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韓国の上映時にはセリフを入れ替えた!? 映画「ワイルドスピード×3」TOKYO DORIFT

2006-08-23 01:24:56 | 韓国映画
本日は韓国でも上映されたハリウッド映画(古い?)
「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」を鑑賞させて頂いた。
(9月16日(土)全国ロードショー・UIP配給)

本作の日本ロケでの主要シーンは撮影許可がまったく下りず あきれ果てて予定を繰り上げて帰国した撮影隊の事は未だ記憶に新しい。東京のフィルムコミッションも大変だつた事でしょう・・断るのが^^。
(う~ん映画を観て感じましたが・・渋谷や都内での走行シーンは・・ロケ当時は同情もしましたが、見てからは同情する気持ちはどこかへ・・^^。
まあ皆さんも1度観て下さい。凄いから。ちなみに日本でロケの許可が下りなかったシーンや怒って帰ってしまって撮影出来なかった渋谷でのシーンは帰国後ロスのダウンタウンに渋谷の街並みを再現して撮影したそうです。それだったら早いうちにそうしろよ!あなた達の要求は高くて日本ではできましぇ~ん^^。車もクラッシュ! メチャクチャ)

物語:カルフォニアに住むスピード狂の不良高校生が車がらみの事件を起こし・・少年院に行くか、街を出て行くかに迫られる・・軍人である父を頼って日本に来る事となり物語は始まる・・。
本作はタイトルからもお分かりの通りカーチェイスが売りの第3作目の映画である。
映画とは世界中どこでもフィルムがあれば持ち運べ上映出来る。
上映する国が映画と同じ公用語でなければ、吹き替えや字幕で現地の言語に変更されるのは当たり前の話。

しかしながら映画の中で自国の悪いイメージや偏見・差別的なセリフや表現が出た時は、映画を見ていてもあまり気持ちが良いものではない。
劇中のセリフを変えることはストーリーの流れの事もあり安易ではないが、もし直訳しなければならないのなら少しやさしく時にはやわらかくしてほしいものである。
実際的には映画は表現の自由がまた素晴らしい要素でもあるのでなんとも言えないのであるが・・。


本作の劇中にこんなセリフがあった・・車によるドリフト対決時に大切な改造車を名も知れない者(主人公)に貸してくれた人物との会話。主人公は日本車の改造車を褒め称え「ほんとにいい車をありがとう・・」 相手役「ヒョンダイの方が良かったか?」と言いお互い少しニヤけてヒョンデ車を馬鹿にしたような?会話が出てきた。
(ヒョンデ(現代)車は近年日本の日産・ホンダ車の販売数を抜く程に成長した世界的な韓国の自動車メーカーでありアメリカでは安く品質が良いと評価は上がり調子の車だ。最近は為替の変動で日本車と価格が同じ位になり苦戦していると報じられているが。)*ヒョンデは韓国読み ヒョンダイは日本人発音。

小ばかにしたシーンだけではない。韓国の人が誇らしげに観たのだろうなと思えるシーンが、その数分後にあるのだ。韓国のメーカー・サムスンの渋谷にある巨大なネオン広告が空撮され画面いっぱいに眼中に飛び込んでくる。(裏の映画タイアップ等の諸事情は知らないがサムスンが日本のメーカーと錯覚してしまう他国の人がいるのではないだろうか?と感じされられてしまうインサートカットだった)

韓国でも上映された本作「ワイルドスピード TOKYO DRIFT」のアメとムチの様なこれらのシーンはナショナリズムが強い韓国人観客はどの様に感じたのであろうか? ヒョンデ車をなじる様なセリフを言った日本人役の俳優はきっと韓国人の脳裏には深く焼きついた事でしょう^^。

今回話題にさせて頂いたシーンは韓国で上映する時には・・・
「スバルのレガシーなら良かったか?」とセリフも丸ごとすり変えられていたりして^^。

恐るべしハリウッド世界戦略。まだそんな事をしているのか~!?
参りました。ジャンジャン^^。

ハリウッド製作の日本での東京ロケ作品、
参考までにぜひ一度ご鑑賞をば。

*「ワイルドスピード TOKYO DRIFT」参照URL
http://www.wx3.jp/top.html


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