出かけると、ほかのスタッフたちも同じ思いでそこに揃っていました。最近のように舞台挨拶にしゃしゃり出ることもなく、ごくふつうに観客席に座っておきながら、でも上映が終わると出口で一堂並んで出て来るみなさんにお礼をしたのでした。
 そのあと、何か食べに行きましょうか、などとみんなで揃って食べたのが、この同じ牛タン料理のチェーン店だったのでした。

 その少し前12月6日に第九回文学フリマで行った『マイマイ新子』のイベントはすでに満席になっていましたし、その時点で廣田恵介さんの続映を求める署名も始まろうとしていました。新宿ピカデリー最終回も、朝9時スタートなのにもかかわらず、9割がたお客さんが入っていました。そして、翌々日の19日からはラピュタ阿佐ヶ谷でレイトショーがはじまることになっていました。
「ラピュタではせっかくお越しくださる方々に、感謝の意を込めて来場者プレゼントやりたいんですけど、何がいいですかねえ」
 食事しながらそんなことをいう山本さんに、
「絵素材を加工したカードだったら作れるけど。はい、もうデザインの方は出来てる」
 と、持参したサンプルを手渡したのが、ラピュタ阿佐ヶ谷と九条シネ・ヌーボーで配ることになったアートカードの始まりでした。「アートカード」という名はこの場で山本さんが命名しました。
「問題がひとつ」
「なんでしょう?」
「これ、カラー・プリンターで画用紙に出力して作るんだけど、A4版の画用紙でないとプリントアウトできない。画用紙をA4版サイズに裁断する手作業がたいへん」
「そういうことなら・・・・・・裁断した奴が画材屋に売ってんじゃないですかねえ」
 その足で新宿の画材屋にでかけ、「ピッタシじゃん!」という画用紙を見つけ、持ちきれないくらい買って持ち帰ったのでした。
 12月19日からの8日間、お客さんが満席だったら帰りに一杯やろうなどと約束して、結局8日阿佐ヶ谷の酒場に入り浸ることになり、だけどそこで毎日遅くまで翌日以降の来場者サービスの作戦会議を行うことになりました。

「その出発点がここと同じ牛タンのお店だったんですよね」
「うん」
「・・・・・・あさっても来週の土曜もよろしくお願いします」
「こちらこそ。まだまだよろしくお願いします」

 公開後丸半年を経過して、こんなふうでいられるのも、この映画を陰になり日向になり支えてくださったたくさんの方々のおかげです。

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マイマイ台湾リポート by 岡田こずえ

2010年04月06日 10時46分37秒 | 日記
今回は台湾の映画祭に赴いた岡田音楽プロデューサーから、さらに詳しい現地報告をいただきました。
「監督、届いてますよ!」がうれしいです。

―・―・―・―・―・―

片渕監督がBlack Lagoonの追い込みで日本を離れられないので、mookiに代わってもらえないか。
プロデューサーと配給元からの依頼。私もmookiもBLのスタッフでもあるから、勿論二つ返事でお引き受け。
とはいえ、「海外で歌を歌う」ということの大変さを、彼らは想像すらしてないだろうなぁ。
「引き受けた」ということは、「背負わねばならぬ」ということなので、私とmookiは、「最後は素歌(すうた=伴奏もマイクも無い状態の歌)だね」と笑って“お引き受け”したのでした。

『マイマイ新子と千年の魔法』が、2010台湾国際児童フィルム祭(Taiwan International Children’s Film Festival)でオープニング上映作品に選ばれ、Minako"mooki"Obataが、映画祭より正式招待を受けて、映画祭主催の記者会見とオープニング上映後にパフォーマンスを披露しました。
http://www.ticff.org.tw/
台湾国際児童フィルム祭とはアジアで児童のために初めて設立された、映画・テレビ番組の映画祭。
2004年に初開催以降、毎回約20ヶ国から集まった約300作品が上映されています。

配給元の担当者と台湾側のコーディネーターの間でのメールのやり取りを見たとたん、軽いメマイに襲われました。通常の舞台挨拶は、マイクから音が拾えれば、なんとかなりますが、歌を歌うのは、それなりの準備が必要な訳でして。映画の関係者が、音楽のシステムを理解しているはずもなく。
「すいません。これだと歌えないので、こんな感じで機材をご用意頂けないでしょうか。」
私が絵を描いて説明して、それを台湾側にメールで伝えて、返事が来て、訂正して…。
「音源もマイクもケーブルも変換プラグも、全部東京から持参します。」
とはいえ、異業種の方たちが、一生懸命準備をして下さって、なんだかそれだけで、ありがたくなっちゃって。
「大丈夫。最後は現場処理しますから。」

3/30成田→台北
成田エクスプレスがディレイして、中華航空がディレイして、空港から市内への道路が渋滞して、とにかく大幅に遅れてホテルにチェックイン。
妙に寒い東京から、日が暮れても20度はある台北への移動。流石、南国。
台北市。台湾北部の台北盆地にあり、亜熱帯気候。人口は約262万人。京都府くらいの感じ。
コーディネーターのマイク君、若干33歳。日本語が堪能。
台湾では、中国語は北京語。小学校から英語は習うそうだが、「私は英語は苦手なんです。」とのこと。
彼は、大学で日本語を学び、日本のアニメの仕事もしているそうです。
台湾には、英語検定ならぬ日本語検定があるそうです。びっくり。
「なぜ、英語の名前をつけるの?マイクさんの中国語名は何とおっしゃるの?」
「ユと言います。中国語の発音は、難しいのでビジネス上の芸名みたいなものです。」
確かに。“ユ”の発音は、微妙に難しい。でも、北京語は、以前にレコーディングで訪れた香港の広東語よりも、ずっと穏やかで美しい響きがします。
歩くスピードも心なしかのんびり。穏やかなお国柄のご様子。夜遅くなっても女性が一人で歩ける治安の良さ。
mooki曰く「金沢っぽい。」小京都な感じ。

3/31マスコミ試写&記者会見
台北の繁華街の一つ、西門町のシネコン「今日秀泰影城」でのマスコミ試写。その後、mookiのパフォーマンスと記者会見が行われました。

台湾側の手配した歌手の陳珊妮さん(Sandyさん)とご挨拶。日本の映画宣伝などで、外タレに花束を渡す有名人、みたいな感じ。彼女の歌が使われた「Monga」という台湾映画が大ヒットしたのだそうです。
台湾の映画事情は、ちょっと前の日本と似ています。
最も強いのはハリウッド映画。ご多分に漏れずアバターは大ヒットだったそうです。台湾映画は、ここのところ押され気味で、「Monga」は久々の大ヒットだった、とのこと。日本のアニメも人気はあるそうですが、TVシリーズの映画化じゃないと上手くいかないそうです。
その中での「マイマイ新子」なので、配給会社も頑張って宣伝したいとのこと。この日は、台北市内でハリウッド映画と台湾映画のマスコミ試写が重なっているので、集まりが心配だとか。

試写の開始前にmookiと陳さんは、客席にちょっとだけご挨拶。おっ、満席だ。
試写中に、会見場所でサウンドチェック。機材のセッティングを終え、音が…出た!
PAエンジニアとのやり取りは、日本語・北京語・英語が混ざるもの。でも、これが通じる。技術的なことは、大体一緒なんですよね。
勿論、決して歌い易い環境ではありません。でもmookiは「音が出るだけありがたい。」と。実力波のヴォーカリストは、頼りになります。

映画祭のプログラムディレクター王さんの司会で記者会見が始まります。
新聞、雑誌、ネットメディアの他、台湾公共電視のカメラも入っての盛況振りです。30名以上いました。
京都の規模で考えたら、立派なものでしょう。注目を集めているようで、嬉しくなります。
ますはmookiのパフォーマンス。モニターコンディションが悪いはずだし、物凄い近距離でフラッシュたかれているのに、微動だにしない。素晴らしい。ありがとねmooki。大きな拍手に、私も嬉しかった。
陳さんと、東京から持参した「マイマイ新子」のサントラCDと、「Monga」のサントラCDを交換してから、映画祭のキャラクター寶寶(pao pao)が紹介され、撮影タイム。その後、ステージ上でmookiの音楽性や、今回の映画音楽作りの話題と、映画祭や台湾での公開に関してのインタビュー。
カメラが撤収されて、「平面文字記者訪談」。囲みの共同取材、といった所。

あっそうか、このままだと映画の感想が聞けない…。記者さんたちに、最後に逆インタビューをしました。
「映画をご覧になった感想を教えて下さい。日本のスタッフに伝えなければならないのです。」
記者さんたちからは、「懐かしい風景と子供の心情が丁寧に描かれており、自分が子供の頃を思い出した。」「後半の新子がバーカリフォルニアに行った後は、胸が熱くなった。」「前半は宮崎アニメのようだと思ったが、中盤以後の独自性に引き込まれた。」など。
あれ、日本での感想と変わらない。国が違っても届くんだ。
監督、届いてますよ!

4/1映画祭オープニング上映
オープニング上映は、台北一の繁華街、信義ショッピングエリアにある、「信義威秀影城」というスクリーン数が20以上あるシネコンで上映されました。

まずは、会場でセッティングとサウンドチェック。
あれ、スクリーンの下にボードの張り出しが…。「マイマイ新子」は北京語の字幕上映になります。が、国際映画祭なので、その下に英語の字幕も映写されます。張り出しは、英語字幕用。なるほどです。
で、機材が増えてる。昨日と違って、300名入る大きなスペースだから、フットモニターを増やしてくれていたのです。言葉が違っても伝わっているみたいです。東京にいれば、当たり前のように「転がし用意して」なんですが。

上映後の段取りを相談している時に、台湾側のスタッフと問題が。
台湾では、エンドロールを見る習慣が無いそうで、観客が帰ってしまう。なので、「エンドロールが始まったら、マイクセッティングを始めて、エンドマークが出たら、すぐにでも歌って欲しい。」と。
「ちょっとまって。mookiが歌うことを上映前にアナウンスして、エンドロールが上がりきるまで、映画の邪魔をしないように出来ないでしょうか。黒味に文字が上がる訳じゃないのです。最後まで観て頂きたいのですが。」
そこから、結論が出るまで、北京語の長い長い相談。
「わかりました。映画が終了してからセッティングしましょう。観客に最後までイメージを伝えられるように。」
ホッ。伝わった。

さあ、開場です。お客様は、少数のメディアと海外の方を含む映画祭関係者の他は、チケットを購入された一般の観客。ちなみに一般用のチケットは売り切れ。ロビーは、多くの親子連れで賑わっていました。

終了間近、劇場そでに待機。エンドロールが始まると、扉を開けて出てくる方が…。帰らないで!
どうしよう、と思っていたら…大きな拍手が!凄い凄い、たくさん残ってくれているじゃありませんか。
観客の中には、大粒の涙を流したオジサンも。
mookiは上映後、パフォーマンスとご挨拶。残ってくれた親子連れが、熱心に聞き入る姿が印象的でした。
終了後、mookiは親子連れや、海外のゲストなどに囲まれて、なかなか外に出られません。
ロビーに出たら、今度は観客の子供達に囲まれてサインを求められ、身動き取れなくなりました。
mookiに「おもしろかった?」と訊ねられた子供達は、皆恥ずかしそうに「おもしろかった。」と。
シャイな国民性で、外国人に直接話しかけるのは、とても勇気がいる事なのだそうです。
台湾の映画関係者からも「素晴らしい作品だ」と絶賛されました。
監督、ちゃんと届いてましたよ!

「日本では、こういう舞台挨拶をよくやるんですか?」という質問がマイク君から。
「いいえ、とんでもない。こんなこと出来るのmookiだけですよ。」

台湾では、4月23日から劇場公開されます。 たくさんのお客様に観て頂けると良いのですが。
最後に、慣れないイベントにご協力頂いた、日台両国のスタッフ・関係者の皆様に心から御礼を。
謝謝。再見(さいちぇん)

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台湾の映画祭へ

2010年04月04日 06時39分33秒 | 日記
4月がはじまってすぐに台湾・台北市で行われた児童映画際「第4回台湾国際児童影展」で、『マイマイ新子と千年の魔法』がオープニング上映されました。

ほんとうは監督として参りたかったのですが、今やっている仕事のスケジュール上の絡みで、どうしても何日も仕事場を空けることが出来ず、そこで、音楽のMinako "mooki" Obataさんが赴くことになりました。台湾側も、mookiさんが来るなら「ひとり多重録音」のBGMを歌っていただこうということになり、かえって盛り上がったようでよかったです。

以下は、mookiさんに同行した音楽プロデューサー岡田こずえさんからの報告です。
  

―・―・―・―・―・―・―


無事に終了しました。
オープニング上映は、台北一の繁華街、信義ショッピングエリアにある、信義威秀影城というシネコン(スクリーン数が20以上ある!)中の300名ほどのスクリーンで上映されました。
観客は、一般の観客と少数のプレス/映画祭ゲスト。一般用のチケットは売り切れておりました。
保護者に連れられた子供達もたくさん。
上映終了後のパフォーマンスの為に、ドアの外で待機していたのですが、上映終了後には拍手が。
大粒の涙を流したオジサンも見かけました。
mookiはパフォマーンスの後に、簡単なQ&Aをしてご挨拶。
終了後、mookiは親子連れや、海外のゲスト(他の出品映画の関係者)などに囲まれて、なかなか外に出られませんでした。
ロビーに出たら、今度は観客の子供達のサイン攻め。
mookiは、小さな子供達にサインしたのは、初めてだったようで、とても感激していました。
本来の彼女の音楽は、大人向けですから。
配給会社によれば、台湾ではエンドロールは、ほとんど観られないそうですし、シャイな国民性だそうですので、相当良い反応だったそうです。
また、台湾の映画関係者(複数の映画監督だそうです)からも、「素晴らしい作品だった」と言われました。


台湾公共電視の映像が、you tubeにあがっております。
インタビューに応えている男性が、配給担当者です。
http://www.youtube.com/watch?v=9wOQsJfKEHs


―・―・―・―・―・―・―


昭和30年の日本という舞台設定を越えて普遍的な映画が作れたらよいなあ、というこちらの想いが、どこか実現していたのかもしれない、そんな気持ちにさせてもらえました。

このあと台湾では、『マイマイ新子と千年の魔法』は4月23日より一般公開されることになります。
関連してフィルム・ブックも出版されるとのことです。
楽しみです。



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上映のべ103日目からの再開

2010年03月13日 07時03分28秒 | 日記
「春休みにあちこちで上映されているようになること」

 を、当面の目標と心の中に定めてこれまでやってきたつもりです。

 その春休みを前に控えて、今日3月13日土曜日から、渋谷シネマ・アンジェリカで上映が始まります。

 年末に高畑勲さんがラピュタ阿佐ヶ谷に『マイマイ新子と千年の魔法』を観に来られたとき、同行されたジブリ関係者の方から、ジブリ美術館が配給作品を上映しているアンジェリカを紹介していただき、今回の上映に漕ぎ着けることができました。

 実は、2月のラピュタ阿佐ヶ谷の最終回が終わったときも、いつまでもホールに残っておられた観客の方々の中でも、最後の最後まで残ってくださっていたのが、われわれの同業他社複数社の方々でした。

 いろいろな応援を得ることが出来て、いろいろな意味で、ぼくらは一人ではない、と感じています。



 11月14、15日の山口県4館先行上映2日。
 11月21日から2月26日までの14週間98日。
 3月6、7日のワーナー・マイカル・シネマズ防府アンコール上映2日。
 これまでのべ102日にわたって上映されてきた『マイマイ新子と千年の魔法』ですが、103日目からの再出発です。

 このあとも以下のように続きます。

  3/13-4/2渋谷シネマ・アンジェリカ
  3/20-26長崎セントラル劇場
  3/20-4/2佐賀THEATER CIEMA
  3/20-4/2宝塚シネ・ピピア
  3/27-4/2ミッドランドシネマ名古屋空港
  3/27-4/9北見シアターボイス
  4/10-4/16札幌シアターキノ
  5/1-5/14浜松シネマ・イーラ

 どうかよろしくお願い申し上げます。

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