メイキング・オブ・マイマイ新子

映画「マイマイ新子と千年の魔法」の監督・片渕須直が語る作品の裏側。

フランスからの手紙

2010年02月20日 11時49分59秒 | いただいた感想より
2月12日、イブリーでの上映をご覧いただいた、在仏日本人女性Fさんからお手紙をいただきました。

『マイマイ新子と千年の魔法』をご覧になったあとの6歳の息子さんの様子がとてもかわいらしかったので、お許しをいただいた上で、ここに手紙の一部をご紹介させていただきます。

(当然ながら、多少のネタバレありです)




―・―・―・―・―・―・―

2月12日にパリ郊外のイヴリー市での「マイマイ新子と千年の魔法」の上映会に行ってきました。
素敵な時間をどうもありがとうございました。
それから、上映後、金魚の件を質問させて頂きました息子に大変優しく答えて頂いた事もあわせて本当に感謝しています。

息子は今6歳で、普段フランス語中心の生活をしていまして、日本語はまだちょっと覚束ないし、字幕も追えないため、まだまだ理解出来なかった部分も多いと思います。

が、上映後いろいろ新子の世界について話してくれました。
息子が監督に伝えて欲しいと言った内容(感想)は、まとめるとこんな感じになります↓

「新子ちゃんと諾子は2人別の人物に見えるけど、僕は本当は一緒の女の子だと思う。
普段は新子ちゃんだけど、寝てるときや髪が立ってるときは1000年前に時間の旅行に行ってるんだと思う。
でも時々時間が混じる。
時間が混じってる時に金魚が死んだ、、
だから僕は、死んだのは今の金魚じゃなくて1000年前の金魚だと思う。
なので今の金魚の方は生きてると思う」

というものでした。
金魚の件は、最近、家で飼っていたウサギが死んだばかりだというのも関係しているのかもしれません。
いろいろなアンテナを立てて作品を感じてるんですね。
言葉自体の理解は難しい部分もあったようですが、作品を見て感じることが多かったみたいで、当日の夜、一緒にお風呂に入りながら、いろいろな空想を話してくれました。

息子は「次はパパも一緒に見たい」と言っています。
また、フランスで上映されるのを楽しみにしています。
DVDもいいですけど、やっぱり映画は映画館ですよね!
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