日 時:2019年10月1日(火)10時~11時30分
場 所:小学校3階 会議室
講 師:アメリカンバプテスト協力宣教師 冨田茂美先生
参加者:26名
奏 楽:秋山さん
讃美歌:213番 みどりの牧場に
234A 昔 主イエスの播きたまいし
聖 書:ルカによる福音書 10:25-37
テーマ『善きサマリヤ人』
・本年度第5回目の「聖書をひもとく集い」が開催されました。
【讃美歌】
・集いの最初は、校長先生による讃美歌です。
・今日は最初に、創立記念のお話がありました。
・関東学院の前身である横浜バプテスト神学校が創設されたのが1884年10月6日のことで、今年は135周年に当たります。そのため10月6日を創立記念日としており、創設者であるベンネット先生が1909年10月12日に召天されたことから、毎年10月の6日から12日の間を創立記念週間と位置付けています。
・横浜バプテスト神学校は一旦、築地時代を経て、横浜の三春台に改めてテンネー先生により「関東学院」という名の学校ができたのが1919年1月27日であり、今年はちょうど100周年に当たります。
・ちなみに関東学院小学校は今年、67周年を迎えます。
・讃美歌213番は、ベンネット先生のことを歌ったものです。作詞者の藤本伝吉氏は、関東学院の先生もなされた方ですが、氏はベンネット先生に深く感化され、この詞を書きました。但し、讃美歌では人間を讃えることはしないため、いくつかの点で改訂が加えられたと言います。関東学院の創立記念日には必ず歌われる非常に大切な讃美歌です。
・他方、234Aは、他のキリスト教系の学校の創立記念日でよく歌われている讃美歌です。1920年代に従来の大和言葉の讃美歌から、積極的に漢語を取り入れるようになった時代に作られた詞で、「神様が播かれた本当に小さな種が大きく育っていくのだ。」という意味が込められた、格調の高さが感じられる讃美歌です。
【聖書】
・後半は、冨田先生による聖書のお話です。
・今回のテーマは、『善きサマリヤ人』で、聖書の箇所は、-ルカによる福音書10章25節~37節です。
・サマリア人のエピソードは、聖書の中でも非常に有名な部分の一つです。
・国を追われたサマリア人は、ユダヤ人とは犬猿の仲であった訳ですが、にも拘わらず、「強盗に襲われ道端で半死半生で倒れていた人を助けたのは、ユダヤ人でもレビ人でもなく、サマリア人であった。」というこの逸話が教えるところは、「困っている人、助けを必要としている人を見たら、誰であっても手を差し伸べて、慈しむように。」というものです。
・聖書の“隣人“とは、単に隣に座っている人、隣りに住んでいる人ではありません。私たちは、ともすれ自分が大切にしている人にだけ善くしたいと思いがちですが、聖書では、全ての人が隣人であり、出会ったことのない人にまで隣人であることを求めています。
・この話に関連して、現在、アメリカ合衆国などでは『善きサマリア人の法』という、「窮地の人を救うために善意の行動をとった場合、救助の結果につき重過失がなければ責任を問われない。」とする法律が存在することも紹介されました。
・「汝の隣人を愛せよ」の意味を、「善きサマリア人」のエピソードを通じ、改めて深く学び直すよい会となりました。
・最後は、いつもの通り、冨田先生のお祈りで、「集い」を無事に終えることができました。
【次回】
・次回は、11月5日(火)10時~11時30分 小学校3階 会議室 です。
・今回、参加できなかった方も、どうぞお気軽にお越しください。
・聖書や讃美歌は、お部屋に用意してあります。