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2日付 日経  「岐路に立つ日本の国際映画祭」。( 釜山映画祭の後の東京国際。^^)

2006-09-03 01:41:06 | 韓国映画
日本経済経新聞の2日付朝刊文化面が興味深い「映画祭、20年目の岐路」

記事の内容は、東京国際映画祭が来年20回目を迎える事と現在の日本の国際映画祭の現状を報告したものだった。

記事要約

・東京国際ファンタステイック映画祭の休止

10月に開催予定だった東京国際ファンタステイック映画祭の休止(1985年創設)幕引きの理由は資金難。制作に関わっていたニッポン放送によると6~7年前から冠スポンサーが撤退し5千万円超の予算を持ち出し、映画祭を支援してきたが・・あくまでも再開を念頭に置いた「休止」と言う。


・ゆうばり国際ファンタステイック映画祭の休止

財政難で破綻した北海道夕張市からの支援も受けられず見直しの為・・中止。

・アジアフォーカス福岡映画祭の来年に向けて限られた予算を有効活用する為の内容も含めての検討中の現状

・資金不足が予想される山形国際ドキュメンタリー映画祭

89年から2年に1度開催した山形市からの09年以降の資金援助が取り付けられない可能性からの資金難の苦悩。

映画祭のジャンルの性格上、政治的な作品も少なくなく事務局内で上映の議論など起こっていたが、今後 独立(NPO)的な映画祭になる事で 資金援助と言うしがらみでの・・上映取りやめなく自由な企画も可能になると、つまずきをバネにして事務局長は期待している。

映画祭事務局が「寄付をお願いします。」と言うファンや関係者向けて1500通の呼びかけの手紙を7月中旬に発送したと言う。

・「カンヌ」を目標の東京国際映画祭

来年2007年に20年目を迎える東京国際映画祭の取り組み。

85年のスタート時に比べると予算は12億8千万円に倍増。

今年は海外の合作映画への製作支援に乗り出す。

チェアマン角川歴彦氏の3年前からの内容面・資金面の改革(レッドカーペット・
映画マーケットetc・・)

・東京フルメックス映画祭のプログラムデレクター市山尚三氏の言葉

世界的に映画祭が殖える中で「漫然と同じことを繰り返すだけでは存在の意義を問われる」また 製作支援や短期映画学校の開設、マーケットの創設など「主要な映画祭は90年代以降、映画を見せること以上の役割を担おうとしている」

最後に文化部の記者(窪田直子)は
[個性を磨き、魅力を高める努力がますます求められる]。と締めくくっている。

ホントにどの業種もあてはまるような言葉だが今の競争社会において痛感する言葉であった。

ps:個人的な意見なのですが、東京国際映画祭はあまりにも開催時期の近い釜山映画祭と共同連携してその時期に開催するアジア限定企画など考えても面白いとは想うのですが・・いかがなものなのでしょうか?・・・。(日韓ワールドカップ開催のように2国で世界を相手に。。)


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