神浜急行電鉄車両部日報

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本当のさようなら? AU712最後の搭載車、クモハ300-4解体か?

2017-04-16 20:47:42 | クーラー
こんばんは神急です。


本日、国電ファンには非常にショッキングなニュースがtwitterで流れました。

それは大宮総合車両センターの端、新幹線高架下の場所に保管されていた301系の内装の解体が始まったというものでした。

その一報を受けた時私は用事が済んだので家に帰ろうかと思っていたのですが、これはまずいということで現地へ急行してみました。


↓用事を済ますついでに撮影した京急2000






迷いながら、大宮駅付近をさまようこと約20分、ようやくその姿を拝むことができました。


↓夢にまで見た301系




引退から10年以上放置され各部が痛んでいますが、さすがはアルミ車体。錆汁が垂れたり穴が開いたりということはなさそうでした。
前にこの場所に来たときは他の車両に阻まれてほとんど見ることができなかっただけに妻面と側面しか見えないとはいえ、感動しました。(でも逆に言えばこのにあったはずの車両が解体されたから見えているわけでそう考えると複雑な気分でもあります)

そして車内を見ると…たしかに椅子が取り外されています。さらに妻板の札挿しが撤去され、痛々しい跡をさらしておりました。


↓撤去された椅子と札差を撤去した跡が見えます




残念ながらこれは解体の準備である可能性が濃厚といえます。


また、301系の奥に止めてあるEF80も一部のグリルが撤去されており解体の準備が進められているように見えました。

↓貴重なEF80も解体なのでしょうか…





悲しいですが、これが現実ですので悔いがないようにと夢中になってシャッターを切ります。
またこのクモハ300-4は現存する最後のAU712クーラー搭載車であると思われます。

昨年の115系訓練車の解体で本線上からAU712が消滅してしまいましたが……この301系が解体されると日本から完全にAU712クーラー搭載車が消滅してしまうと思われます。


↓AU712クーラーも本当に見納めになってしまうやもしれません……




↓AU712の配管と妻窓が同居しているのはこの301系のみの特徴であったと記憶しています




103系や101系、201系や203系などの通勤型では更新工事の際などに妻窓が埋められるケースが多かったのですがなぜかこの301系だけは最後まで窓が残されておりました。


↓おそらく見納め、特徴的なランボードと高圧引き込み線?




AU712クーラー搭載車の特徴である大型のランボードをじっくり観察する機会がなかったので今回見ることができてよかったです。また今回の観察で301系では配管の引き込み部に特徴的な台座があることがわかりました。



さて、今回解体の危機に瀕している301系とEF80。
もはや状況は絶望的であり、車両全体が保存される可能性はほぼ0となってしまいました。

でも私はさよならは言いませんでした。きっとどのような形であれもう一度姿を見せてくれる、そう思いたいからです。

たとえカットモデルになってでもその姿を後世に残してもらえれば……そう思わずにはいられませんでした。


それではまた

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