関西大弾圧救援会 garekitaiho1113@gmail.com

「大阪駅前街宣」弾圧、がれき説明会弾圧、関電前弾圧、オキュパイ大飯弾圧などの救援について綴ります

チラシができました。

2012年12月14日 02時25分56秒 | 「10.17大阪駅前街宣」弾圧(事後逮捕)

10.17弾圧のチラシです。
こちらからDLできます。



以下に、文章を抜き出したものを載せておきます。


「10.17街頭宣伝」を口実に事後逮捕!不当逮捕した3人の仲間をすぐ返せ!
12月9日(日)朝、大阪府警が、あらたに2人の仲間を不当逮捕しました。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。逮捕されたのは、m o jim o ji先生こと下地さんと、もうひとりの仲間です。
なお、逮捕時におこなわれた家宅捜索での押収品目録には、被疑者として「○○ほか、2名」となっており、○○というのは、すでに11.13弾圧で起訴されいまだ勾留中の仲間です。
○○さんは今回の件で、12月11日に逮捕状が執行され拘留されたままでの逮捕となりました。

★10月17日の街頭宣伝でなにがあったのか!?
容疑とされている内容は、こうです。
10月17日、午後5時からおこなわれた「放射能汚染ガレキ/ ストップ!11月試験焼却/大阪市役所包囲行動」にさきだち、午後3時から大阪駅・東北角の歩道上で街頭宣伝がありました。
45分程度の街頭宣伝を終えて、参加者は大阪市役所にむけて三三五五歩いて移動しました。
その際に、大阪駅構内の東側コンコースを北から南へ通り抜けたのですが当日は、JRの管理職とおぼしき面々が多数動員され、私たちの移動を妨害するということがありました。JR側の妨害は、街頭宣伝の時から始まっていましたが、移動過程では、いっそう激しくなりました。
駅構内を抜けた後、今度は公安警察が移動を執拗に妨害してきました。
参加者は妨害にたいして抗議しながらも整然と大阪市役所に向かい、5時からの大阪市役所包囲行動に合流したのです。
それを今頃になって、おどろおどろしく3つの罪名をかぶせて事後逮捕におよんだのです。

★前代未聞の弾圧!
検察は、11月13日の大阪市主催、汚染ガレキ試験焼却にかかわる説明会の会場前で逮捕された4人のうち3人を逮捕時とは違う罪名に変更し無理な起訴を強行しました。そのうえで、さらにあらたに2人を逮捕したのです。
前代未聞の弾圧です。
大阪市は、大阪府警とグルになって、あくまで汚染ガレキの焼却(2013年2月本焼却開始予定)に突き進むつもりです。
11.13弾圧救援会は、この不当弾圧が、同じガレキをめぐる弾圧であり、
逮捕された2人の仲間が、このかん救援活動に奔走してくれた仲間ですので、この救援活動を11.13弾圧救援会がとりくむことにしました。
皆さん、抗議の声をいっしょにあげてください。

★抗議とカンパのお願い
▼抗議先▼
大阪府警本部TEL 06-6943-1234
大阪府警・曽根崎署TEL 06-6315-1234
多額の救援費用が予想されます。何度もお願いして恐縮ですが、カンパをよろしくお願いいたします。

▼カンパ振込先▼
郵便振替「00980-2-195109」
加入者名「関電包囲行動」
※通信欄に「12.9救援カンパ」と必ず明記してください。
(関電包囲行動さんの口座をお借りしています)


不当勾留中の下地さんから 声明文が届きました。

2012年12月14日 01時36分45秒 | 「10.17大阪駅前街宣」弾圧(事後逮捕)
逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。当日現場にいた公安の警察官もすべてを見ていたはずなのに、堂々と事実と異なる被疑事実に基づいて逮捕を行ったことに、とても驚いています。
 なぜ警察がウソをついてまで私を逮捕するのか。それは私が、原発の再稼働に反対し、放射能の拡散に反対する市民運動に参加してきたからであり、とりわけ、運動の中で出会った警察の不正行為についても厳しく批判してきたからです。悪いことはなにもしていません。

 いま、私たちが暮らす日本は、そして世界は、危機的な状況にあります。福島の原発事故はいまだ収束せず、4号機の使用済み核燃料プールが倒壊すれば、日本だけでなく、世界が終わると言っても過言ではない大惨禍をもたらすことになるでしょう。放射能汚染への対応もまったくできておらず、食品その他の流通を通じて、汚染は拡大しつつあります。そんな中、「電気が足りない」とうそぶき、原発を使い続けようとしているのです。すべてが狂っているとしか言いようがありません。

 この半年か1年の間に、政府がどのような施策を行うか、それによって私たちの未来は大きく変わるでしょう。日々、学生たちの顔を見ながら思います。二十歳そこそこの彼らが私と同じ四十歳になる頃、どんな世界に暮らすことになるのかと。そのたびに、今回の原発事故を防げなかったこと、先輩世代として申し訳なく思います。彼らには罪はないのですから。せめて、少しでもマシな世界を残せるよう、微力を尽くしたいと思っています。事故はすでに起きてしまいましたから、時間はあまり残されていません。しかし、希望はあります。

 私は、いま、動くことができなくなりました。でも、諦めてはいません。こうして、私の声を外に届けることもできます。そして、もっと多くのみなさんが行動してくれれば、声をあげてくれれば、きっとまだ間に合います。
 私はとりわけ、私と同じように大学で教えている人、医師や科学者などなんらかの意味で専門家と呼ばれている人たちに呼びかけたいと思います。「無知で冷静さを欠いている」かのように見える市民にこそ学んで下さい。その声が無視され、軽んじられている人のために語って下さい。

 真実は、批判と応答を通じて初めて、姿を現します。政府をはじめとする権威が語ることではなく、その反対側に立ち、権威に対して反問することを通じて真実が明らかになるように行動して下さい。まちがってもいいのです。常に弱い側に立ち、その軽んじられる言葉や存在を擁護し、自らが仮にまちがうとしても、逆説的に、権威との言説の応酬の中で真実が明らかになるように、語って下さい。あなたの専門分野が何であるかは、関係がありません。勇気をもって下さい。

 最後に、私がもっとも深く関わってきた震災がれきの問題について述べます。大阪市は11月末に試験焼却を強行し、来年2月の本焼却開始に向けて着々と準備を進めています。
何度もあちこちで述べてきましたように、震災がれきの広域処理は誰のためにもなりません。それは被災地支援どころか復興予算の横取りであり、かえって復興の足を引っぱります。同時に、放射能をばらまき、かつ、汚染地の人々に放射能を受忍させ、加害者である東京電力の責任を軽減するものです。代償は、私たちの、子どもたちの、そして、これから生まれてくる子どもたちの命です。こんなデタラメな施策が許されていいはずがありません。絶対に止めなければなりません。これまでともに学び、取り組んできたみなさん、諦めずに戦ってください。また、これまで震災がれき問題について知らなかったみなさん、是非、今からでも知って力を貸して下さい。これは、私たちの未来そのものを守るための戦いです。

 私はいつ出られるかわかりません。でも、いつかきっと出られます。姿は見えなくても、心はともにあります。この間、不当に逮捕されている他の仲間たちもきっと同じ気持ちです。みなさんに会える日をたのしみにしています。

2012.12.12 下地真樹