かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

TheTimeIsRipeforInvestment50「株主優待」

2007-11-29 00:34:58 | ご隠居のフォルダ
 あっという間にさむくなってまいりました、毎度どうもご隠居です。

 さて、我々投資家がせっせと投資を行うのはもう周知の通りリターンを得る為なわけですが、ここでリターンというものを具体的に分解してみるとしましょう。
 実際の株式に即して説明するならば、
リターン=株式値上がり益+配当金+株主優待
となります。
 順に説明していくとしましょう。
 株式値上がり益とは、「安く買って高く売れたときの差」でありもっともスタンダードなリターンのことで、昨今のデイトレやらスイングトレードスタイルは主にこれを狙って取引します。
 また配当金とは、企業が利益の一部を配分することです。
 これらは実際の投資には非常に大切なことですが、恋愛投資においては必ずしもそうとはいえません。
 ”市場価値の低い地味なイモっぽいのと付き合っていたら、数年後突然美しくなってやったー!”とはあまり実感がわきませんね。強いていうならば、まだ誰も目をつけていない頃にダイヤの原石を取得し、磨き上げて周りがうらやましがるという野ブタを~式投資(低PER狙い撃ち)などでしょうか。

 これらに対して、非常にユニークであるのが本日のテーマ「株主優待」です。株主優待とは企業が株主に対して品物やサービスを提供する制度のことです。具体的な内容は企業それぞれです。牛丼やなら食事券、電鉄会社から乗車券(優待券)など企業の特色が出るものになっていることが多いようですね。また、優待のない企業もあります。

 優待とはいわゆる「わたくしの株主になってくださって、ないしは投資してくださってありがとう」という感謝の気持ちのお返しということになります。
 それは料理が上手な投資家であれば、創作料理を投資家にだけ振舞ってくれたり、はたまた遠い家までわざわざ送って行ってあげたりといったように、千差万別であります。ここで留意すべきは、
投資されてやっている」という強気銘柄からは優待は期待しない方がいいということです。

 基本的にはキャピタル+インカムゲインがリターンの主な部分を占めるのですが、投資家の中にはこの優待のために投資を行う投資家も少なくないのですからおもしろいことですね。