やまめの庭つくり

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2015-05-21 | 植物
もうすぐ6月,8日くらいから梅雨に入りそうだという話です.

バラの季節が終わりに近づき,やまめの庭ではクレマチスが花盛り.

‘テンテル’は,可憐な花がたくさん付いて,ますます可愛いkirakira2



常緑のアーマンディに絡ませていく予定です.



赤いバラには,これ.



鉢についていたタグは‘ペンネルズ・ピュリティー’とあったのですが,ネットで見ると完全な人違い・・・残念ながら本当の名前は,わからないまま.

でも,雄しべの雰囲気が好みです・・・heart



国際バラとガーデニングショウ1

2015-05-19 | イベント
今年は国バラに参加している色々な展示やガーデンをあまり余裕のある気持ちで見ることが出来ませんでした.残念・・・・alienase

ただ,やっぱりそれなりにマニアックなところに興味を惹かれたり,新しい事を知る事が出来たりしたので,収穫もありました.
少しずつここに書いていきたいと思います.



やまめが参加したRHSJの紹介ブースでは,真ん中に晴海の園芸装飾セミナーでも使用したボートを利用し,緑いっぱいの装飾を行いました.

植物による癒しの世界へいざ,船出・・・

周りのガーデンや装飾がバラ,バラ,バラ・・・item2item2
なのに対して,この装飾は遠くから見ても異色で目立っていました.

柑橘の香りやハーブに触れて香りに癒されたり,楽しんでもらう目的で作られた装飾.

樹木は左からジャボチカバ(一番背が高い木),シマトネリコ(背景手前),ダイダイ(ボート),グミ(背景),オリーブ(ボート),レモン(背景右)と,かなり大きな樹木が入っています.

その中で,最もお客さんを惹きつけてやまなかったのは,ダイダイでした.

年配の方はほとんど足を止め,「これは何の樹ですか?」と尋ねられました.
いえ,文字通り老若男女,みんな興味津々でブースに来てくれるので,例年より人が多く感じました.

会話は判で押したように,
「これは何の実ですか」から始まり,「えっ!大きい!!」と感嘆し,ついで昔庭にあったとか,何故花と実がついているのかとか,花の香りについて等の感想や質問で盛り上がりました.

実は香りについては右のレモンの満開の花が,ジャスミン顔負けの濃厚な香りであたり一帯を被っていたので二つの柑橘の香り聞き比べもしてもらったり・・・

今回のダイダイに対するお客さんの反応を見ていて,柑橘に対する人々のあこがれとか,気持ちの高まりとか,小さい頃の思い出の投影とか,収穫の喜びなど色々感じるものなんだと言うことを知りました.

みんな,ちょっとうれしそうに花の香りを楽しみ,実をそっと手の上に乗せて重さを測ってみたり・・・
大きなダイダイを見て,テンションが上がる人は結構いるんだなぁと認識を新にしました.



味についても聞かれましたが,最終日の撤収で実が採れたので,皮を剥いてみました.
すると・・・



皮はすごくいい香りkirakira2
本当に癒されました.

ただ,実は皮に比べて小さっyellow25symbol5

やはり,お正月のお飾りとして縁起物ではありますが,食用ではいまいちっぽいです.

季節的には今頃が収穫の時期なのかも知れません.

今回は柑橘と人について,色々勉強になりました.



苺,初収穫

2015-05-19 | ガーデニング
日曜日,国際バラとガーデニングショウの最終日のため,夕方からのバーゲンセールとブースの撤収作業を行い,帰宅したのは夜11時.

往復4時間,西武球場って遠いase2

今日は園芸店を巡って,植栽の準備下見をしようかと思っていましたが,どうにも身体がだるくて,結局庭先の花がら摘みをしただけで後はゴロゴロして終わりました・・・・nose4

国バラでのガーデン作品や新しいバラの情報は,もう少し元気を取り戻してから書きたいと思います



ところで,ベランダで苺を育てているのですが,最初の一粒が熟したので,yadoroku氏と半分ずつ食べてみました.



サントリー本気野菜シリーズの四季なり苺,ドルチェベリー.

その名の通り,甘さが強かったのですが,熟しすぎたのか,酸味が消えて甘いだけのような・・・

収穫の時期もきちんと考えないと,本当のおいしさを味わうことは出来ないんだなと思いました.

サントリーのHP「SUNTORY FLOWERS」を見ると,定植後すぐ咲いてくる花芽は切除し,株の養生に努めます,って書いてありましたaliensymbol5
今日みたので,時すでに遅し・・・

そんなこととは知らず,そのまま花をつけ,実までならせてしまいました.
株,弱ったのかなぁ?

とりあえず7月中旬までと,秋9月中旬~10月中旬に収穫出来るらしいので,肥料と水やりは頑張ってみたいと思います.



台風に備えて

2015-05-12 | バラ
台風から温帯低気圧に変わったとはいえ,外の雨音や暴風の震動が部屋の中でもよくわかります.

日中はまだ曇っていただけだったので,バラの散りかけている花を全部カットし,誘引せずおいておいた枝をとりあえずフェンスに固定しました.

明日の朝,悲惨な事になっていませんようにalien

脚立に乗って高いところの花がらを取っていると,下から見上げるだけのバラたちが,またちょっと違う景色に見えて新鮮でした.

花がらを摘むと,いきなりちょっと淋しくなりましたが,これから咲いてくるものもあるので,しばらくの辛抱です.

今日はピンク系のバラ達をアップしたいと思います.

ブラッシュノアゼット(OR)
強烈な個性はないのですが,遠くから見てもふんわりやさしい咲き方で,自由に枝を伸ばして好きなように咲いてもらっています.

メアリー・ローズ.
鉢で2年目.まだ花数はそんなに多くありませんが,昨年より大きな花をつけてくれました.

ローブ・ア・ラ・フランセーズ.
今年初の開花です.ヴィィクトリアンピンクと表現されています.
開いたらどうなるのか,楽しみですkirakira2

名前不詳.モスローズの仲間かも・・・と思っています.
砂糖菓子で出来ているんじゃないかと思うような,優しい光沢があります.

ヴァイオレット(OR)
地植にして2年目.着実に成長し,ツボミもたくさんつけていましたが,バラゾウムシに大半のやられてしまい,本来の魅力を見ることが出来ませんでした.
それでも,個性的な花色は小輪であっても他のバラの隣で目立っています.

名前不詳.ミニバラ.
もう10年以上この場所に居続けているのですが,少し樹形を整えるために花後に切る程度で,ほとんどノーメンテナンスに近い状態ですが,いつもきれいに咲いてくれます.






ワスレナグサ

2015-05-11 | 植物
先月まで行っていた鎌倉の現場では,池の周りにワスレナグサをたくさん植えました.

ワスレナグサは,本来多年草で,やまめの庭でも鉢植えで半日陰っぽい場所で元気に2年目を過ごしています.

よく見ると細かい毛がはえています.


梅雨の蒸れや夏の暑さに弱いことから日本では一年草扱いされることが多く,こぼれダネで増えることを期待されることが多いようですね.

ワスレナグサはヨーロッパ原産ですが,日本にも在来種でエゾムラサキという種がいるそうです.
この種は湿地が大好きで,花穂や萼に鉤状の毛が生えているそうです.

今回鎌倉の植栽に使用した品種は,すべてやまめの師匠セレクト.
一般的に一年草扱いされているものと,湿地で元気よく繁っていた宿根のワスレナグサ.

正式な品種名はわからないのですが,調べていたら,ひょっとしたら宿根の方はシンワスレナグサの仲間なのかな・・・と思いました.

英名はtrue forget-me-not又はwater foget-me-not.
ここからも湿地が好きなことがわかりますね.

学名のMyosotis scorpioidesscorpioidesは花序がサソリの尾のように曲がっていることからということですが,まさしくそのとおり・・



そして,品種改良された園芸品種に比べると花が咲く様子が地味・・・というのも,なるほどそうかも,と思うレベル.



手前の緑の部分が宿根のワスレナグサ,その後ろに青っぽく細かな花が一年草扱いのワスレナグサです.

葉の分量に比べて花の大きさや量は地味ではありますね・・・

ただ,師匠に教わったのですが,この宿根のワスレナグサ,湿地どころか,池の中にも平気で入っていってしまうくらいだそうです.

在来種のエゾムラサキの性質に似ています.鉤状の毛はないので,違いますけれど.





どーんと池の中に進出.

浅い流れの上に直接置くこと1.5ヶ月・・・

ほとんど水生植物ですね,こんなに繁っています.



今回のお仕事では,色々な勉強が出来ましたが,これもその一つ.

湿地を好むワスレナグサが作り出すこの優しげな景色.
忘れないようにしようと思いました.