ある本の文章を転写させて頂きます。
レオナルドの代表作とされる《モナ・リザ》の大部分は、彼が2度目にミラノに滞在した5年間のうちに描かれた。それはアルプスの山岳風景を遠景に一人の婦人を描いた作品だが、誰の肖像なのかについては諸説あって、真実は謎に包まれたままである。
確かなのは《ラ・ジョコンダ》と呼ばれているものの、この女性がフィレンツェ人フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻でないことだけで、イザベラ・デステを含めて多くの人の名前が挙げられている。
(中略)
この作品が誰を描いたものであれ《ジネヴラ・デ・ベンチ》同様、この女性も俗にいう美人ではない。しかし、彼女から喚起されたイメージは鑑賞者の心に生き続けている。
この本の文章が興味深いのは
《誰を描いた肖像画であるか真実は謎に包まれている………確かなのはジョコンド婦人ではないということ…》
と、明確に書かれていることです。
歴史的に
やっぱり
モナ・リザは
モナ・リザではないのです。
ダ・ヴィンチは『モナ・リザ』の絵画について、誰であるかを、明確に記した手記等を遺していません。
(約470字)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます