チャイクレxチワワ ”くんくん” 13歳と1か月 男子
2019年夏(当時12歳3か月)、突然のてんかん発作。
脳腫瘍疑いの闘病記録。
*************************************
@2019年7月(私留守中)
次女がバイトから帰った15時過ぎ。
グッタリして朦朧としている”くんくん”を発見。
12年間お世話になっている主治医の元へ。
「具合悪いそう?そうかな。熱中症かな。様子を見ましょう」の診断。
次女は若干不服。
*今となっては、てんかん発作が起きた後だったと思われる。
その後、元気はないものの、特に緊急事態は発生せず。
@2019年8月(私留守中)
日中、’旦さん’の目前でてんかん(けいれん)発作1回。
翌日診察。
やはり「熱中症かな」の診断。
*エアコンかけてるけどな・・・
食欲など問題なく、元気もあるので特に処置なし。
@2019年9月(私留守中)
22:00過ぎ、次女の目前でてんかん発作が起きる。
翌日、主治医の元へ。
今度こそ何か処置をお願いしたい。
「心臓が原因か、それ以外なのか不明。今後、頻発するかどうかで判断しましょう。」
*原因が分からないんじゃ仕方ない。しばらく無ければそれで良い訳だし、と思った。
(3か月無事に過ごす)
@2019年12月
クリスマスの賑わいも落ち着いたある日、初めて私の目前でてんかん発作が起きた。
全身がけいれんし、歯を食いしばり、目をムキ、手足をバタつかせる暴れる様子は凄まじい。
3分~4分継続。
いつもの病院へ。
発作の動画を観てもらう。
降圧剤の注射。
今後の対策、「原因を心臓と考えるか脳と考えるか。どっちのお薬にします?」
と判断を委ねられる。(そんなん分からんがな!)
心臓の持病があった事を考慮し、心臓の薬を変更してみますと(私が)決断。
投薬開始から2日間、嘔吐と下痢で体調悪化。
3日目病院へ。
「心臓じゃなく脳に異常があるかもしれない。その対応にしてみましょう。」
との(主治医の)決断。
抗てんかん薬「ゾニサミド」の投薬開始。
従来の心臓薬「アラセプリル」も継続。
発作発生時の坐薬も出た。
@2020年2月20日
2度の強直けいれん発作あり。
前回よりも激しく、発作の後は凄いスピードで部屋中の徘徊を始めた。
ワクチンでアレルギー反応を出した時と似た症状。
かかりつけ病院の休診日で別の病院で診察をお願い。
「おそらく脳内に原因が潜んでいる。けっこう深刻かも。」との診断。
脳圧を下げる処置。
翌日、主治医の元であらためて診察。
「ゾニサミド」の継続。
てんかん発作で急逝する事は無いから大丈夫。
走り回って転落しないよう気をつけて。
との指示をもらい、リビングのソファを撤去。
その後は約1カ月半、
以前からの心不全改善薬「アラセプリル1/6個」と並行して、
抗てんかん薬「ゾニサミド1/4」を継続服用。
@2020年4月10日
「ゾニサミド」の効果数値を見るため血液検査。
結果は1週間後、との事。
@2020年4月17日
薬剤の浸透率が思うほど高くない、効果が出てない、との検査結果。
しかしこの6週ほど安定してるので、従来と変わらぬ処方。
@2020年4月25日
*13:30 “旦さん”の前でてんかん発作。
*18:00 2回目の発作。
病院へ行こうか迷う。さすがに今日はもう無いだろうと判断。
*20:00 3回目の発作。
少し軽めの発作だったが、すごいスピードで徘徊を始めた。
夜間救急病院に電話して相談。
坐薬があるならそれで!と言われる。
コロナの影響もあるのか、簡単には来て欲しくない感がある。
(次に備えて坐薬の準備をする)
*21:00 4回目の発作。
激しい硬直、けいれん、手足をバタつかせながらおしっこを漏らし。
発作のあとは猛スピードで徘徊。
完全に目が見えない様子で、あちこちぶつかりまくる。
危ない。
追いかけながら、ぶつからないように必死にガード。
なんとか坐薬をしたが全く効かない。
*21:40 徘徊中、足を止めた途端またも激しいけいれん発作。
この5回目の発作は、5分以上。
救急病院へ電話連絡を入れて車を走らせた。
*23:00 夜間救急センター到着。
5回もの群発発作は重篤な状態。
「脳に異常があるのは間違いない」
降圧剤等の処置と、朝までの預かりで様子見となった。
@2020年4月26日
朝4:40に迎えに行った。
グッタリしているが徘徊も発作も抑えられている。
*9:00
主治医の元へ行き、昨日からの経過を報告。
抗てんかん薬はもう1種類ある。
そちらに変えてみましょうか?との提案。
またもよく分からない事の判断を迫られ。
でもそれが最善なのだろうと信じ、お薬の変更を決断。
抗てんかん薬「レベチラセタム」を1日2回。
3日飲んでみて様子を見ましょう。
発作が起きたらすぐ連絡して、との事。
(その後、発作は無いが明らかに体調は良くない。)
@4月28日
発作は無かった、でも震えがあると報告。
「震え」は仕方ない、と言われる。
発作が起きたら坐薬。
*この前は効かなかった、と言ったが…。
同様の処方、1週間分。
(その後も変わらずの震え、微睡みと軽い徘徊の繰り返し)
@2020年5月3日
前回の処方からほぼ1週間なので来院。
震え、徘徊が続き、呼吸も荒い。
ご飯は少しだけ、水はしっかり飲めている、報告。
降圧剤注射で対応。
変わらぬ処方。
GWで休診になるが、緊急時には電話してくださいと言われホッとする。
帰宅後、数時間は落ち着いたが午後から激しい徘徊が始まった。
震えと徘徊の繰り返し。
「止まったまま動かない」現象もあった。
5時間程度、立ったままジッと動かず、宙を探るような表情。
壊れたと思った。。
間もなく、徘徊だけが断続的になった。
とにかく、水を飲む時以外休むことなく歩き続けている。
@2020年5月5日
夜中も日中もとにかく走り続け3日目。
発作がないとは言え、もう放っておけない。
いつもの病院に電話しても埒が明かない気がした。
そして。
セカンドオピニオンで何か変わるかもしれない、と考えた。
別の病院に電話で相談した。
徘徊が止まらない(だけですが)、と。
「心配でしょう。どうぞ来てください。」と言われ安心。
初見にて「おそらく脳に原因があるでしょう。」
時計回りに動き続ける、左目の瞳孔に反応がない、等の症状から。
右脳に脳腫瘍などの病巣があると思われる。
もちろん脳炎や他の疾患の可能性はある。
抗てんかん薬ではなく、脳圧を下げる処置の方が良いかと思う。
等のアドバイスをいただく。
このセカンドオピニオンをかかりつけ病院に提案しようか。
でも結局、MRIを撮ったところで処置の仕方は獣医師の判断。
今まで抗てんかん薬しか出さなかった主治医。
13年間お世話になっているかかりつけ病院。
この子だけじゃない。
つい1年前に旅立ったあのワンパク“とんとん”もお世話になった。
だけど、感情論じゃない。
今思うと。
まったく素人の飼い主に薬の選択、処置の選択を丸投げ。
*「責任」回避があるのだろう。
新病院では「薬を飲むほど心臓は悪くないかな」と言われた。
最近変えた薬も、本来は1日3回の薬、だと教わり。
そう言えば、”とんとん”の急死も「ん・・、どうしちゃったのかな…」だったし。
まるごと信じすぎてたのかな、と少し思い始めた。
新病院で閉院まで預かって診てくれていた時間。
薬の事、脳腫瘍の事、獣医さんの事など、いろいろ調べた。
そして、転院の決断をした。
その後。
グリセリンとステロイドで脳圧を上げない処置に転換となった。
心不全改善薬「アラセプリル」は不要になった。
それでも時すでに遅し。
ツライ闘病生活が始まってしまった。
2019年夏(当時12歳3か月)、突然のてんかん発作。
脳腫瘍疑いの闘病記録。
*************************************
@2019年7月(私留守中)
次女がバイトから帰った15時過ぎ。
グッタリして朦朧としている”くんくん”を発見。
12年間お世話になっている主治医の元へ。
「具合悪いそう?そうかな。熱中症かな。様子を見ましょう」の診断。
次女は若干不服。
*今となっては、てんかん発作が起きた後だったと思われる。
その後、元気はないものの、特に緊急事態は発生せず。
@2019年8月(私留守中)
日中、’旦さん’の目前でてんかん(けいれん)発作1回。
翌日診察。
やはり「熱中症かな」の診断。
*エアコンかけてるけどな・・・
食欲など問題なく、元気もあるので特に処置なし。
@2019年9月(私留守中)
22:00過ぎ、次女の目前でてんかん発作が起きる。
翌日、主治医の元へ。
今度こそ何か処置をお願いしたい。
「心臓が原因か、それ以外なのか不明。今後、頻発するかどうかで判断しましょう。」
*原因が分からないんじゃ仕方ない。しばらく無ければそれで良い訳だし、と思った。
(3か月無事に過ごす)
@2019年12月
クリスマスの賑わいも落ち着いたある日、初めて私の目前でてんかん発作が起きた。
全身がけいれんし、歯を食いしばり、目をムキ、手足をバタつかせる暴れる様子は凄まじい。
3分~4分継続。
いつもの病院へ。
発作の動画を観てもらう。
降圧剤の注射。
今後の対策、「原因を心臓と考えるか脳と考えるか。どっちのお薬にします?」
と判断を委ねられる。(そんなん分からんがな!)
心臓の持病があった事を考慮し、心臓の薬を変更してみますと(私が)決断。
投薬開始から2日間、嘔吐と下痢で体調悪化。
3日目病院へ。
「心臓じゃなく脳に異常があるかもしれない。その対応にしてみましょう。」
との(主治医の)決断。
抗てんかん薬「ゾニサミド」の投薬開始。
従来の心臓薬「アラセプリル」も継続。
発作発生時の坐薬も出た。
@2020年2月20日
2度の強直けいれん発作あり。
前回よりも激しく、発作の後は凄いスピードで部屋中の徘徊を始めた。
ワクチンでアレルギー反応を出した時と似た症状。
かかりつけ病院の休診日で別の病院で診察をお願い。
「おそらく脳内に原因が潜んでいる。けっこう深刻かも。」との診断。
脳圧を下げる処置。
翌日、主治医の元であらためて診察。
「ゾニサミド」の継続。
てんかん発作で急逝する事は無いから大丈夫。
走り回って転落しないよう気をつけて。
との指示をもらい、リビングのソファを撤去。
その後は約1カ月半、
以前からの心不全改善薬「アラセプリル1/6個」と並行して、
抗てんかん薬「ゾニサミド1/4」を継続服用。
@2020年4月10日
「ゾニサミド」の効果数値を見るため血液検査。
結果は1週間後、との事。
@2020年4月17日
薬剤の浸透率が思うほど高くない、効果が出てない、との検査結果。
しかしこの6週ほど安定してるので、従来と変わらぬ処方。
@2020年4月25日
*13:30 “旦さん”の前でてんかん発作。
*18:00 2回目の発作。
病院へ行こうか迷う。さすがに今日はもう無いだろうと判断。
*20:00 3回目の発作。
少し軽めの発作だったが、すごいスピードで徘徊を始めた。
夜間救急病院に電話して相談。
坐薬があるならそれで!と言われる。
コロナの影響もあるのか、簡単には来て欲しくない感がある。
(次に備えて坐薬の準備をする)
*21:00 4回目の発作。
激しい硬直、けいれん、手足をバタつかせながらおしっこを漏らし。
発作のあとは猛スピードで徘徊。
完全に目が見えない様子で、あちこちぶつかりまくる。
危ない。
追いかけながら、ぶつからないように必死にガード。
なんとか坐薬をしたが全く効かない。
*21:40 徘徊中、足を止めた途端またも激しいけいれん発作。
この5回目の発作は、5分以上。
救急病院へ電話連絡を入れて車を走らせた。
*23:00 夜間救急センター到着。
5回もの群発発作は重篤な状態。
「脳に異常があるのは間違いない」
降圧剤等の処置と、朝までの預かりで様子見となった。
@2020年4月26日
朝4:40に迎えに行った。
グッタリしているが徘徊も発作も抑えられている。
*9:00
主治医の元へ行き、昨日からの経過を報告。
抗てんかん薬はもう1種類ある。
そちらに変えてみましょうか?との提案。
またもよく分からない事の判断を迫られ。
でもそれが最善なのだろうと信じ、お薬の変更を決断。
抗てんかん薬「レベチラセタム」を1日2回。
3日飲んでみて様子を見ましょう。
発作が起きたらすぐ連絡して、との事。
(その後、発作は無いが明らかに体調は良くない。)
@4月28日
発作は無かった、でも震えがあると報告。
「震え」は仕方ない、と言われる。
発作が起きたら坐薬。
*この前は効かなかった、と言ったが…。
同様の処方、1週間分。
(その後も変わらずの震え、微睡みと軽い徘徊の繰り返し)
@2020年5月3日
前回の処方からほぼ1週間なので来院。
震え、徘徊が続き、呼吸も荒い。
ご飯は少しだけ、水はしっかり飲めている、報告。
降圧剤注射で対応。
変わらぬ処方。
GWで休診になるが、緊急時には電話してくださいと言われホッとする。
帰宅後、数時間は落ち着いたが午後から激しい徘徊が始まった。
震えと徘徊の繰り返し。
「止まったまま動かない」現象もあった。
5時間程度、立ったままジッと動かず、宙を探るような表情。
壊れたと思った。。
間もなく、徘徊だけが断続的になった。
とにかく、水を飲む時以外休むことなく歩き続けている。
@2020年5月5日
夜中も日中もとにかく走り続け3日目。
発作がないとは言え、もう放っておけない。
いつもの病院に電話しても埒が明かない気がした。
そして。
セカンドオピニオンで何か変わるかもしれない、と考えた。
別の病院に電話で相談した。
徘徊が止まらない(だけですが)、と。
「心配でしょう。どうぞ来てください。」と言われ安心。
初見にて「おそらく脳に原因があるでしょう。」
時計回りに動き続ける、左目の瞳孔に反応がない、等の症状から。
右脳に脳腫瘍などの病巣があると思われる。
もちろん脳炎や他の疾患の可能性はある。
抗てんかん薬ではなく、脳圧を下げる処置の方が良いかと思う。
等のアドバイスをいただく。
このセカンドオピニオンをかかりつけ病院に提案しようか。
でも結局、MRIを撮ったところで処置の仕方は獣医師の判断。
今まで抗てんかん薬しか出さなかった主治医。
13年間お世話になっているかかりつけ病院。
この子だけじゃない。
つい1年前に旅立ったあのワンパク“とんとん”もお世話になった。
だけど、感情論じゃない。
今思うと。
まったく素人の飼い主に薬の選択、処置の選択を丸投げ。
*「責任」回避があるのだろう。
新病院では「薬を飲むほど心臓は悪くないかな」と言われた。
最近変えた薬も、本来は1日3回の薬、だと教わり。
そう言えば、”とんとん”の急死も「ん・・、どうしちゃったのかな…」だったし。
まるごと信じすぎてたのかな、と少し思い始めた。
新病院で閉院まで預かって診てくれていた時間。
薬の事、脳腫瘍の事、獣医さんの事など、いろいろ調べた。
そして、転院の決断をした。
その後。
グリセリンとステロイドで脳圧を上げない処置に転換となった。
心不全改善薬「アラセプリル」は不要になった。
それでも時すでに遅し。
ツライ闘病生活が始まってしまった。