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自国映画を「製作し劇場で公開する事の無駄」を気付かせる分岐点作品・・      映画「中天」(2)

2007-04-12 22:12:41 | 韓国映画
a>韓国映画バブルが巻き起こった昨年2006’ 
封切られた韓国映画103作品のうち、半数を超える55作品が新人監督による作品だった。

この年は、「今年はだれでも監督デビュー出来るチャンスの年」と噂されるぐらい韓国の映画界は新人監督を起用し制作を拡大した。
韓国では自国映画の製作本数は年間平均80~90本であったが、昨年06’はFTAの風も無視するかのように、強気で攻めているように感じられた・・・。

日本で公開される「グエムル」「ウェルカム・トゥー・トンマッコル」「王の男」と韓国内で歴代の観客動員数を記録した作品が、その勢いに反比例するように日本でコケまくる事も韓国では予想もすることなくバブリーに突き進んだのである・・・。

以下 韓国記事から引用

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作品の大半が完成度で評価を受けられず、興行収入も損益分岐点を超えられなかったという
映画制作・配給会社のCJエンターテイメント関係者は、封切り作品の半分以上が新人監督の長編デビュー作というのは驚くべき現象だという。

映画専門家の多くも、新鮮なアイデアを持つ監督のデビューの機会が増えるのはいいことだが、昨年のようなケースは正常ではないと指摘した。
ある映画評論家は、制作者サイドが比較的報酬が安く仕事を依頼しやすい新人クラスの監督を好むために起こった現象だと説明した。

映画化するには恥ずかしいというレベルのシナリオで経験のない新人がメガホンを取った作品を見ている観客は、一種の実験に付き合わされているようなものだと鋭い指摘を浴びせた。
こうした映画界の体質が全般的な質の低下を招き韓国映画の人気を失墜させたと、映画専門家らは指摘している。

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韓国大手映画会社CJエンターテイメントは、記事の中で「封切り作品の半分以上が新人監督の長編デビュー作というのは驚くべき現象だ」という。

韓国映画界に「新人監督のこれからの起用を見合わせるべき」と認識させた映画が昨年 意見を発言しているCJ自体製作公開した
時代劇映画「中天」なのである^^。

昨年末に封切られたチョン・ウソン主演「中天」が{韓国映画製作の分岐点となる}最悪の成績結果を出してしまったのだ。


*チョン・ウソン主演 期待の大作映画「中天」は新人監督を起用し撮影に挑んだが、興行的にも失敗し酷評され終わってしまったのである。

韓国映画界は、昨年06’下半期から公開した大作の興行的不振や又スクリーンクォーター制縮小の議題も上がるFTAの来年07’締結の予想を見越して・・業界自体の映画製作の意欲にブレーキを掛ける事件?へと巻き込まれていく・・・(続く)