日時:2019年6月4日(火)10時~11時30分
場所:小学校3階 会議室
講師:アメリカンバプテスト協力宣教師 冨田茂美先生
参加者:38名
奏楽:武藤さん
讃美歌: 26番 ちいさなかごに
463番 ささやかなる
・本年度第2回目の「聖書をひもとく集い」が開催されました。
・多くの父兄の方々が参加され、先生方のお話に真剣に聞き入るなど、静かな熱気にあふれる会になりました。
【讃美歌】
・「集い」では最初に、校長先生が選ばれた讃美歌を歌いました。
・一曲目は、週末の「花の日礼拝」で、子どもたちが歌う「讃美歌26番 ちいさなかごに」です。
・子どもたちが礼拝堂で実際に練習している様子が、動画でホワイトボードに映し出されました。日頃の子どもたちの姿を目の当たりにして、神様を賛美する子どもたちの歌声が愛らしくも美しく、感動的なひとときになりました。
・この讃美歌や花の日礼拝は、「美しい花をありがとう」という単純なことではもちろんなく、「神様から与えられたものへの感謝として花や歌を捧げる」ためのものであり、「小さな行いが神様には喜ばれる」ということを意味しています。
・二曲目は、「讃美歌463番 ささやかなる」です。
・この讃美歌の作詞家は、明治・大正期に活躍された永井ゑい子さん。女性解放運動など女性の活躍が始まった時代に讃美歌の翻訳を手掛けました。このほかにも彼女は、新聞草創期の女性記者として足尾鉱毒事件を糾弾、また米国に渡ると保険代理店として商才を発揮するなど、日米で多才な能力を発揮された方です。
・この讃美歌の歌詞は5番まであり、1番は比較的、当たり障りのない内容なのですが、2番、3番と進むにつれ、次第に深い言葉へと変化し、最後の5番では「あいのちさき わざすらも 地をば神の 国となさん」と、前の「讃美歌26番 ちいさなかごに」に相通じる言葉で締め括られます。
・一曲目、二曲目いずれも「花の日子どもの日」を控えた今回の「集い」に相応しい讃美歌でした。
【聖書】
・後半は、冨田先生による聖書のお話です。
・最初に先生から、「既に聖書をご存知の方もおられますが、初めての方も多いので、聖書が近寄りがたくならないよう、今日は大まかにみていきましょう」とのお言葉がありました。
・今回のテーマは、ずばり『聖書について』でした。題材として、
―出エジプト記20章
―マルコによる福音書12章30節
が取り上げられました。
・旧約聖書の「出エジプト記20章」は、有名な『十戒』の部分で、その一節に「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。」とあります。一方、新約聖書の「マルコによる福音書12章30節」には、「最も重要な二つの掟」として、『わたしたちの神である主は、唯一の主である。(中略)あなたの神である主を愛しなさい。』、『隣人を自分のように愛しなさい。』という、いずれもキリスト教の核心部分が示されています。
・このように旧約聖書と新約聖書は、互いに密接につながっており、イエス・キリストは、旧約聖書を、身をもって人々に教えたと言えるでしょう、と先生は話を結ばれました。
・また資料を用いた学びでは、先生が大学の講義でも使用している「手作り教材」が配られ、旧約聖書と新約聖書における主な出来事と、それらを題材とする絵画とを対応づける簡単なゲームを通じ、聖書への理解を深めました。
・例えば、旧約聖書では、「天地創造」、「エデンの園」、「アダムとエバ」、「カインとアベル」、「バベルの塔」、「ノアの箱舟」、「アブラハム」、「モーゼ」、‥‥‥、「預言者」。新約聖書では、「イエス・キリストの降誕」、「イエスの生涯と教え」、「十字架」、「イエスの復活」、「昇天」、「ペンテコステ」、・‥(我々のいる現在)・‥、「イエスの再臨」、「A New Heaven, A New Earth」、といった具合です。
・答え合わせをしながら、楽しく旧約聖書と新約聖書の流れをなぞることができました。
・最後は、冨田先生のお祈りで、実りある「集い」を無事に終えることができました。
【次回】
・次回は、7月2日(火)10時~11時30分 小学校3階 会議室 です
・今回、参加できなかった方も、どうぞお気軽にお越しください。
・聖書や讃美歌は、お部屋に用意してあります。