第一回沖縄国際映画祭のオープニングセレモニーが沖縄の北谷町で開催された。映画祭には＜お金が掛かる＞そして＜人脈＞。この２つをクリアしなければ映画祭は開催することは出来ない。東京国際映画祭の大手スポンサーの一つがパチンコ機器メーカ(SANKYO）であることはご存知であろうか？
今回の沖縄国際映画祭に賛同したのもパチンコ機器メーカーの一つである（KYORAKU)という会社である。
同じパチンコ業界でも映画祭への入り方が、まったく違う。
東京国際は、オフシャルスポンサー。沖縄国際の方は、フレンドシップパートナー。
この（KYORAKU)と一緒に、本沖縄国際映画祭を＜舵を取る＞のが、昨年 米国最大手のタレント・エージェンシー「ＣＡＡ（クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー）」と業務提携したことも大きな話題になった あの吉本興業である。
（ＣＡＡは、ブラッド・ピット、ブルース・ウィリス、キャメロン・ディアスをはじめ歌姫・ビヨンセやスティーブン・スピルバーグ監督らそうそうたる顔触れが契約していると言われている。）
吉本興業は、よしもとのタレントが出演しないTV番組などは考えられないと言われるほどの総合エンターテイメント企業へと成長している。
もはや吉本は、日本に留まらず既に数年前からアジアへとその戦略を拡大させているのだ。
その＜日本及びアジアに伸びるエンタメ人脈＞を映画祭を通じてより一層飛躍させようとする吉本と、＜アミューズメントにエンターテイメントコンテンツ＞を積極的に融合させて行こうとするKYORAKU。
両社の戦略が見え隠れする。
長～いリムジンで到着する有名人は？？
レッドカーペット入り口に乗り着けるVIPや俳優達。
導線の両脇からは、ギャラリーの雄たけびの様な歓声が＾＾。
「ギャー！！ウァーー！！」
海岸沿いの特設会場までの長～い導線。
途中にフォトセッションの場所も設置されている。
開幕式の総合司会にはヨシモトの今田耕治氏。
成功している映画祭には、ある傾向が存在しているように思える。世界的なカンヌ、アジアでは格では東京国際だが、映画祭としては釜山がアジアでは１番であろう。２つの映画祭が業界人と共に愛されているのは、先ずは人を呼び寄せるロケーションであると言っても過言ではない。
つまり時を忘れ、リラックスさせる雰囲気＜自然を味わえるリゾート地＞ということがキーワードのようだ。
今回開催された沖縄国際映画祭は、＜自然を味わえるリゾート地＞というポイントをアジアで開催されている映画祭の中では、
トップクラスの条件に位置している。
この映画祭の飛躍するかどうかは、開催を継続し続けるかどうかに掛かっているであろう。
あのアジア最大といわれる釜山国際映画祭の第一回目は、ホテルも１つぐらいしかなく回を重ねる事により、釜山というイメージUPに伴い街自体が、ホテルが立ち並ぶ大きな＜自然を味わえるリゾート地＞にへと変貌して行った。
ちなみに毎年１０月頃に開催される釜山国際映画祭は、今年で１４回目である。
第一回沖縄国際映画祭は3月19日～22日まで開催http://www.oimf.jp/jp/
綾瀬はるかさんの青春コメディ映画「おっぱいバレー」は特別招待コメディ作品オープニング作品
板尾氏は、今回自ら監督した作品を映画祭で上映。
今回上映される「板尾創路の脱獄王」は監督デビュー作品
大沢たかお氏 一瀬隆重PD 紀里谷和明監督
特別招待作品オープニン時代劇作品「GOEMON」の映画人達。
早めに切り上げて上映会場へ。
紀里谷和明監督が独特のビジュアルで描き出す時代劇「GOEMON」（五右衛門）の上映会場前はギャラリーでいっぱい＾＾。
「LAUGH&PEACE」をコンセプトに、笑いと平和の気持ちを映像を通して伝えたいという思いの元に開催。
今後は総合エンタメ祭りと変貌させ＜歌＞＜笑い＞と拡張していく構想もあるという。
会場近くのオープニングレセプションパーティーも開かれる唯一の大型ホテル。
将来映画祭をきっかけにホテルが立ち並ぶ＜リゾート型 映画祭開催地＞に変貌することが出来るかどうかは、今後の運営に期待。
