神浜急行電鉄車両部日報

国電大好き大学生が綴る模型メインの鉄道系ブログです。
たまに撮影報告や二次元系が混ざるかも。
よろしくお願いします。

LED換装工事(207系900番台整備③+α)

2013-09-02 16:22:37 | 207系900番台(N)
はい、今回も旅行記はお休みにして(次の記事書きにくいんで…誰かコメントを…)放置車両と化していた207系900番台の工事の記事です。(まだ塗料を買っていないので出場はまだ先になりそうですが)


では今回はマイクロエース特有のなんだか妙に白い(薄いレモンイエロー?)のヘッドランプの改善をしようかと思います。

(ちなみにこのLEDは青白すぎる白色LEDより蛍光灯の色には近いように思うので方向幕とかにはいいんですけどね…)


では今回は初心者の方にも取組やすいよう、全行程写真つきで紹介しちゃいます!

まずは車体の分解です。







写真のようにライトユニットのない側から指で車体を少し広げ、床板をななめ後ろへに引き抜きます。

(中間車では特に気にしなくてもいい製品が多いですが、KATO製の場合はライトユニットの台座があるのでない側から抜いたほうがよい気がします)


↓床板を外すとこんな風にライトユニットが見えてきます。




↓駄目な例




このようにはしないでください。(外れなくて余計な力がかかってパーツが破損したり、ライトユニットの接点を破損する可能性があります)


続いてライトユニットを外します。





写真のようにして斜め後ろへ引き抜きます。
この時余計な力がかかるとテールランプ部分のレンズを破損してしまいますので気を付けてください。(私のように破損してしまった場合は折れたレンズの先端部分を少量の接着剤で車体側に接着してしまうといいと思います。接着剤が導光の邪魔をして多少テールランプが暗くなりますが、なくすよりはましですから)


↓外したライトユニット




↓見事にテールランプのレンズ部分が失われたライトユニット…orz




でもこの程度ではくじけません!
さぁ次の工程に移りましょう!


さていよいよライトユニット自体の解体を行います。







写真のように爪の部分にマイナスドライバーを突き立てて外していきます。


↓爪が外せました




後は基盤を取り出して分解は終了です。


↓取り出した基盤




(尚、写真では撮影のため基盤の接点部分を持っていますがこのような持ち方はしないでください。破損の原因になります…ってこの後、実際に壊して付け直す羽目になりました。お気をつけて)


ではいよいよLEDの取り換えなのですが、その前に少し下ごしらえをしましょう。

実は今回使用したLEDは通常の砲弾型、対してマイクロエースオリジナルのものは平べったい長方形なのでそのままでは付きません。そこでLEDを鑢で削って加工していきます。


↓左が加工前、右が加工後です。




一応このぐらいまでは削っても大丈夫なようですが、取り付け前に点灯の確認は必ず行いましょう。

また強度が低下していますので無理な力がかかると…


↓半田付け最中に悲劇が…




一回のミスで10~20円程度の損失となってしまいますから気を付けましょう。


ではまず、作業のため基盤を写真のような万力に固定しましょう


↓準備完了!




今回は下の写真の丸を付けたLED(ヘッドライト用)を交換します。


↓今回のターゲットはこいつだ!




では半田ごてを当てていらないLEDを撤去しましょう。
(鏝を当てながらペンチで引っ張るとうまくいきます)


↓イメージ画像




はい、無事に取れました





ちなみに残った半田は取り付けの際に邪魔になりますので、余ったリード線を吸い取り線代わりにして写真のように除去してしまいましょう。


↓半田除去(イメージ:写真では面倒だったので取り付けも同時並行してます。)




ではいよいよ取り付けです。

今回の基盤ではLEDの足の長い方が車体中央にくるような向きで取り付けとなります。
(テールランプも同様に長い方が車体の中央)


↓この向きです




ちなみに基盤にすでについているLEDの極性の見分け方は下の図を参考にしてください


↓LEDを書いてみた




一応お断りしておくと図は私神急が適当に書いたものですし、極性に関する知識も怪しい気もする(一応は調べましたが)ので万一間違っていても責任はとれませんので…。


↓一応完成!



基盤にさして半田をさっと流せば一応完成です。

では点灯試験をしてみましょう。


↓点灯試験の様子




どうやらうまくいったようです。


では写真のように余計なLEDの足を切り離して


↓切ったLEDの足と完成品




車体に組み立てて完成です。


ではお待ちかねBefore・Afterと行きましょうか!



~BGM~

まぁなんということでしょう!


色がおかしな上に光量不足だったヘッドランプが美しい橙色に輝いています。


↓左が加工前、右が加工後(なお二両には同じ電圧をかけています)






電圧を上げるとハイビームが再現できるのは匠の遊び心があってこそ。
これで夜間運転でも怖くはありません。


↓副産物はハイビームでした(もちろん同じ電圧がかかっています)




今回のリフォームの費用は…

たったの20~30円。

なんということでしょう。

たったの30円とあなたの勇気で車両は見違えるのです!






では+αも公開しましょうか。

現在入場中のDD51のトップナンバー。

この製品もライトが残念(黄色のLED…)なので大体同じ加工を行いました。
(こちらは工程は省略で結果報告のみとします)


↓Before




↓After




↓そしてこいつも…ハイビーム!





今回の記事はいかがでしたでしょうか?

今回は電装品をいじったので半田付け関連で特殊な工具が出てきましたが、いずれも○急ハンズなどで1000~3000円程度で手に入ると思われます。

興味を持った方は是非、この記事を参考にしてトライしてみてください。


さぁ、次はあなたの番です!

押し入れに寝ている車両たちを世界に一両だけの一品に仕上げてあげてください!


それではまた


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 車両加工へにほんブログ村

にほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿