イ・ジョンヒャン監督の感動ドラマ。
「美術館の隣の動物園」とこれまた懐かしい映画もイ・ジョンヒャン監督だったのですね(驚)
公開は「美術館の~」が先ですが、監督の母方の祖母に受けた無条件の愛について
これより先にシナリオは書かれていたようです。
監督の最新作はソン・ヘギョ主演の「今日」(2011)
サンウは私自身でもあるようで、突然の田舎暮らし、突然のおばあちゃんとの同居暮らしに戸惑い馴染めず
悪ガキ三昧に振舞う様子に仕方ないよなと思いつつ不快で苛々もした。
口笛を吹いて得意げな顔がまた憎々しくも可愛らしいユ・スンホ。
少しずつ心を開いて、素直に振舞ったり正直になっていく、
ちょっとした表情で気持ちを表すのも天才子役と言われるスンホくんさすが上手い。
おばちゃんを演じたキム・ウルブンさんはじめ、サンウ以外のキャストは
ほぼ現地でオーディションをした素人だそうで。
それがドキュメンタリーのようでリアルに生活観があっていいのでした。
母親が迎えに来ておばあちゃんとの別れのシーン。
大切にしていたカードの裏にハガキ代わりにして、サンウがおばあちゃんにと
ただ出すだけでいいように、届けばすぐ駆けつけるからって
次々と映し出されるところで涙ぼろぼろな私。。
私はおばあちゃんっ子ではなかったけれど
言葉ではなくても伝わるその存在そのものが愛、にとても感動しました。
(サンウの母には伝わっていないのだろうな。。)
[あらすじ] 母親が仕事を見つけるまで、田舎のおばあちゃんと暮らすことになった7歳の少年サンウ。
耳が遠く、口もきけないおばあちゃんをバカにしていたサンウだったが、
精一杯尽くしてくれるおばあちゃんに次第に心を開いていく。。
キム・ウルブン ・・・おばあちゃん
ユ・スンホ ・・・・・・サンウ
トン・ヒョヒ ・・・・・・サンウの母
「おばあちゃんの家 [ キム・ウルブン ]」
受賞
2002 第39回 大鐘賞映画祭/最優秀作品賞,脚本賞(イ・ジョンヒャン)、企画賞(チューブピクチャーズ)
2002 第3回 釜山映画評論家協会賞/審査委員特別賞(イ・ジョンヒャン)
2002 第10回 春史羅雲奎映画芸術祭/審査委員特別賞
2002 第22回 韓国映画評論家協会賞/音楽賞(キム・デホン,キム・ヤンヒ)
2003 第39回 百想芸術大賞/大賞
2002 第50回 スペイン サンセバスチャン国際映画祭/新人監督賞部門 特別言及賞
p.s. sangoさん、ありがとう☆
「「今日」DVD(+英語字幕)」
「[中古] 美術館の隣の動物園」