kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

広島県立美術館特別展「大恐竜展」

2016年07月30日 | 展覧会
「大恐竜展」
会場:広島県立美術館
会期:2016年7月23日(土)~9月4日(日)

夏だ!自由研究だ!恐竜だ!ということで、県立美術館の「大恐竜展」。
中二病の男子のご多聞に漏れず、ワタシも巨大なものが大好き。恐竜も怪獣も戦車も巨大建造物も宇宙も大好きだ。



【1Fロビー】

「美術館で恐竜」だが、県立美術館が博物館的な役割を果たしていることも考えると個人的にはあまり違和感がない。それでもチラシや館内説明で「復元作業」に人間の手が介在していることを強調するあたりに館側の執念を感じるなあ。

【執念を感じさせる解説】

展示の方はとにかくデカイ!めまいがするほどデカイ!
骨格模型に復元生体モデルと想像していたより、遥かに大きい。館内は写真撮影がOKなのだが、なかなかその巨大さが伝わらない。





巨大な骨格や内臓、筋肉組織から維持するための栄養源とか食物連鎖がどのように成立していたかなど興味がつきない。


また、復元生体モデルの造形が見事で、仕上がりを見ているだけでも飽きない。泣き出すちびっこもいるんじゃないか。残念ながら、ウチの小僧ももやはちびっこではない。






さて、中高生の頃、ミリタリープラモデル好きだったワタシは、模型雑誌などで恐竜の特集が組まれると何が面白いのか、正直分からなかった。百科事典を眺めることと一緒にしか思えなかったからだ。

しかし、本展を見たら断言できる。再現・復元は面白い!

ワタシ自身が「アンティーク銃をフルスケールで再現する」という奇特な趣味を持つようになったせいだが、限られた資料や状況証拠の中から、実物を想定し、立体化していくプロセスで頭と手を使うのは、楽しくてしょうがない。

解明されていない謎や誤った認識に頭を悩ませるのだろうが、そこもまた楽しいし、まだまだ新発見があるというのは夢のあることだ。恐竜想像図の変遷モデルなど小さいながらも知的好奇心をくすぐられる。


惜しいのは会場の関係で、展示ボリュームに食い足りなさが残ること。展示点数が5倍くらいあっても大丈夫だぞ。隣の縮景園に侵攻しよう。

ところで、ウチの奥さん、海の巨大生物と毛の生えた怪獣が苦手。ウルトラマンのウーなんかとても怖いらしい。最新研究に基づく、ロンゲの恐竜とか毛むくじゃらの恐竜なんて、全くダメだろうな。


【毛むくじゃらの恐竜】

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