かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

TheTimeIsRipeforInvestment54「複利」

2008-06-07 23:53:04 | ご隠居のフォルダ
 まいどどうも、ご隠居です。
 また長らくご無沙汰してしまい、恐縮です。いつの間にやらコメント欄が業者の宣伝社交界となっておりますが、一応コメントしてくだすったお客様ということで寛容にいきたいと思っております。

 既に春は過ぎ、梅雨に入り、すぐ向こうには夏がまっているという状況ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は人間てこうも変われるのだなと驚くくらい短眠生活ですが何とか生きております。


 相変わらずのサブプライムさんによる不況とそれに伴う資源高により、まだまだグレーな世界模様ですが、本日のテーマは「複利」でございます。これは以前(といっても今見たら2006年でした笑)の「現在価値に割り戻す」にも関連します。
 複利とは金利のうち、元本だけでなく利息にも利息がつくものをいいます。
100円を銀行に預け、銀行の預金金利が10%だったとしましょう。
一年後は→110円。
二年後は→121円。
 二年目には、元本である100円だけでなく、一年目についた10円にも金利がつき(10円×10%=1円)このような結果となります。
 これに対して、元本にのみ利息がつく金利のことを単利といいます。

 さてこの複利ですが、これこそ金持ちが金持ちでい続けられる仕組みであると私は思っております。
 真のお金持ちは働かないといいますが、それもそのはず、複利のおかげでお金が勝手に自己増殖してくれるのです。

 みなさんの如く聡明な投資家にとっては釈迦に説法でしょうけれども、長らくお上の言うことに疑問を持たないという国民性から一部のインテリ層から搾取され続けているフィナンシャルリテラシーに欠ける一般の方々などはよく
「投資はギャンブルみたいなものだ」
「お金は汗水垂らして得てこそ価値がある」
と言ったことをおっしゃいます。
 今回と次回の稿は、このような頑固だが純粋な方々に一石を投じることも目的の一つとして、書いてみようと思います。


 さて、複利の効果として利息に利息がつくことは既に説明した通りですが、このため、金利を受け取る側から見れば「右上がりの曲線」となりますし、金利を払う側から見ればその逆ということになります。
 これはすなわち、のっているときは更にツキがやってくるが、ダメなとこにはさらにダメなことが重なる、ということが透けて見えます。


 以降、次回「時間価値」に続きます。