人間らしく生きるということの、本当の意味を考えてみる。第４３回。

土曜日は眠った。

ひたすら眠った。

モルヒネの副作用なのか、
身体がだるく、
動く気力がわかない。

いっそ、身体を休めることに
専念することにした。

中京競馬が始まっているらしい。

見に行きたいと願いながらも、
この脚では無理だと悟る。


東大が防衛省に協力拒否していたことがわかった。

機体不具合究明は「軍事研究」と判断した。

防衛省が今年５月、
強度試験中に不具合が起きた航空自衛隊輸送機の原因究明のため
東大大学院教授に協力要請したところ、
大学側が「軍事研究」を禁じた
東大方針に反すると判断し拒否したことが５日わかった。

防衛省は文部科学省を通じ東大に働き掛けを強め、
方針変更を促す構えだが、
文科省は大学の自治を尊重し消極的。

まだ、日本の学問の最高機関は
立派な態度をとったと感心した。

それでも、
防衛省と政府は、
東大だけではなく、
全ての大学に、
軍事研究に貢献することを求めていく方針だと言う。

日本の教育そのものを、
戦争に近づけていくと言う方針だ。

言いたいこと、
自分が正しいと思うことが、
本音で言えない時代になってきている。

国民の意識が問われ、
国の方針がそれによって決定されると言う
大変な状況に
誰が気づいているのだろう。