ダ・ヴィンチは、自分自身の魂と亡き母カテリーナの魂を融合させる絵を描き、幼き頃から満たされなかった寂しさを慰めるような絵を描こうと思いつきました。
ダ・ヴィンチ、最初の思いつきは、ごくごく自然な人としての感情から。
しかしながらダ・ヴィンチは偉大でした。
母をテーマにした、その絵を
時代を越えた未来の価値観に繋がる絵画、
宇宙の真理を追及した宇宙的思想の絵画、
宗教を越えた宗教画、
多次元的な絵画
にしたのです。
勿論、そのなかの一つとして、イエス・キリストとマクダラのマリアの真実も暗号として描き加えました。
それは
当然、キリスト教に抑圧的に支配されていた時代にとって、宗教理念に逆らうような絵画であり、決して受け入れられない、許されない絵だったのです。
時の権力者は、
ダ・ヴィンチが描いた絵を、人物画として固定させようと思いついたのでした。
様々な策略を巡らせ、「ベールを被ったフィレンツェの婦人」と呼ばれていた絵画は
ダ・ヴィンチの死から50年後を経過した頃には
「モナ・リザ」(ラ・ジョコンダ)という名前が定着しました。
一度定着したタイトルは、揺るぎないタイトルになってしまいました。
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