連日の猛暑で、我家の僅かな菜園にも朝夕の水やりは欠かせず 「 野菜を育てるには、多くの水がいるなぁ ~ 」 と、感じている今日この頃です。
我国は世界各国から 小麦、大豆、トウモロコシ などの食料を年3000万トン以上も輸入しており、日本の食料自給率は40%である。オーストラリア、カナダ、アメリカ、フランス は100%を超えており、日本は先進国の中では際立って低い。
” 仮想水 ” ⇒ 輸入食料を国内で生産したと仮定した場合に必要な水の量。
我国の輸入食料を ” 仮想水 ” に換算すると640億トンになるという。国内で使われている農業用水は550億トンで、それをはるかに上回る量だ。一方、日本の年間降雨量は1700ミリで世界平均より高いが、人口一人当たりにすると世界平均の3分の1に減る。また、国内では年2000万トンの食品廃棄が家庭や外食産業、食品工場で発生しており ” 仮想水 ” に換算すると240億トンにもなる。
まとめると 『 人口一人当たりの降雨量が少なく、食品自給率が際立って低い日本は、年間640億トンもの ” 仮想水 ” を輸入している反面、一方では240億トンのムダをしている 』 ということになる。政府は 「 我国の食品自給率を10%引き上げる 」 といっているが、そのためには農地や人手の他に、160億トンの水が必要になってくる。
私たちは水を大切にしなくてはらない。食べ物=水 という考え方で、食べ物を捨てるのは水を捨てるのと同じ。食べ残しをしないことが水を大切にすることになる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます