3月11日に新株予約権の発行が差し止められたのを受けて、今週に入ってニッポン放送側が新たな対抗策を出してきました。ニッポン放送が所有する子会社であるポニーキャニオンの株式をフジテレビに売却を検討しているという「焦土作戦」です。「クラウンジュエル」なんて耳慣れない言葉まで飛び出してきていますが、要はライブドアがニッポン放送を買収する価値を無くしてしまうつもりのようです。
しかし今日フジテレビのTOBに応じた東京電力の株主が、株主代表訴訟を提訴しました。市場価格より安価でTOBに応じるという異常事態だった訳ですから、今後も同様な裁判は増える可能性があり、フジテレビにとっては新たな不安定要素が増えたと言えるでしょう。
当然ニッポン放送側も会社の資産であり、特に優良資産で有るポニーキャニオン株を売却するとなると東電と同じように株主代表訴訟を起こされる可能性大です。敗訴した場合の巨額の賠償金の事を考えると、実際には焦土作戦には踏み切れないのではないでしょうか?
ライブドアはニッポン放送の役員に対し、ポニー株を売却しないよう求める文書を送っていましたが、相変わらずフジサンケイグループ側は一般株主の不利益になるような手段を厭わないようです。が、ここへ来て新たな脅威が現れました。M&Aコンサルティング(通称:村上ファンド)の村上世彰(よしあき)代表です。
有力株主村上氏が予告「株主総会で演説」 ニッポン放送(goo)
村上ファンド代表 フジ経営陣は「クズ」(スポニチ)
2月25日の新株予約権を与えると発表以来、村上氏はホームページで辛口な批評を載せていました。そして昨日(13日)のセミナーで、6月に開催されるニッポン放送の株主総会での演説を示唆しました。
ニッポン放送株のライブドア・フジテレビ保有分以外の多くは村上氏が保有していると言われています。両者が争っているうちに村上氏は「漁夫の利」を得られる位置に着いています。
しかもキャスティングボードを握っている村上氏とライブドア側は最初から提携しているとの見方も有ります。堀江社長はニッポン放送株を35%買収した段階で、将棋になぞらえて「既に詰んでいる」という発言をしていました。おそらく何らかの話が水面下で進行していた事が推測出来ると思います。
当初はライブドア不利という大方の予想でしたが、新株予約権の発行差し止め仮処分が認められた事で予断を許さない状況になって来てます。外野から見ているぶんには今後も楽しめそうですね。ただフジテレビの日枝会長も提携に対して軟化した姿勢を見せ始めていますし、そろそろ両者歩み寄りを見せる余地も有りそうです。ライブドアが取得したニッポン放送の株式の名義変更を認めないなんて姑息な手段を弄するよりも早目に手打ちにした方が得策だと思います。
しかし今日フジテレビのTOBに応じた東京電力の株主が、株主代表訴訟を提訴しました。市場価格より安価でTOBに応じるという異常事態だった訳ですから、今後も同様な裁判は増える可能性があり、フジテレビにとっては新たな不安定要素が増えたと言えるでしょう。
当然ニッポン放送側も会社の資産であり、特に優良資産で有るポニーキャニオン株を売却するとなると東電と同じように株主代表訴訟を起こされる可能性大です。敗訴した場合の巨額の賠償金の事を考えると、実際には焦土作戦には踏み切れないのではないでしょうか?
ライブドアはニッポン放送の役員に対し、ポニー株を売却しないよう求める文書を送っていましたが、相変わらずフジサンケイグループ側は一般株主の不利益になるような手段を厭わないようです。が、ここへ来て新たな脅威が現れました。M&Aコンサルティング(通称:村上ファンド)の村上世彰(よしあき)代表です。
有力株主村上氏が予告「株主総会で演説」 ニッポン放送(goo)
村上ファンド代表 フジ経営陣は「クズ」(スポニチ)
2月25日の新株予約権を与えると発表以来、村上氏はホームページで辛口な批評を載せていました。そして昨日(13日)のセミナーで、6月に開催されるニッポン放送の株主総会での演説を示唆しました。
ニッポン放送株のライブドア・フジテレビ保有分以外の多くは村上氏が保有していると言われています。両者が争っているうちに村上氏は「漁夫の利」を得られる位置に着いています。
しかもキャスティングボードを握っている村上氏とライブドア側は最初から提携しているとの見方も有ります。堀江社長はニッポン放送株を35%買収した段階で、将棋になぞらえて「既に詰んでいる」という発言をしていました。おそらく何らかの話が水面下で進行していた事が推測出来ると思います。
当初はライブドア不利という大方の予想でしたが、新株予約権の発行差し止め仮処分が認められた事で予断を許さない状況になって来てます。外野から見ているぶんには今後も楽しめそうですね。ただフジテレビの日枝会長も提携に対して軟化した姿勢を見せ始めていますし、そろそろ両者歩み寄りを見せる余地も有りそうです。ライブドアが取得したニッポン放送の株式の名義変更を認めないなんて姑息な手段を弄するよりも早目に手打ちにした方が得策だと思います。
そうかあ、村上氏をあっちこっちで伝え聞くことになりましたが、いつの世でもばかもいれば、きちんと時代を見ることができる人もいるのですね。
村上氏がそれに該当すると、期待したいところであります。
メディアが先頭きって時代を駆け抜けているという自負があるのなら、ニッポン放送の社長ならびに社員の一部はなんともおそまつじゃないのだろうか?とちょっと考えても見たりしておりますが・・・
ほりえもん氏は自分の利益のみならず、みんなで楽しもうっていうビジョン。これがどこまで受け入れられていくのか楽しみでもあります^^*
はじめまして。コメント・TB頂きまして有難うございました。
シジミさんの仰る通り最近のホリエモンは大衆受けする言葉遣いになってきましたね。最初から気を付けていれば、今よりもっと支持が集まって有利だったと思うんですが。
三木谷社長のような優等生タイプだったら、フジテレビもあそこまで拒絶反応を示す事は無かったと思います。
これからもよろしくお願いします。
>ヨン様さん
2度目のコメント・TB頂きまして有難うございます。
ライブドアの主任弁護士の辞任は今回で2度目だそうですね。
インサイダー取引の噂まで出て来てまだまだ予断を許さない展開が続きそうです。
livedoorも弁護士またやめましたからね~
どうしたものか。。。
フジTVは株配当金で抵抗? してますしね~。
最後まで解らなくなったようです。
フジテレビの配当金を吊り上げて既存株主の囲い込みを行うっていうのは、既にニッポン放送買収で負ける事を予測しているって事ですかね?
ライブドアの弁護士といい、インサイダー取引疑惑といい、なんだかおかしくなってきました。
そろそろお互い譲歩して提携した方が良いと思うんですが。
今後もよろしくお願いします。
ニッポン放送社員はどう思っているのか?
また全員一致…なんてことありえるのですかね?
村上氏は株の大半を売っていた
ようですね。早くから堀江社長と
話がついていたのかもしれません。
今日ライブドアがニッポン放送株
の50%を議決権ベースで確保した
ようですね。状況はライブドア有利に
傾きつつあるのか。
社員総会で全会一致って、上の人間が無理矢理誘導したとしか思えませんね。
そういえばニッポン放送の社長もおかしいですが、新たに注目が集まっているポニーキャニオンの社長も似たような発言が多かったですね。
もしかするとフジサンケイグループ自体、ああいった考え方で今まで来た会社なのかも知れません。
今後ともよろしくお願いします。
株を大量取得した当初に堀江社長が「最初から詰んでいる」という発言をしていたところから見ると、村上氏との申し合わせか何かは有ったと私も思います。
ライブドアが過半数を確保したとなると、6月の株主総会までが攻防戦のヤマ場になりそうですね。
今後ともよろしくお願いします。
ニッポン放送の経営陣が、ポニーキャニオン株を売却したら、ライブドア側による株主代表訴訟は避けられませんよね。私もそう思います。
今後もニッポン放送の攻防は、今後も注視していきたいと思います。