日本の紙幣には NIPPON GINKO と印刷されている。
「ニッポン」 を検索してみると、日本ハム、日本ペイント、日本郵船、日本製紙、日本光電、日本興亜、日本新薬、日本アンテナ、日本ガイシ、日本ハムファイターズ、日本放送協会 などがある。
一方 「ニホン」 では、日本テレビ、日本旅行、日本地図、日本郵便、日本大学、日本経済聞、日本航空、日本生命、日本年金機構、日本政策金融公庫、日本犬、日本工業規格、日本海、日本相撲協会、日本画、日本商工会議所、日本輸出入銀行、日本武道館、日本芸術院、日本学士院、日本医師会、日本料理、日本舞踊、日本脳炎、日本棋院、日本史、日本酒、・・・ どうみても 「ニホン」 の方が 「ニッポン」 よりも優勢のようである。
オリンピックなどスポーツ関係では、NIPPON に統一されている。が、日本オリンピック委員会は、「ニホン」 と読むらしい。
「ニッポン」 「ニホン」 の両方を認める例として 「日本語」、「日本銀行」(紙幣ではNIPPON GINKO、でも実際には 「ニホンギンコウ」 と言っている)がある。
基本的な 「日本人」、「日本語」 が曖昧で、国名 『日本』 とて、どちらか一方に決めかねているというのだから、困ったものだ。