かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

TheTimeIsRipeforInvestment37「最強のビジネスモデル」

2006-12-10 18:10:51 | ご隠居のフォルダ
 反発の波をうまくとらえられましたまいどどうも、ご隠居です。
 室内に入ると暑い、出ると寒いという季節ですがマイルームは一貫して寒いです。

 さて、失格となったディープインパクトが日本に戻ってきて再び熱狂させたのは記憶に新しいと思います。
 そうです、本日の「最強ビジネスモデル」とは、競馬。お好きな方もおられると思いますが、どれだけすごいかをご紹介します。


 今まで再三、「リスクなくしてリターンなし」と言いまくって参りましたが、さすが最強です、「リスクなくしてボロ儲け」というのが競馬です。


 「賭け事するなら胴元が一番」
という言葉を聞いたことがあるかもしれません。まさにその通りです。


 競馬の胴元は、国です。それではこのビジネスモデルの最強たる所以とは何でしょうか。



 ”テラ銭25%
 「ディープインパクトは圧倒的人気でオッズ1.3倍」などと言いますが、この倍率が如何に決まるかというと、
「馬券販売額トータルから、まず25%差っぴいて残りを馬券を買った数に応じて決める」のです。すなわち、、全部で1億円だったとしたらその時点でJ○Aは2500万円の利益が確定します。どの馬が勝とうが負けようが関係ありません。リスクはありません。すばらしいです。

 ちなみに胴元に25%抜かれることが確定している時点で、あなたが馬券を買ったとしたら期待値は(掛け金×0.75)となります。一万円賭けたとしたら、確率的には7500円となるということです。期待値が掛け金以上でないものに投資するというのは経済界においては非合理的となり誰も行わない、というのが経済学の流れですが現実はそうではないというのは競馬場のあの客を見ればよくわかります。
 確かに、「夢やロマンを買っている」というポジティブシンキング意見もあります。減ると分かっていようがいいんだその減少分に見合った満足が得られる、というのであればそれはある意味個人にとって幸せなことでありとやかく言えることではありません。疾走に特化した競走馬の姿は確かに美しいと私も思います。



 絶対に儲かるこのビジネスモデル、可能ならば是非やりたいところですが、法律によって国の専売特許となっています。すばらしいですね。J○Aは倒産リスクは極小のようですw