かねぴ~主任の徒然記

今春、遂に昇進しかねぴ~「係長」になってしまいました。タイトル変更検討中。(笑) コメント・トラックバック大歓迎です。

在日米軍再編

2005年02月21日 | コラム
各メディアでの扱いが低いが、ワシントンでの日米安全保障協議委員会で在日米軍の再編を集中協議で早期結論を目指す事が決まった。日本側の町村外相と大野防衛庁長官は基地機能の整理・縮小に繋がるとして賛成したが、アメリカ側の思惑は全く別なのではないか?
日本を取り巻く周辺には最も大きい懸案として北朝鮮の存在、台湾海峡の対立などの問題が有り、日朝・日中間の対立が近年クローズアップされてきている。北朝鮮の発射したミサイルが三陸沖に着弾し、中国潜水艦の領海侵犯事件も起きている。
そんな日本を守る自衛隊は、充分な戦力とは言えない。防衛費は金額では世界3位と言われているが、対GNP比では先進国のうち最下位である。(確か数年前の数字で約1%だった。)更に他国に比べて人件費も高いので、陸上自衛隊の兵員は約24万人前後に止まっている。北朝鮮は推定で約120万人の兵員を擁していると言われている。自衛隊と韓国軍を足しても北朝鮮軍の方が多いのである。まあ中国に至っては自衛隊の10倍近い兵員数を擁しているのだが。(^_^;)
かねぴ~は軍備増強を支持している訳では無いのだが、日本に現在米軍が駐留しているのはこういった周辺事情から言って至極当然な事だと思われる。米軍の整理縮小が進めば米軍基地の返還が実現する可能性が有り、日本側の思惑はそこにあるのだろう。しかし縮小後の国防について考えると、現実的には難しいのではないか?在日米軍が縮小した分を自衛隊が増員した場合は当然増税で賄うようになるだろうし、武器輸出を認めない憲法下では国産の兵器類はコストが割高になるので増税額はかなりの高額が予想される。整理によって効率化する可能性は有っても、縮小というのは望み薄だろう。「効率化」も当然アメリカ主導の効率化であることは確実だろう。
かねぴ~の自宅の近くにも米軍基地が有り、上空を連日米軍輸送機が飛行している。米軍基地の返還が実現して騒音から解放される事は願っているのだが、神奈川県内は厚木基地の基地機能強化などが検討されているので、どうやらそうも行かないようである。