かたなのきれあじ!!!

本年度もひとつよろしくどうぞ★

TheTimeIsRipeforInvestment34「アノマリー」

2006-12-06 13:32:34 | ご隠居のフォルダ
 気づけばもうクリスマスシーズンへまいどどうも、ご隠居です。
 ついに東京の西の都、某市では今年初の氷点下を記録したようでございます。気温の変化が激しいですから、体調崩されないようお気をつけください。ダウンしているときに絶好の投資チャンスがやってきて逃すというのは非常にもったいない、どころか経済的に見ると機会損失というコストになってしまいます。

 さて本日は、「アノマリー」。
 「市場の変化について合理的な説明のできない現象」のことです。例えば、
・「12月の株価は安く、逆に1月の株価は高い」
・「月曜日の株価は高い」
・「2日から取引が始まる月は相場が荒れる」
といったようなことがあげられます。
 この内「12月の株価安」は節税効果が見込めることがあるため、と中途半端ながらも説明できますが、月曜日の株価が高い、など何でなのかは今のところさっぱりわかりません。分からないながらも、しっかりと傾向として現れている、これがアノマリーです。


 タイムリーにいけばクリスマス前になると新興カップルが急速に誕生する、というのも一種のアノマリーです。
 「クリスマス一人とかまじ寂しいし~」といった心理状態が売り急ぎ(=すぐに利益を手にしたいため標準より安くてもすぐに売ってしまうこと)をもたらしているということは容易に想像されるのですが、その心理状態がどう「普段なら成立しない取引が成立させる」のかは合理的に説明できないのです。
(クリスマスに二人でいられる自らの満足度によるものなのか、対外的風評を守るためなのか、等々)


 また、これこれはアノマリー、となっていても合理的に説明できるようになればそれはアノマリーではなくなります。アノマリーの筆頭例だめんずうぉ~か~、その男性版等も将来的には解明されると個人的には予想しています。


 人間で構成されているマーケットにおいては、勿論大前提としてロジカルなものは必要であるが、そうでないことも往々にして起こりうる。それを認めたうえで把握していく必要がある。これを「行動経済学」という比較的新しい経済学です。
 行動経済学も非常に理解しやすくまた面白い分野ですので、積極的に紹介していこうと思っています。


最後に一例として:
 「高校から付き合っていたカップルが大学生になるとあらかた破綻する」というのはアノマリー?
キーワード:株式非公開 株式公開 TOB 


 次回は「インデックス」の予定